スープやカレーなどをおいしくしてくれるブイヨンとコンソメ。
どちらも洋食に使われるだしで、色や香りがそっくり!
四角いカタマリや粉になったものがスーパーにならんでいます。
子ども
ブイヨンとコンソメってどうやってつくられるの?
使い方も同じだし、違いが分からないよ。
Rumi
ブイヨンとコンソメの作り方もあわせて、違いを教えましょう。どんな料理と合うのかもごしょうかい。
ブイヨンとは「だし汁」の意味
ブイヨンは、フランス語でブイヨン・ド・レギューム。
日本語では「だし汁」の意味です。
お肉や香りのある野菜をおなべの中でグツグツ煮こんで、お汁をこして取るとできあがります。
お肉やお野菜のおいしさがスープにたっぷりつまってて、体にやさしいですよ。
Rumi
ブイヨンは、そのままスープにして飲んだり、お料理のだしに使われるよ。
- とり肉(鶏ガラ・手羽先など)
- 牛肉(すね肉)
- たまねぎ
- にんじん
- 白ネギ
- セロリ
コンソメとは「完成された」の意味
コンソメは、フランスから生まれた外来語(がいらいご)で、日本語で「完成された」の意味があります。
子ども
外来語って?
Rumi
外国で使われる言葉を自分の国で使っている言葉のことだよ。オレンジやミルク、カステラなどがあるよ。
コンソメは、ブイヨンにお肉やお野菜、卵白などをたして、スープにしたものです。
子ども
なぜ、卵白を入れるの?
Rumi
お肉の中のアクを卵白に吸わせて取りのぞいて、スープをキレイにしてくれるからだよ。
アクといっしょに卵白がスープにうかんでくるよ。
- 牛肉(すね肉などゼラチンが多い部位)
- とり肉(とりガラ、手羽先、手羽元)
- 魚(タイ、タラ、エビ、カニなど)
- 香味野菜(たまねぎ、にんじん、セロリなど)
- ハーブ(タイム、ローズマリーなど)
ブイヨンとコンソメの使い分け方
子ども
ブイヨンのほうがあっさりしているね。けど、コンソメをブイヨンのかわりに使うのは、ダメなのかなぁ?
Rumi
コンソメをブイヨン代わりに使うこともできるよ。
ブイヨンとコンソメの特ちょうをまとめると
ブイヨン | コンソメ |
---|---|
おだやかな風味でクセが少ない 食材の味を引き立てる | コクが強くしっかりとした味 塩気がきいていて調味料になる |
Rumi
コンソメをブイヨン代わりに使うと、風味や塩気が強くなるので、味付けをひかえめにしよう。
ブイヨンとコンソメに向いている料理をまとめると
ブイヨン | コンソメ |
---|---|
ポタージュスープ・カレー シチュー・ポトフなど | コンソメスープ・オニオンスープ ロールキャベツ・ミートソースなど |
Rumi
反対に、ブイヨンをコンソメ代わりに使うのもOKだよ。その場合、味がうすくなるから、お塩やローリエの葉で味や風味をプラスしよう。
まとめ
ブイヨンとコンソメの違いについておはなししました。
- ブイヨンは、「だし汁」、コンソメは、「完成された」の意味
- ブイヨンは、お肉や野菜をおなべの中でグツグツ煮こんで、こして取るとできあがる
- コンソメは、ブイヨンにお肉やお野菜、卵白などをたして、スープにしたもの
- コンソメを作るとき卵白を入れるのは、アク取りをするため
- コンソメは、お肉やお魚の種類によって、よび方が変わる
- ブイヨンはあっさりした料理に、コンソメは味が塩気のある料理に向いている
- ブイヨンの代わりにコンソメ、コンソメの代わりにブイヨンを使っても良い
子ども
ブイヨンはやさしい味で、コンソメはしっかりした味だね。
Rumi
ブイヨンとコンソメは、それぞれに特徴があり、料理によって使い分けることでおいしさを引き出せます。ぜひ、自分の好みや目的に合わせて、ブイヨンとコンソメを活用してみてください。