みんな大好き!ハンバーグについておはなしです。
ハンバーグは、ひき肉と玉ねぎ、卵などをこねて、丸めて、フライパンで焼く料理。
ハンバーグの材料に欠かせない食材のひとつに、パン粉があります。
子ども
ハンバーグはトンカツやコロッケの仲間じゃないよ。なぜ、ハンバーグにパン粉を使うの?
Rumi
ひき肉をこねるときに、パン粉はとっても大事な役わりがあるよ。ハンバーグを作る日はわすれないように用意しよう!
ハンバーグづくりにパン粉が必要な理由
ひき肉をこねるときにパン粉を入れることで、3つのはたらきがあります。
Rumi
パン粉を入れるだけで、ハンバーグがもっとおいしくなるよ。
- ツナギのはたらき
- 肉汁を閉じこめるはたらき
- 肉をやわらかくするはたらき
ツナギのはたらき
子ども
ツナギって何?
Rumi
ツナギとは、ひき肉や玉ねぎを丸くまとめるために入れる食材だよ。
Rumi
パン粉は、牛乳や卵、お塩といっしょに、ひき肉や玉ねぎを丸めるのを助けるんだ。
肉汁を閉じこめるはたらき
パン粉には、水分を吸って中に閉じこめる役わりがあります。
お肉のうま味がつまった肉汁(にくじる)は、お肉を焼くことで、どんどん外へ流れ出てしまいます。
子ども
ハンバーグを切ったとき、ジュワ~って肉汁が出るよね♪早く食べたーいって気分になるよ!
Rumi
ハンバーグの中にたっぷりの肉汁がつまっているのは、パン粉が入っているおかげだね。
お肉をやわらかくするはたらき
パン粉を手でさわってみると、とてもふわふわしてて気持ちがいいですね。
パン粉は、ふわふわのパンから出てきた粉だから、お肉とお肉の間に入って、やわらかさを足してくれます。
子ども
お肉だけで食べると、ゴツゴツした食感で、おくちの中に残るよね。
Rumi
パン粉のふわふわ食感とお肉の歯ごたえが上手にとけあって、新しくやわらかい食感を作るんだよ。
もし、ハンバーグにパン粉を入れなかったら?
子ども
ハンバーグは、ツナギのパン粉を入れなくても作ることができるの?
ハンバーグのために用意するのがメンドクサイ・・・。
Rumi
つなぎがなくてもハンバーグは作れるよ。けど、見た目や味、ボリューム感が変わってしまうよ。
- ひき肉のねばりをよくする
- ふんわりとした食感や肉汁を作る
- ひき肉にコクやうま味を与える
- ひき肉が焼くときに縮まないようにする
Rumi
パン粉と合わせる牛乳にはお肉のくさみを消す効果があるよ。
もし、ハンバーグのツナギにパン粉を入れなかったら?
反対の仕上がりになります。
- ひき肉がバラバラになって、ヒビ割れしたりくずれやすくなるよ
- 食べたときにお肉がかたくて、歯ごたえが強くなるよ
- 水分が外へ逃げてしまい、パサパサした食感になっておいしくないよ
- うま味や塩味などが焼いた時に一緒に流れてしまうから、味がうすくなるよ
- 焼いた時にお肉が一気に縮んでしまうから、小さな形のハンバーグになってしまうよ
Rumi
パン粉とひき肉はお友達だよ。おいしくジューシーなハンバーグを作るために、パン粉は必要だよ。
パン粉がおうちにないときはどうする?
子ども
でも、もしもパン粉がなかったらどうするの?
Rumi
パン粉のかわりに使えるものがあるから、しょうかいするね。
- 食パン:細かくちぎって使うか冷凍してすりおろしてみよう
- おから:豆腐を作ったときに出る残りかすだよ。そのままひき肉と混ぜて使えるよ
- おふ:こなごなにして使おう。パン粉に負けないくらい水分を吸収するよ
- 小麦粉・片栗粉:ハンバーグの形を作ったときに表面にまぶして使おう。肉汁が流れるのを防ぐよ
Rumi
もちろん、パン粉を使うのが一番!他にもツナギになるものがあるから、いっしょに合わせたり、食べくらべてみてね。
まとめ
ハンバーグを作るときにパン粉を入れる理由についておはなししました。
- ハンバーグを作るときにパン粉が必要
- ハンバーグづくりにパン粉が必要な理由は、ツナギのやくわりをするから
- ハンバーグを作るときにパン粉を加えることで、肉汁を閉じこめたりお肉をやわらかくする効果がある
- ハンバーグにパン粉がなくなると、パサパサしたり、かたくなったり、仕上がりがよくない
- ハンバーグのツナギとして、おから、おふ、小麦粉なども使うことができる
子ども
ハンバーグと言えば、パン粉!ツナギとして大事な役わりがあるんだね。
Rumi
わすれてしまいがちだけど、ハンバーグを作ると決めたときは、お買い物メモに「パン粉」と書いておきましょう。