冷ややっこは、豆腐(とうふ)を冷たくして、ネギやかつおぶし、おしょうゆなど、いろんな具をのせて食べる料理。
暑い夏にぴったりのメニューですね。
子ども
冷ややっこってだれでも作れるの?
Rumi
お豆腐を切るのにコツがいるけど、火を使わず、アレンジしやすいよ。お手伝いして作ってみてね。
お豆腐は、みんなが知ってのとおり、大豆からできている食べ物。
たんぱく質たっぷりで、毎日元気に過ごすための栄養が入っています。
暑い夏は、冷ややっこを作って、毎日のおかずの仲間に入れてみよう。
冷ややっこを作ってみよう!
子ども
冷ややっこで使う豆腐は、木綿豆腐それとも絹ごし豆腐?
Rumi
どちらでもよいよ。木綿豆腐は、ボリュームがあり、絹ごし豆腐はなめらかな食感を楽しめるよ。
それぞれの豆腐の違いは、こちらの記事を読んでみてください。
- まな板の上に豆腐を置いて、お好みの大きさに切ろう。切り方は自由だよ。
- キッチンペーパーで豆腐を軽く包み、水気を切って10分程度置いてね。
- 豆腐を器に盛り付けて、お好みの具材や調味料をかけてね
小ねぎ・しょうが・みょうが・しそ・梅干し・キムチ・三つ葉・しらす・黒ごま・白ごま・大根おろし・かつおぶし・納豆・さばのかんづめ・トマト・きゅうり・アボカド・オクラ
しょうゆ・ラー油・ポン酢・めんつゆ・ゴマだれ・ネギ塩だれ など
Rumi
ねぎやしょうがなど香りのある野菜を薬味(やくみ)と言うよ。好きな薬味や調味料を使って、アレンジしてみてね。
なぜ、「冷ややっこ」ってよばれているの?
子ども
ところで、なぜ、「冷ややっこ」って名前なの?「やっこ」って何?
Rumi
その答えは、大昔にさかのぼるよ。
やっことは、武士(ぶし)のお仕事をしてる人のことを言うよ。
冷ややっこの名前は、「槍持奴(やりもちやっこ)」から由来しています。
槍持奴は、大名(だいみょう)というお金持ちの武士が街を歩くとき、先頭に立ってお供として連れている人です。
釘抜紋(くぎぬきもん)というもようの着物を着て、槍(やり)という長いぼうと着がえの入った箱を持っています。
子ども
やりもちやっこがどうやって冷ややっこになったのかな?
Rumi
槍持奴の着ている着物の釘抜紋のもようが切った豆腐に似ていることからだよ。
釘抜紋とは、こちらのもようです。
「戦いに勝つ」という意味がこもった、えんぎの良いものです。
それから、豆腐を四角く切ることを「奴に切る」とよばれるようになり、お湯で温めた豆腐を「湯奴(ゆやっこ)」、冷水で冷やした豆腐を「冷奴(ひややっこ)」とよばれるようになります。
Rumi
冷奴は、奴豆腐(やっこどうふ)ともよばれるよ。
まとめ
冷ややっこの作り方と由来のおはなしをしました。
- 冷ややっこは、豆腐を冷やして具材や調味料を乗せた料理
- 冷ややっこで使う豆腐は、木綿豆腐でも絹ごし豆腐でもよい
- 冷ややっこを作るときは、豆腐の水気を切って盛ると、くずれにくい
- 豆腐を切るときは、ぬらした包丁を使い、刃をすべらせるように器へ移すとくずれにくい
- 冷ややっこの具は、薬味だけでなく、さまざまな食べ物や調味料でアレンジできる
- 冷ややっこの名前は、槍持奴の着物のもよう(釘抜紋)が由来である
子ども
冷奴を食べて、夏の暑さとの戦いに勝ちますように・・・!
Rumi
冷奴は、火を使わず、短時間で作れるメニューだよ。おうちでアレンジを楽しみながら、暑い夏を乗り切ってね。