温泉卵(おんせんたまご)は、からを割ると、とろりとした半熟の白身と黄身が出てきて、おいしいですね。
温泉のお湯に卵をうかべて作ったのが名前の由来です。
子ども
温泉卵はおうちで作れるの?むずかしそう・・・
Rumi
ポイントは、お湯の温度だよ。コツを覚えて、おうちの人といっしょに作ろう!
なぜ温泉卵は半熟に固まるの?
温泉卵は、卵の白身と黄身が固まる温度の違いを利用して作られる卵料理です。
子ども
温度の違い?
Rumi
卵の白身と黄身は、同じ卵のからに入っているけど、卵の中のたんぱく質の固まる温度に違いがあるよ。
卵の白身は、60℃から固まり始めて、80℃で完全に固まります。
卵の黄身は、65℃で固まり始めて、75℃で完全に固まります。
固まる温度によって、卵のやわらかさや食感が変わります。
子ども
白身と黄身が完全に固まっちゃうと、ゆで卵になっちゃうね。
Rumi
ゆで卵は、先に白身が固まるけど、黄身が半熟や固ゆでだね。
白身と黄身の固まる温度の違いがよく分かるね。
ゆで卵の固まり方については、こちらの記事にも書いています。
温泉卵は、白身も黄身も半熟の状態。
白身と黄身が完全に固まる前の温度帯をねらって、加熱をすると、うまくいきやすいです。
子ども
卵の黄身は、白身より固まり始めるのはおそいけど、白身より早く固まり終えるんだね。
Rumi
温泉卵は、卵のたんぱく質の固まり方をうまく利用した方法だよ。
温泉卵の作り方
温泉卵の作り方をまとめます。
温泉卵を作る前に、卵を冷蔵庫から出しておきます。
冷蔵庫に入った冷たい卵をお部屋の温度にするには、30分ぐらい時間がかかります。
Rumi
冷たい卵をそのままお湯に入れると、からが割れたり、うまく熱が伝わらなくなることがあるよ。
かならず冷蔵庫から出して、お部屋に30分置いておいてね。
温泉卵をゆでるときは、最初に水をふっとうさせましょう。
ふっとうしたお湯は、約100℃です。
その後、冷水を加えて65℃~70℃へ温度を下げましょう。
Rumi
卵がかぶるぐらいのお湯を用意!温度計で確認しながら、少しずつお水を加えてね。
水の温度を調節したら、卵をそっと入れます。
温度が下がらないように、すぐにふたをして30分待ちます。
Rumi
卵は割れやすいからやさしくあつかってね。
待ち終えたら、卵を取り出して、すぐに氷水で冷やします。
冷やすことで、卵の温度が下がり固まりすぎるのを防ぎます。
器に卵を割り、好きなタレや塩で食べましょう。
しょうゆはもちろん、ポン酢、塩、めんつゆなどともよく合います。
まとめ
温泉卵の温度と作り方についておはなししました。
- 温泉卵が半熟なのは、白身と黄身が固まる温度が違うから
- 卵の白身は、60℃から固まり始めて、80℃で完全に固まる
- 卵の黄身は、65℃で固まり始めて、75℃で完全に固まる
- 温泉卵を作るのに理想的な温度は、65℃~70℃
- 温泉卵を作るときは、冷蔵庫から出し、お部屋の温度にもどした卵を使う
- 温泉卵を作るときは、お湯を65℃から70℃に調節し、ふたをしめて30分待つ
- 温泉卵を作ってすぐに冷やすのは、残った熱で卵を固まらないようにするためである
子ども
栄養たっぷりの卵を温泉卵にすると、おいしいし、見た目もはなやかになるね。チャレンジしてみよう♪
Rumi
温泉卵を作って、効率よく卵の栄養をたっぷりとってね。