食べ物の「旬」とはどういう意味？食べると良いことあるの？

キミたちは、食べ物の「旬」（しゅん）って言葉を知ってるかな？

旬のお野菜、旬のくだもの、旬のお魚・・・。

「テレビで農家の人が話してたなぁ。」

「スーパーの人がお店の放送で言ってたなぁ。」

「そういえば、おうちにあった料理の本に書いてたなぁ。」

「旬」って言葉をどこかで聞いたかもしれないけど、いったい何を意味するのでしょう？

食べ物の「旬」についてくわしく

旬とは、ある食べ物が他の季節にくらべて、たくさん収穫（しゅうかく）できたり、新鮮でおいしい季節のこと。

たとえば、夏になると食べたくなるスイカ。

あまくて果汁がジュワッとしてておいしいですよね。

夏はスーパーによく並んでいるけど、春や秋や冬になると、見かけなくなりますね。

スイカは、夏が一番おいしく育つことができて、他の季節では育つのがむずかしいのです。

食べることのできる野菜や果物、お魚などは、季節によって変化していきます。

旬の食べ物を食べると良い理由は？

栄養がたっぷりふくまれている

旬の食べ物は、その食べ物が最もよく育つ季節に、一番おいしく栄養がたっぷりふくまれています。

旬の食べ物は、その季節の温度、気候が最も心地よく感じるからです。

そのため、旬の食べ物は、短い時間でたっぷり栄養を作り出したり、新鮮さを保つことができます。

冬になると、ほうれん草の入ったメニューをお店やレストラン、料理の本などで見ること多くありませんか。

冬に収穫されるほうれん草のビタミンCの量は、夏に収穫されるほうれん草3束ぶんです。

冬に育てるほうれん草は、寒さにたえながら成長するため、エネルギーやビタミンCがたくわえられます。

そのため、冬のほうれん草は、甘みがあり、やわらかく、栄養価が高くなります。

体が必要としている栄養をとることができる

旬の食べ物は、季節に合わせて体が必要としている栄養がふくまれていることが多いです。

たとえば、夏にキュウリやトマトの入った冷やし中華が食べたくなりますね。

キュウリやトマトには、「カリウム」という成分が多く、暑くてほてりそうな体を冷やすはたらきがあります。

安く買うことができる

旬の食べ物は、お店で安く買うことができます。

その食べ物にとって、自然の中で心地よく育つため、収穫できる量が多くなるからです。

収穫された旬の食べ物が多くのスーパーに並ぶと、どれを買うのかで競争が起こります。

売れ残りがないように、たくさんのお客さんに買ってもらえる一番早い方法が食べ物の値段を安くすることなのです。

季節の変化を感じることができる

旬の食べ物を食べることで、季節の移り変わりや自然の美しさを感じることができます。

日本は季節の変化を楽しむ文化があり、旬の食べ物を大切にしてきました。

旬の食べ物で料理や和菓子を作って、いろんな色で季節らしさを表現します。

まとめ

食べ物の「旬」について、おはなししました。

旬の食べ物をおうちで食べて、家族みんなで食べ物の話で盛りあがってみてくださいね。

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