夏は暑くて、元気が出ないこともありますよね。
そんなときにおすすめなのが、ウナギです。
毎年、土用の丑の日というウナギを食べる行事があります
子ども
どようのうしのひって何?なぜ、ウナギを食べるの?
Rumi
ウナギはビタミンやミネラルなどの栄養がたくさん入っていて、夏バテを防ぐのに効果のある食べ物だからよ。
土用の丑の日って何の日?言葉の意味を教えて
土用の丑の日とは、夏の土用の期間にある丑の日のことです。
子ども
土曜日のどようではなく、「土用」って書くんだね?
Rumi
土用は、新しい季節が始まる前の18日間のことだよ。
土用は、土の神様が支配する時期だと考えられています。
春は木、夏は火、秋は金、冬は水の神様。
それぞれの季節に神様がいらして、土の神様は季節の変わり目を支配すると考えられています。
Rumi
季節の変わり目は、気温が高くなったり低くなったりするから、体の調子が悪くなりやすいね。
ところで、キミたち、干支(えと)を12個言えるかな?
子ども
ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い。あ、うしがある!
Rumi
漢字で書くと、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥。
カレンダーの日にちに、干支を当てはめると、12日ごとに「丑」と書かれている日がめぐってくるよ。
- 立春(りっしゅん):2月4日(土)
- 立夏(りっか):5月6日(土)
- 立秋(りっしゅう):8月8日(火)
- 立冬(りっとう):11月8日(水)
2023年の夏の土用の期間は、7月20日(木)~8月7日(月)の18日間です。
その後、8月8日(火)に、秋の始まりを意味する立秋(りっしゅう)が訪れます。
Rumi
2023年の夏の土用の丑の日は、7月30日(日)だよ。カレンダーにしるしをつけておいてね。
土用の丑の日になぜウナギを食べるの?
子ども
なぜ、どようのうしの日にウナギを食べるの?牛肉じゃないんだね。
Rumi
暑さがきびしく、体調をくずしやすいから、ウナギを食べて元気をつけようという風習が広まったんだよ。
土用の丑の日は、暑い夏を元気に過ごすために、「う」の付くものを食べる日として広まったものです。
その中で、代表的なのが「ウナギ」で、江戸時代後期に発明家の平賀源内さんが考えたと言われています。
ウナギ屋さんに「今日は丑の日」という看板を出すことを考え、ウナギを売りこんだのがはじまりだそうです。
- たんぱく質:皮ふやきん肉、骨、血管をじょうぶにする
- ビタミンA:目や皮ふをじょうぶにして、体の調子をよくする
- ビタミンB1:エネルギーのはたらきを助け、つかれた体を元気にする
- カルシウム:骨や歯をじょうぶにする
- DHA:頭のきおくや目のはたらきを良くする
- EPA:血液の中の悪い物質をやっつけ、心臓や血管の血をサラサラにする
子ども
ウナギには、元気になるための栄養がたくさん入っているんだね。
Rumi
ウナギ200グラムのビタミンAの量は、卵1個の約67倍だよ。
ウナギのビタミンAの量は、他の食材よりとても多いんだよ。
まとめ
土用の丑の日にウナギを食べる理由について、おはなししました。
- 土用の丑の日はウナギを食べる行事である
- 土用とは、新しい季節が始まる前の18日間のことを言う
- カレンダーの日には12の干支の日が当てはめられていて、12日おきにめぐってくる
- 2023年の夏の土用期間は、7月20日(木)から8月7日(月)で、その次の日8月8日(火)に立秋が訪れる
- 2023年の土用の丑の日は、7月30日(日)である
- 土用の丑の日は、暑い夏を元気に過ごすために、「う」の付くものを食べる日として広まった
- ウナギには、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、カルシウムなどが多く、夏バテを防ぐ栄養が多い
子ども
ウナギを食べると元気になれるなら、毎日食べたいなぁ。
Rumi
ウナギにふくまれるビタミンAは、たくさん食べすぎると、めまいや頭痛などをおこすことがあり、逆に体調を悪くしてしまうことがあるよ。
土用の丑の日をチャンスにして、とくべつな日だけにしておいてね。
とくべつな日に食べるウナギだからこそ、食べるのが楽しみだね。
土用の丑の日に、おいしいウナギを食べてくださいね。