シチューやカレー、ミートソースなど、洋食の煮こみ料理によく使われるローリエの葉。
具材でも調味料でもないのに、ローリエの葉を料理に入れるのは、なぜでしょう?
子ども
ローリエの葉は、必ずおなべに入れたほうがいいの?
Rumi
ローリエの葉は、おなべに入れたほうがいいよ。
お肉やお魚のくさみを消したり、料理にコクや香りをたしたりするよ。
ローリエの葉ってどんなもの?
ローリエの葉とは、月桂樹(げっけいじゅ)の葉を乾燥させたハーブです。
子ども
げっけいじゅ?
Rumi
革のような肌ざわりで、ピカピカな濃い緑色の葉っぱだよ。
ヨーロッパの国でよく収穫することができるんだ。
Rumi
とても香りがよく、シチューやカレーなどの煮こみ料理をもっとおいしくしてくれるよ。くわしく説明するね。
ローリエの葉を煮こみ料理に使う理由は?
- お肉やお魚のくさみを消す
- 料理の味を良くする
子ども
なぜ、くさみを消したり、味を良くすることができるの?
Rumi
ローリエの葉には、シネオールやリナロールなどの香り成分が多くふくまれるからよ。
- くさみ成分と結びついてくさみをやわらげる
- 料理にさわやかでスパイシーな香りをつける
Rumi
お肉やお魚を煮こむと出てくる アクには、くさみがたっぷりあるね。ローリエの香りがアクと結びついて、くさみを消し、新たに良い香りやコクを与えてくれるよ。
ローリエの葉を料理に使う効果は?
子ども
ローリエの葉を料理に使うことで、栄養もとることができるの?
Rumi
ローリエの葉は、料理に1~2まいしか使わないけど、香りづけだけでなく、わずかに栄養もあるよ。
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンC
- カルシウム
- 鉄
- マグネシウム
Rumi
消化を助けたり、体の悪い物質を取りのぞいたり、はだや体の中を元気にする効果があるよ。
煮こみ料理に入れるローリエの葉は、お肉やお魚、野菜といっしょに組み合わせて使います。
たんぱく質、ビタミン、カルシウムなどをいっしょに食べることができるので、栄養バランスもよくなります。
- ローリエの葉は、お肉やお魚などをおなべに入れふっとう後、弱火で煮こむときに加えてね。
- 最初からローリエの葉を入れて火にかけると、香りが飛んでしまうことがあるよ。
- ローリエは香りが強いので、使用量は少なめに。1~2まいで十分だよ。
- ローリエは煮こむ時間が長いほど香りが出やすくなるよ。
- ローリエをおなべの中に入れっぱなしにすると、苦みがでるから、できあがったらおなべから出してね。
まとめ
ローリエの葉を煮こみ料理に使う理由と効果をおはなししました。
- ローリエの葉は、月桂樹の葉を乾燥させたもの
- ローリエの葉を料理に入れると、くさみを消して香りをよくする
- ローリエの葉には、消化を助けたり体の悪い物質をやっつける効果がある
- ローリエの葉をおなべに入れるときは、1~2まいで十分
- ローリエの葉をおなべに入れたら煮こみ時間に気を付け、入れっぱなしにしない
子ども
ローリエの葉は、食べないものだけど、煮こみ料理をおいしくするために必要なんだね。
Rumi
ローリエの葉は、煮込み料理によく合うよ。
味はあまりないけど香りの強い葉だから、煮こみ過ぎに注意して、ワンランク上のメニューを作ってみてね。