デコポン(不知火)という果物を食べたことありますか?
「どうやって食べるの?」
って方へ、食べ方についてご紹介します。
デコポンは、てっぺんがポコッと膨らんでいて、皮が薄くて甘くてジューシーな果実。
甘みが強く、酸味が少ないのが、デコポンの特徴です。
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Rumi
安心してください。苦くありません!
補足
デコポンの品種は、「不知火(しらぬい)」です。
清見みかんとポンカンの交配種で、見た目や形は同じです。
デコポンは、熊本県果実農業協同組合連合会が所有する商標で、厳しい基準を満たした不知火だけが使える名称です。
糖度・酸度の品質基準 | 名称の区別の仕方 | |
デコポン | 糖度13度以上、酸度1.0%以下 | 熊本県果実農業協同組合連合会が出荷した商標 |
不知火 | 糖度13度以下、酸度1.0%以上 | JAに加盟していない農園が出荷したもの |
美味しいデコポン(不知火)の選び方と食べごろは?
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ドン、これがデコポンです。おへそがぽっこりと出てるのがなんだかかわいらしい。
デコポンあるいは不知火が販売されているのを青果売り場で見た方もいらっしゃるかと思います。
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Rumi
素通りせずに、まずは手に取ってみて。
- 重さ:ズッシリした重さ
- 形:丸くふっくらしている
- おへそ:しっかりと突き出ている
- 実の色と光沢:濃いオレンジで光沢感がある
- ヘタの色:緑色が残り、乾燥したり萎びていない
- 香り:強く甘酸っぱい香りがする
これらを満たしたデコポンは、ジューシーな果汁がたっぷり含まれ、甘味と酸味のバランスが良いです。
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デコポンを見ると、皮がしわしわなことがよくあります。
デコポンの皮は、薄くやわらかいため、皮にしわができやすいです。
デコポンは、清見みかんとポンカンの交配種。
清見みかんは、温州みかんとオレンジの交配種で、3~4㎜と皮に厚みがあります。
ポンカンは、手で皮が剥けるほど皮が薄く、甘くて果肉が柔らかいです。
どちらも、皮が剝きやすく、果汁が多いのが特徴です。
そのぶん、皮に傷が入りやすく水分が蒸発しやすいため、しわができやすいのです。
皮が厚く、丈夫そうに見えるデコポン(不知火)ですが、実は傷みやすい果物なのです。
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Rumi
常温保存の場合、1週間を目安に食べ切りましょう。
デコポンの皮の剥き方はカンタン?薄皮は食べられる?
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デコポンの皮は、カンタンに剥くことができ、薄皮ごと食べることができます。
皮を剥いてそのまま食べるときは、包丁を使う必要はありません。
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薄皮が気になる方は、デコポンを薄皮がある方向に向かって軽く揉んで剥きましょう。
薄皮が緩んで剥きやすくなります。
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親指と人差し指で薄皮の端をつまむと、ペリッとめくっていきます。
(片手にカメラのため、片手しか使ってなくてスミマセン)
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フルーツ大福のように、デコポンを丸ごと使う時は、重曹を使うと、白い部分がキレイに剥けます。
重曹を適量水に溶かし沸騰。デコポンを入れて火を止めた状態でお湯をくぐらせます。
10分程度放置した後、水でよく洗い流し、剥いてみましょう。
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Rumi
薄皮付きでわたしは食べていますが、全然苦くない!
あまりの食べやすさに、一気にパクパク食べ終えてしまいますよ。
デコポン(不知火)の保存方法
デコポン(不知火)の保存方法は、涼しい時期は常温保存で問題ありません。
しかし、保存方法や温度によって、味や栄養価が変わる可能性があります。
常温保存をするとき
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デコポン(不知火)は、3月~5月ごろが旬です。気温が低い時期は、常温で保存することができます。
気温が10℃以上になると、皮がしおれ始めます。そのときは、野菜室へ保存しましょう。
常温保存によって、デコポン(不知火)の糖度が上がり美味しくなります。
常温保存する期間が長すぎると、酸味がなくなってしまうので、食べ頃を見極めながら注意しましょう。
冷蔵保存をするとき
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デコポン(不知火)を冷蔵庫の野菜室に入れて保存すると、約2週間持ちます。
冷蔵庫に入れると、常温に比べ糖度が低くなる可能性があります。
糖度の高い状態で味わいたいときは、食べる前に常温に戻すとよいでしょう。
冷蔵庫保存では、デコポンの糖度が下がりますが、酸味は保つことができます。
デコポンに含まれるビタミンCは、冷蔵保存をすることで、損失を減らすことができます。
ビタミンCは、熱や光に弱いため、常温保存や冷凍保存では減少する可能性があるからです。
ビタミンCを効果的に摂取するためには、冷蔵庫保存が有効です。
冷凍保存をするとき
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デコポン(不知火)は、冷凍保存が可能です。
冷凍みかんのように、私は丸ごと冷凍しましたが・・・あちゃ、すぐに食べられません。(笑)
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Rumi
20分くらい常温で置いたら、写真のようにカットしたり、皮を剥くことができました。
解凍してすぐに食べたいときは、一口大で冷凍保存をしましょう。
一口大でラップやジップロックに入れて冷凍すると、皮が剥けないってことはありません。
これで、1か月ほど保存が可能です。
冷凍したデコポンを解凍すると、食感が変わり果肉が崩れやすくなります。
そのままシャーベット感覚で食べたり、ミキサーに入れてスムージーに活用するとよいでしょう。
デコポンを冷凍すると、果肉の水分がカチカチに凍ってしまうため、解凍すると果汁が流れ出てしまいます。
そのため、味は濃くなり、シャリシャリと崩れた食感になります。
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Rumi
冷凍デコポン、子どもたちに好評でした。凍らせるだけのお手軽スイーツですよ。
デコポン(不知火)の皮は、ジャムをつくることもできる
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デコポンの皮で、ジャムを作ることができます。
デコポンを食べたら、皮を捨てないでジップロックなどに入れて保管しておきましょう。
ざっくり説明すると、以下のとおり。
残った皮をできるだけ細かく刻みます。(ちょっと太い?)
水を適量入れて沸騰させ、茹でこぼしを3回。水気を切ります。
砂糖の量は、皮の重さの半分の量を入れ、デコポンの実は薄皮ごと投入。
密閉容器に入れて冷蔵庫に保存し、食べるときはお早めに。
デコポンのジャムのは使い方いろいろあります。
- パン
- ヨーグルト
- お菓子作りの飾り付け
- 肉や魚のソース
- ポテトやナゲットのディップ
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Rumi
デコポンのジャムは、甘酸っぱくて爽やかな味わい。さまざまな料理に合いますよ。ぜひお試しください。
数ある柑橘類にデコポン(不知火)も仲間に入れてみよう
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デコポン(不知火)についてご紹介しました。
ちなみに、デコポン(不知火)の皮は、ガスコンロまわりやシンクの掃除にも使うことができます。
実際に、ガスコンロの五徳の周りを掃除するのに、私も使ってみました。
汚れがメチャクチャ落ちて、このためにデコポンをスーパーへ買いに行こうなんて考えてしまいました。
デコポンを知らなかった方、今からでも遅くないです。
そのままで食べるのはもちろん、ジャムづくりやお料理の材料に。入浴剤や掃除道具にも。
デコポンを、たっぷり活用してみてくださいね。