冬の食べ物といえば、みかん。
箱買いしているご家庭も多いのではないでしょうか。
包丁を使わず、大人も子どもも手軽に食べられる果物ですね。
子ども
たくさん、みかん食べたいな!
けど、ときどき青白いぐにゃっとしたみかんが箱の中に混ざっているよ・・・。
Rumi
カビの生えたみかんだから食べないでね。
みかんをダンボール箱に入れたままにすると、カビが生えやすいよ。工夫して、長持ちさせよう。
カビの生えたみかんを見ると、あまり良い気分になれないですね・・・。
ダンボールいっぱいのみかんをカビを生やさず、長持ちさせるポイントがあります。
このポイントを知っておくと、カビでみかんを捨てることなく、美味しいみかんをたくさん食べることができますよ。
(今回紹介するみかんは、中生・晩生のみかんです。極早生・早生のみかんは、以下の記事をどうぞ。)
箱買いしたみかんはなぜカビが生えやすい?
箱に入ったみかんは、なぜカビが生えやすいのか?
理由は2つあります。
- 湿気や温度による影響を受けやすい
- みかんの皮が薄く破れやすい
湿気や温度による影響を受けやすい
みかんの写真を見ていると、とてもおいしそうに思えますね。
けど、みかんにとっては、満員電車に乗っているのと同じで、とても苦しい状態なのです。
みかんがギューッと密集することで、箱の中に湿気が溜まり、くさりやすくなります。
子ども
みかんは冬に食べるから、箱の中は涼しそうだよ。
Rumi
ダンボール箱は、空気を蓄えやすく温かいよ。
スカスカしているように見えるけど、みかん同士が集まると窮屈(きゅうくつ)なんだ。
Rumi
みかんが入った段ボール箱の底をさわってみて。
フニャフニャとやわらかいのは、ダンボールがみかんの水分をたくさん吸ったからだよ。
みかんの皮が薄く破れやすい
コロコロしてて小さな形をしているみかんは、大量に重なってしまうとかなりの重さ。
箱の中で重なり合っているみかんは、皮に傷が入ったり破れてしまうことがあります。
こうなると、破れた皮から水分が流れ出て細菌が付着しやすくなります。
Rumi
収穫や出荷のときに、薄い皮が破れやすいよ。自然に起こることだよ。
傷んでいるみかんとは、どんなもの?
ごめんなさい。こちらは、カビが生えかけているみかん。
以下の状態だったら注意!
Rumi
残念だけど、このようなみかんを見つけたら、真っ先に処分をしましょう。
子ども
なんだかもったいないなぁ・・・。
半分キレイな皮で、半分フニャフニャしているときも、食べないほうがいいのかなぁ?
Rumi
傷んでいる部分だけを取りのぞいて食べる方法もあるけど、無理して食べないでね。
箱入みかんの保存方法とカビを生やさないポイント
たっぷり入ったみかんを、カビを生やさず、全部食べ切りたい!
そんなあなたのために、注意すべきポイントをまとめました。
- 箱の中に湿気を溜めない
- みかんを並べるときは、スキマを空ける
- みかんを重ねて置くときは大きいものが下
- 10℃以下の風通しの良い場所に保存する
- 1~2日おきに配置を入れ替える
箱の中に湿気を溜めない
このまま箱の中に入れておくと、いつかカビを生やしてしまいます。
ダンボールがみかんの水分を吸って、湿ってしまうからです。
マメに新しいダンボールにみかんを移しましょう。
Rumi
水分を吸いやすいように新聞紙をダンボールの底に置くと効果的です。
みかんを並べるときは、スキマを空ける
ダンボールの底に新聞紙を置き、みかんが重ならないようにスキマを空けて並べていきます。
- みかん同士が密着せず傷がつきにくなる
- 風通しがよくなり湿気がたまりにくくなる
Rumi
チラシで代用していますが、新聞紙のほうが紙がやわらかく、水分を吸いやすいです。
みかんを重ねて置くときは大きいものが下
子ども
スキマを空けてみかんを並べるんだね。カンタン♪
Rumi
みかんを並べるときは、みかんの形状も確認してね。
1個1個大きさや重さがバラバラだよね。
- みかんを重ねるたびに間に新聞紙をはさむ
- みかん同士を密着させない
- 何段も重ねすぎない
- 形が大きいものや重たいものを下の段に置き、小さなみかんを上に重ねる
Rumi
形が大きかったり、ずっしりと重たいみかんを必ず下に置いて、軽いみかんを重ねるようを意識しましょう。
子ども
あ、みかんのヘタを下にしてるよ!
Rumi
あ、大事なことをもうひとつ!
みかんを置くときは、ヘタを下にして置いたほうがつぶれにくいよ。
みかんのヘタは、固く厚みがあって、重みもあります。
ヘタの重みで他のみかんをつぶしてしまわないように、ヘタを下にしましょう。
10℃以下の風通しの良い場所に保存する
子ども
みかんは冷蔵庫に入れたほうがいいの?
たくさんあると、冷蔵庫ギュウギュウになっちゃうよね。
Rumi
少ないときは、野菜室で2週間くらい保存できるよ。冷蔵庫に入らないときは、10℃以下で保存するとカビが発生しにくいよ。
- 直射日光が当たらない窓際
- 温度が冷えやすい玄関付近
- 高温多湿ではないすずしい場所
Rumi
エアコンの効いたリビングや蒸気がこもりやすいキッチンなど、空気が温かい場所にみかんを置かないよう注意してね。
1日〜2日おきに配置の入れ替えをする
みかんを新しいダンボールに移し、スキマを空けて並べても、安心してはいけません。
寒い冬であっても、気温や室温、湿度は、毎日変わります。
みかんの状態を定期的にチェックして、並べ方を変える必要があります。
子ども
あららら・・・。フニャフニャになってしまったよ。
Rumi
気温や室温が高いと、カビが生えやすくなるよ。毎日の温度をチェックして、自分の目でみかんの様子を確かめようね。
みかんを保存するときは、目で見て確かめることが大切です。
みかんの状態が悪くなっていないか、カビが生えていないか、注意してください。
みかんの配置を入れ替えて、たまった湿気を分散させることで、カビや傷みを防ぐことができます。
正しい保存とマメな入れ替えで美味しさ長持ち!
箱入りみかんは、温度や湿度の影響を受けやすく、皮が柔らかい上に破れやすいです。
狭い箱の中で、みかん同士ギュウギュウに密着し合っているため、傷みやすくカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。
- 箱の中に湿気を溜めない
- みかんを並べるときは、スキマを空ける
- みかんを重ねて置くときは大きいものが下
- 10℃以下の風通しの良い場所に保存する
- 1~2日おきに配置を入れ替える
子ども
コタツでみかん、食べたいな。
Rumi
みかんをおいしく食べるコツを知って、寒い冬を乗り越えようね。