電子レンジに入れてはいけない食べ物についておはなしします。
食べ物をあたためたり、いろんな料理に使えて便利な電子レンジ!
けど、入れてはいけない食べ物があります。
子ども
入れてはいけない食べ物があるんて知らなかったよ。
Rumi
今からしょうかいする食べ物を電子レンジに入れるのはきけんだよ。
電子レンジに入れてはいけない食べ物
- 殻(から)や膜(まく)におおわれたもの
- 水分の少ない食べ物
- 油の多い食べ物
- アクの強い野菜
殻や膜におおわれたもの
殻や膜におおわれた食べ物を加熱すると、内側の水分が熱で空気になろうとして、風せんのようにふくれあがってしまいます。
内側にたまった熱がにげ場をなくしてしまい、ばく発して食べ物が飛び散ってしまうきけんがあります。
- くり
- 卵
- ぎんなん
- めんたいこ
- ソーセージ
- ぶどう
- 鶏のささみ肉
- トマト
- いか・たこ
子ども
電子レンジでゆで卵が作れたら、火を使わずカンタンなのに・・・。
Rumi
残念だけど、電子レンジでゆで卵を作ることはできません!
殻(から)や膜(まく)におおわれている食べ物を、そのまま電子レンジに入れないでね。
- 殻や膜を取りのぞく
- 膜を取りのぞけないときは、あなや切りこみを入れる
- 高温で加熱をせず、低温で数回に分けて加熱する
水分の少ない食べ物
水分の少ない食べ物を直接加熱すると、高温で水分がうばわれてしまい、コゲやケムリ、火花が出てしまうことがあります。
- 干ししいたけ
- ビーフジャーキー
- ドライフルーツ
- ナッツ
- ピーナッツ
Rumi
かんぶつは、カラカラの状態ではなく、水にもどしてから電子レンジに入れましょう。
ナッツやジャーキーなどを香ばしくしたいときは、電子レンジではなく、オーブントースターかフライパンを使おう。
油の多い食べ物
油の多い食べ物は、水より熱が伝わりにくいため、水より高い温度でふっとうします。
また、水より早く熱くなりやすいため、短時間で高温になってしまいます。
油が高温になると、ヤケドしてしまったり、ラップが溶けたり、油が引火する可能性があります。
- 天ぷらやフライ
- クロワッサンやパイ生地
- マーガリンや生クリームの多いもの
- カレーやシチュー
Rumi
油の多い料理を電子レンジで温めるときは、耐熱容器(高温にたえられる深めの容器)にいれて、ラップを密閉しないように、ふわっとかけましょう。
電子レンジの熱が直接当たらないように注意!
アクの強い野菜
ほうれん草やゴボウなどのアクの強い野菜は、加熱によってアクを取りのぞく必要があります。
けど、直接電子レンジをかけただけでは、アクを完全に取りのぞくことはできません。
加熱によって、水分量が少なくなるため、直接入れることで発火してしまう可能性もあります。
- ほうれん草などの葉物野菜
- ゴボウなどの根菜類
- タケノコなどの山菜類(さんさいるい)
- じゃがいもなどのイモ類
Rumi
野菜を電子レンジに加熱するときは、必ず水にさらしてラップをしましょう。
電子レンジに専用の機能があるときは、説明書きの指示にしたがいましょう。
電子レンジで温めるときの注意点とコツ
子ども
電子レンジに入れてはいけないものは分かったけど、他に注意したほうがいいことってある?
Rumi
水分の多いものは、突沸(とっぷつ)が起こりやすいよ。電子レンジに入れられるけど、温度や時間を調整する必要があるよ。
- カレー・シチュー
- 煮物・煮つけ
- スープやみそ汁
- 牛乳・豆乳
- バター
子ども
おうちでカレーやシチューをチンして食べることがよくあるよ。
いつもお皿が熱くて中身が冷たくなるよ。
強めに温めるとふきこぼしてしまい、レンジを汚してしまうんだ・・・。
Rumi
カレーやシチューは油も多くふくむよ。
水と油は、ふっとうする温度が違うから、電子レンジの中で水と油がケンカしちゃうんだよ。
油の多い食べ物で言ったことをもう一度思い出してみましょう。
Rumi
油は熱くなりやすくいけど熱が伝わりにくい性質なんだ。
水が先にふっとうし、油が先に高温になるから、水がふっとうすると、アツアツの油がいっしょにわき上がってしまい、料理の中身がふきこぼれてしまうことがあるよ。
- 温度を低くして時間をかけてあたためる
- とちゅうでかき混ぜながら温める
- ラップをかけずに温める
- そこが広めの容器で温める
Rumi
水と油の温まり方を均一にすることが大事だね。
短い時間でじっくりとがポイントだよ。
まとめ
電子レンジに入れてはいけない食べ物について、おはなししました。
- 卵を殻ごと電子レンジに入れて温めてはいけません
- 殻や膜におおわれている食べ物は、穴や切りこみを入れて空気をぬく
- 水分が少ないものを電子レンジで温めると、水分が熱でうばわれ発火しやすい
- 油の多いものを電子レンジで温めると高温になりやすい
- アクの強い野菜を電子レンジで温めるだけでは、アクを取ることはできない
- 水分の多いものを電子レンジで温めるときは、突沸に注意する
- 低温で時間をかけて温めたり、とちゅうでまぜると、電子レンジの中で突沸が起こりにくい
子ども
カンタンに使えるものだからこそ、正しい使い方が大事だね。
電子レンジに入れてはいけない食べ物をおぼえておこう。
Rumi
電子レンジがあると、料理がとてもラクだね。
電子レンジを使うときは、必ずおうちの人に見てもらってね。