キミたちは、牛スジを食べたことがあるかな?
牛スジは、牛肉の中で、足のきん肉と骨をつないでいる部分のお肉
きん肉の糸が束(たば)になったような歯ごたえで、カレーやおでんに入れるとやわらかくおいしいですね。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
牛スジの生肉を見ると、とても固そうなお肉だね。本当にやわらかいの?
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
牛スジは、そのままゆでるだけでは、固くておいしくないよ。
血ぬきをして、アクを取り、しっかり煮こむ、下処理という作業が必要だよ。
下処理をすることで、牛スジがおくちの中でふわふわにとろけるよ。
圧力鍋というとくべつな鍋を使えば、早くできるけど、おうちにあるふつうのおなべでも。
牛スジは、お店で買うよりも自分で作ったほうが安くてお得だし、おいしさも違うから、ぜひチャレンジしてみてね。
牛スジの栄養は?高カロリーで高脂肪?
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
ゆでた牛スジってトロトロだね。脂(あぶら)のように見えるけど、カロリーが高く脂肪が多いのかな?
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
カロリー高そうにみえるけど、トロッとした食感の正体は、コラーゲンだよ。
ゼリーのもと、ゼラチンにもコラーゲンがふくまれていますよ。
- たんぱく質
- 脂質
牛スジにふくまれる脂肪の量は、100gあたりわずか4.9g。
モモやロースなどの牛肉の他の部位の8分の1しか、脂肪がふくまれていません。
牛スジのカロリーは、100gあたりおよそ155kcal。食パン(6枚切り)およそ1枚分です。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
牛スジは、お肉の中で低カロリー低脂肪だよ。
牛スジの下処理の手順
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/BB7A1078-32F7-4FC5-9BCA-AF3738BE9945-1024x768.jpeg)
牛スジの下処理の材料は、こちら。
- 牛スジ 1キログラム
- 白ネギの葉先 1本
- しょうが 1かけ
白ネギの葉先としょうがは、鶏ガラだしを取ったときにも使いましたね。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
お肉のくさみを取るために必要なものなので、必ず使いましょう。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/808A5E8A-ECC0-4D0F-8D12-5A2F0DE72E98-1024x768.jpeg)
牛スジを水でよく洗います。指で表面をぬぐいながら、よごれや血液を落としていきます。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/B9FD41B7-A72B-4E7F-82B1-8205E49DE8C7-1024x768.jpeg)
おなべに牛スジを入れて、たっぷりの水をかぶるくらい入れていきます。
水から強火で加熱していきます。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
かたいお肉で、たくさんアクが出てくるから、水から一気に強火でいきましょう。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/5CE6E098-4417-4E1D-A71C-98164DC24392-1024x768.jpeg)
ふっとうすると、こんな感じです。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
おなべ一面、アクだらけ~!
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
牛スジはアクが多いので、お玉でアクを取ってたら、キリがないよ。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/E9A92640-0562-4FBB-8AAF-B203DD06537A-1024x768.jpeg)
牛スジをボウルやザルに移し、おなべに残ったお湯をすべて捨ててしまいます。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
お湯、捨てちゃうんだね。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
大量にアクが出てくるため、お湯ごと入れかえてしまいましょう。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/6046395E-5FCD-4935-824D-5A5FDC5729CC-1024x768.jpeg)
ボウルに取った牛スジはこちら。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
まだまだ固そう・・・。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
表面にアクがこびり付いているから、いったん洗い流したほうがいいね。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/9898BB9C-0BA0-414A-AD2E-06E95F7F95A5-1024x768.jpeg)
表面にこびりついたアクを水で洗い流します。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
水で流しすぎると、うま味がにげやすくなるので、サッと洗いましょう。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/3A56ADB3-6AC1-43CB-9BC2-C547491595B3-1024x768.jpeg)
一度ゆでた牛スジをおなべにもどし、もういちど同じ作業をくりかえします。
2回目は、弱火にして1時間半から2時間ゆでます。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
あ、白ネギの葉先としょうがも入ってるよ。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
2回目はいっしょに入れて、水からゆでていきましょう。アクが残っているときは、お玉で取って大丈夫だよ。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/45D102F1-2EE6-420F-919C-0C582255177C-1024x768.jpeg)
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
あ、お湯が少なくなってる。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
アクを取ったりながらゆで続けると、とちゅうでお湯が少なくなるよ。適量の水を加えてね。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/43A19AC1-147F-4A22-A365-5B4963E92045-1024x768.jpeg)
2時間後の牛スジの様子です。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/A11F9767-842E-4EE5-B3B7-A6D205B63FBB-1024x768.jpeg)
おなべから、中身を取り出し、煮汁を残しておきます。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
この煮汁、捨てたくなるけど、捨てないように注意してね。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/31418BF5-AA64-4221-B605-2AAF298DF67D-1024x768.jpeg)
おなべから取り出した中身はこちら。しょうがと白ネギの葉を取りのぞきます。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/122F0C51-0F2A-4598-9E7F-1BCF1C3735F4-1024x768.jpeg)
取り出した牛スジを食べやすい大きさに切りましょう。これで、下処理完了!
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
しょうゆで味付けをするときは、さらに15分ほど煮こむと、よりやわらかくなるよ。
お好みでかたさを調整してね。
牛スジは冷凍することができるよ。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/EC340974-8A56-4BB8-A1BD-AE2D094D10FB-1024x768.jpeg)
余った牛スジは、冷凍することができます。
冷凍庫の中でパサパサにならないように、ゆで汁もいっしょに入れて冷凍しましょう。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
保存袋に重ならないようにならべていきましょう。
1~2週間程度冷凍することができます。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/12/4833F961-F71B-459A-8529-47DFDA0818AF-1024x768.jpeg)
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
うわぁ、白いカタマリが!この煮汁、使って大丈夫なの?
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
牛スジの煮汁が冷めると、白いカタマリがういてくるよ。油が冷えたものなので、そのまま使って大丈夫だよ。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
ゆで汁を保存袋や製氷皿に入れて冷凍することもできるよ。ゆで汁は、早めに使ってね。
まとめ
牛スジの下処理の方法についておはなししました。
- 牛スジは固くアクが多いため、アクを取りのぞき長い時間ゆでる必要がある
- 牛スジはくさみが強いため、水からゆでて、ふっとうしたらお湯でゆでこぼす
- 牛スジを一度ゆでた後、水でサッと洗い、アクを落とす
- 牛スジを再びゆでるときは、白ネギの葉先としょうがを加えて、弱火で2時間ゆでる
- 牛スジをゆで続けるときは、とちゅうで水を加えながらゆでる
- 牛スジの煮汁は、冷凍するときや煮こみ料理をするときに使うことができる
- 牛スジは、煮汁といっしょに1~2週間冷凍できる
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%894-2.png)
子ども
牛スジは、ゆでるのに時間がかかるけど、とてもやわらかくてたくさん食べたくなるね。
![](https://homemade365.com/wp-content/uploads/2023/02/image_6483441.jpg)
Rumi
低価格で少ない材料で調理ができるから、おうちでコトコト煮こんで、カレーの中に入れて食べてね。