パカッと割ってスプーンでそのままくり抜いて食べることができる
キウイは、バタバタ忙しい朝の時間にピッタリの果物ですね。
「ママー、キウイが甘くないよ〜!昨日食べたのは甘かったのに。」
袋入りのをまとめて買うと、ときには甘くないのが混ざっていたり、甘さにムラがあったり。
食べごろを見つけるのが難しいですよね。
「食べごろが分かっていれば、パパッと朝食を終わらせることができるのに。」
キウイの食べごろと保存方法を知っておけば、まとめ買いしたキウイを失敗なく食べることができますよ。
キウイの食べごろはいつ?購入するときに気をつけること。
食べごろのキウイは、ヘタとオシリの部分が耳たぶくらいの弾力があるものです。
スーパーに並んでいるキウイは、収穫からスーパーに陳列されるまでの期間を考えて出荷されているため、食べごろになる前のものも多いです。
強く押しすぎると、キウイの皮が破れて傷む原因になります。そっと押す程度で優しく取り扱いましょう。
バラでキウイを購入する場合、食べるタイミングにあわせてキウイの硬さを選ぶことができます。
袋詰めのキウイをまとめて購入する場合、ギュウギュウ詰めの状態だったら、ゆったりめのポリ袋に入れ替えて保存しましょう。
袋の中でキウイ同士がぶつかりあうと、皮に傷が入るだけでなく、傷んでいるかどうか袋の中で確認しづらいから。
他の食材やキウイ同士が重ならないよう、平らな面に置き、間隔にゆとりをもって保存しましょう。
購入したキウイを美味しく食べるための保存方法
キウイを保存するときコツは、2つ。以下の流れを意識しましょう。
- 食べごろになるまで、常温で保存する
- 食べごろになったら、野菜室で冷やす
食べごろになるまで常温で保存する
キウイのヘタとオシリを押してみて、「硬い」と感じた場合、常温で保存すること。
常温に置いておくことで、追熟が進み、自然に柔らかく甘みが増していきます。
常温で保存するときは、ポリ袋に入れた状態で、直射日光や冷房が当たらない涼しい場所に置いておきます。
購入したキウイをすぐに食べない場合、袋詰めのキウイで食べごろをチェックできない場合に覚えておくと便利な保存方法です。
食べごろになったら、野菜室で冷やす
野菜室で冷やすタイミングは、キウイの追熟が進み、ヘタとオシリの部分が柔らかくなってからです。
もちろん常温のまま食べても美味しいですが、野菜室で冷やすことで、より一層キウイが甘くなります。
キウイなど、果物含まれる果糖(フルクトース)の甘味度の高さは、糖類の中でNo. 1!
α型フルクトースとβ型フルクトースの2種類で成り立ち、β型フルクトースの甘味度はα型の3倍。
温めることでα型、冷やすことでβ型を増やす特徴があるため、野菜室で冷やすことがポイントなのです。
常温・冷蔵・冷凍の場合、キウイを保存するときのポイント
常温で保存をする場合
キウイのヘタとオシリがが固いときは、柔らかくなるまで常温で、以下の場所を避けて保存します。
- 湿気が多い場所
- 乾燥した場所
- 直射日光が当たる場所
- エアコンが直接あたりやすい場所
高温多湿を避け、15〜20℃の涼しい場所で、約1ヶ月保存することができます。
ラフランスの記事でご紹介していますが、エチレンガスのチカラを利用すると、より早く熟することができます。
エチレンガスが発生しやすいリンゴやバナナと一緒に並べてポリ袋に入れておく方法です。
もちろん、リンゴやバナナもキウイと一緒に熟してしまうため、成熟度が高まればすぐに食べなければなりません。
けど、エチレンガスを利用すれば、食べたいときに食べごろを自分でコントロールすることができます。
青果売り場で買ったキウイをすぐに食べたいときは、リンゴかバナナもあわせ買いしておきましょう。
野菜室で冷蔵保存する場合
もう一度言います。キウイを冷蔵庫に入れるのは、よく熟してからです。
追熟が進みすぎたり、25℃を超える室温が長く続くと、キウイは傷みやすくなります。
ヘタとオシリを触って柔らかくなった後、冷蔵庫で冷やすことで追熟を止めることができます。
柔らかくなったら早めに野菜室で冷やし、1週間を目安に食べ切りましょう。
野菜室で冷やすときは、ポリ袋に包み、他の食材やキウイ同士が重ならないよう保存しましょう。
食材同士がぶつかることで、皮が破れたり、果肉の一部が柔らかくなるなど、ダメージを受けやすくなるので要注意です。
補足
皮が破れたキウイから、エチレンガスが発生します。
あえてひとつのキウイにダメージを与え、他のキウイを柔らかくする方法もあります。
リンゴやバナナをあわせ買いする必要がなくなりますが、エチレンガスを出しているキウイを最初に食べることが大前提です。
冷凍保存する場合
キウイは、カットして冷凍するだけでなく、丸ごと冷凍することも可能です。
どちらの方法も、ジッパー袋に入れて空気をよく抜いて冷凍しましょう。
カットしたキウイを解凍して食べる場合、このまま食べたり、デザートのトッピングに使うことができます。
スムージーやジャムの材料として準備しておくと、調理するときに手間が省けて便利です。
丸ごとを解凍して食べる場合、外側を流水で洗うと、皮が柔らかくなりツルッと皮がむけやすくなります。
冷蔵保存と同様、冷凍することでキウイの追熟が止まってしまうデメリットがあります。
常温で柔らかく熟してから、冷凍庫に保存しましょう。
キウイの保存はとてもシンプル。「食べごろ」は作れる。
キウイの保存のポイントは、「常温で柔らかくしてから冷やす!」
「何度もしつこい・・・!」と言いたくなるほど、お伝えしました。
これさえ覚えておけば、あとは半分に切ってスプーンでくり抜くだけで食べごろを味わうことができます。
私が住んでいるところの近くのスーパーでは、1個98円。
保存や調理がシンプルだけでなく、そのうえ低価格、毎日慌ただしい庶民のミカタです。
食べごろのキウイは、甘さと酸味のバランスがよく、スプーンでスーッとすくうことができる柔らかい果肉です。
食べごろのキウイを1日でも早く味わいたいですよね。
ひとつひとつキウイの固さをチェックしてから、常温保存か野菜室に入れるかを判断しましょう。
リンゴやバナナに含まれるエチレンガスにお助けを求めることもお忘れなく。