「ル・クルーゼ ココットロンド」のお鍋を新婚時から使用しています。
かれこれ9年・・・だっけ?ブログの記事内でよく登場しています。
長く使うと愛着が湧いてしまい、多少の使用感も可愛らしく感じます。
今や相棒のような存在です。
「オシャレで丈夫なお鍋だから、長く愛用したい!」
そんな気持ちを抱いて購入された方も多いのではないでしょうか。
家事や子育て、お仕事に追われているとつい、お鍋のメンテナンスをサボってしまいがちです。
見られていないところから手を抜いてしまう、あるあるですよね。
「ガンコな焦げが落ちないのだけど、そろそろ買い替えなんじゃない?」
と思うのは、ちょっと待って。
お気に入りのお鍋を長く愛用していくために、メンテナンスのポイントを紹介します。
私が使っているルクルーゼはこれ。
こちらは、私が約9年間使用しているルクルーゼの鍋です。
写真で見ると、汚れがわかりにくいかもしれませんが、うっすら黒ずんでいます。
この写真の方が分かりやすいですね。
めっちゃ使用感あります。
写真で表現できなくてお伝えしにくいのですが、表面の感触、ザラザラと油がこびりついたようなざらつきがあります。
例えるなら・・・油で汚れ始めた換気扇周りのよう。
「うわぁ!それは、掃除しなきゃ!」って思ったでしょ?
鍋底は・・・はい。ご覧のとおり。
スポンジに洗剤つけただけでは、落とすことができませんでした。
ここんとこ1ヶ月くらい、焦げを落とすのをサボった状態で使い続けたためです。
玉ねぎを飴色に炒めたかのような茶色い汚れが溜まっています。
ちなみに裏面も・・・。真っ黒!
料理をしているときは見えないところです。メンテナンスを見落としてしまいがちな部分ですね。
お見苦しいもの、見せちゃってごめんなさい。
ルクルーゼの鍋を長年使い続けると、焦げがこびり付きやすくなります。
慎重に丁寧に使っていても、時間の経過と劣化のしやすさは避けて通れないものです。
表面のこびり付きは、ホーローに負担がかかっている状態です。
ホーロー面に負担がかかる原因は、以下のことが考えられます。
- 火加減が強すぎる
- 焦げ付いたまま繰り返し使っている
- 空焚きをしている
- 熱い状態のまま鍋を洗うなど、急激な温度変化があった
- 金属製のツールを使用して摩擦が生じた
- 金属スポンジなど硬い洗浄用具の使用した
- クレンザーや漂白剤を使用した
「やっば!思い当たるわ。」
と思った方。一旦使い方を見直してみてくださいね。
ホーローに負担がかかって表面が削られたり光沢が失われてしまった状態が、焦げになります。
ほったらかしにして繰り返し使用することで、さらに焦げが酷くなり、ホーロー表面の負担が増してしまうのです。
「お気に入りのお鍋だから、モチベーション上がるんだよね。」
と思っていても、使用方法を間違えてしまえば、ただの悪循環のループです。
重曹を使って焦げを落とす。
「なんだ、普通じゃん?」
って思ったでしょ。
その普通で当たり前のことだからこそ、定期的に振り返ってみることが必要なのです。
重曹のお手入れ方法について、説明していきましょう。
先ほどお見せした焦げ付いたル・クルーゼです。
お水を張って、小さじ2-3杯の重曹を入れます。
蓋をして、弱火でじわじわと沸騰させていきます。
沸騰後、約10分間同じ火加減で加熱を継続していきます。
その後、火を止めて、蓋を取ってそのまま放置します。
お湯は捨てずに、そのままですよ!
その間、お鍋が料理で使えなくなり面倒なのですが、完全に冷めるまで放置しておいてください。
お湯が冷めて、焦げがふやけた状態になったら、中性洗剤と柔らかいスポンジで洗います。
重曹の入ったお湯は捨てずに、洗剤と混ぜながら洗浄していくと効果的です。
側面の汚れは、このように応用してみました。
直火ができるタライにル・クルーゼを入れて、同じ要領で行いました。
お鍋がカタカタと音がする場合がありますので、早めに火を止めて放置する時間を長くしました。
使用しているタライは、野田琺瑯のものです。
ひどい焦げ付きは、一度の重曹洗浄では取り除けない場合があります
同じ方法を2~3回繰り返し行ってくださいね。
ル・クルーゼ専用のクリーナーを使って汚れを落とす。
実は、ル・クルーゼ専用のクリーナー「ポッツ&パンズ クリーナー」が販売しております。
焦げ付きを落とした後に、専用クリーナー「ポッツ&パンズ クリーナー」で磨くと、よりきれいになります。
専用クリーナーを使用する前に、お鍋を乾いた布巾やキッチンペーパーで、お鍋に付着している水分を取り除いておきましょう。
専用クリーナー「ポッツ&パンズ クリーナー」を、濡らした布やキッチンペーパーにとります。
直系の大きさが10円玉くらいの分量をとります。
汚れた部分を擦っていきます。
洗剤っぽい匂いがなくて泡が出たりしないので、本当に汚れが取れているのか?
あまり実感が湧かないかもしれません。
でも、ほら。こんなに汚れが取れました。
重曹で洗った後でも、まだまだこんなに残っていたのですね。
焦げ付いたまま専用クリーナーを使用すると、ホーローを傷める原因になります。
その都度、きれいに取り除いてから使用した方がベストです。
側面の焦げが完全に落としきれなかったため、私は軽く薄めた程度で止めておきました。
Before
最初の状態がこんな感じですが・・・
After
どうよ?
多少の使用感は仕方がないところもありますが、だいぶすっきりしましたね。
側面はこんな感じ。
あまり変わらない感じもしますが、少し黒ずんだところの面積が狭くなった気がします。
ル・クルーゼは食洗機で洗うことはできないの?
食洗機でルクルーゼを洗うことはできます。
食洗機を使う際は、注意点があります。
- 他の容器と一緒に洗浄してはいけない。
- 食洗機専用の洗剤に、研磨剤や漂白剤が入っていないものを使用すること。
機械にセットすることで他の食器との摩擦が生じやすいので、見えないところで傷がついてしまう恐れがあります。
食洗機を過去に持っていた経験が我が家にあります。
カレーの汚れやニオイを落とすのとか手洗いだと時間がかかりそうだから、食洗機で一掃させたいところです。
開けたとたん割れていたとなるとショックを受けそうなので、念のため・・・。
手洗いでルクルーゼを洗っていました
食洗機で洗うことができれば時短につながりますが、傷などを気にしてしまう方は手洗いをした方が良いでしょう。
ル・クルーゼをキレイに使うために注意することは?
ル・クルーゼをキレイに使うために注意することは
- シリコン製やウッド製など金属以外の調理器具を使うこと
- 強火で長時間使用しないこと
- 急激な温度変化に気をつけること
- 空焚きは絶対にしないこと
- 汚れや焦げを放置せず、早めに洗浄すること
「お鍋を洗うことなんて、当たり前にやってる!」
と思っていても、毎日同じことを繰り返していると、ただの単純作業にすぎないと感じてしまうかもしれません。
「ていうか、専用クリーナーだから汚れが落ちて当然でしょ!」
って思いました?それとも
「専用クリーナーといっても、普通の重曹や洗剤と成分一緒なんじゃないの?」
でしょうか。考え方は、それぞれ違うと思います。
専用クリーナーのデメリットは、分量が少なく割高なことです。
販売店や通販サイトによってお値段に多少バラツキがあります。
チェックしてみればわかるのですが、「買うほどもないでしょう」というくらい、いいお値段です。(楽天ポイントを消化して、私は購入しました)
「専用クリーナーを買うくらいなら、手持ちのものでなんとかするよー」と思い、重曹や洗剤でカバーをしていましたが、さすがに長年使っているとしつこい汚れが増えていくばかりです。(汗)
もしかしたら、ここまで黒焦げにならなかったかも・・・
「もっと早く買っていればよかったー!」
というのが正直な感想です。
「お鍋洗うの面倒だな。適当でいっかー!」
と感じたら、この記事を思い出してみて。
ちょっとした振り返りで、キレイに気持ちよく使えるって素敵じゃありませんか。
お気に入りのル・クルーゼを、長く愛用していきたよね。
あなたの手元に、専用クリーナーがあったほうが、うっかり焦げてしまったというときにサッと取り出せて安心です。