「ブロッコリーの芯って食べられるの?いつも捨ててしまうけど・・・」
包丁でスパッと切って、ポイっと生ゴミにしていませんか?
もったいない、実にモッタイナイ。
実は、ブロッコリーの芯は、食べられます。
ブロッコリーの芯とは、茎の部分のこと。
ブロッコリーの芯は、硬くて太くて食べられなさそうにみえるけど、加熱をして適当な大きさに切ると、柔らかい歯ごたえで甘みがあります。
蕾より栄養価が高く、食べられる箇所が増えるし、豊富な食物繊維はダイエットのミカタ。
ブロッコリーを丸ごと食べつくして、ムダを少なくする方法をご紹介。
栄養豊富!ブロッコリーの芯でお腹を満たせる
ブロッコリーは、「野菜の王様」と呼ばれるように、栄養価の高い野菜。
芯にもたっぷりと栄養が含まれます。
カロリーは、100gあたり約34kcal。
ミネラルやビタミンが豊富で、体の免疫力を高めたり代謝を良くします。
消化を促進する消化酵素(アミラーゼ)や腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれているため、満腹感を得やすい野菜です。
カロリーが気になったり、ダイエットしたいけど、何を食べたらいいのか分からない・・・。
そんなときに、ブロッコリーの芯がオススメですよ。
Rumi
お昼ご飯にブロッコリーの芯を食べて、ブロッコリーの蕾を夕食に使っています。
ブロッコリーの芯は生食可能?注意点がある?

ブロッコリーは、芯を含め生で食べることが可能。
ボイル調理が多い日本に対し、海外ではサラダやスムージーに生のブロッコリーが使われます。
生で食べたほうがより素材の風味を味わえますが、もちろん注意点も。
- 新鮮なものを選ぶ
- 外層をむいておく
- 大きめにカットしない
- 体調悪いときは食べない
新鮮なものを選ぶ
ブロッコリーを選ぶときは、小さな蕾がギューッと規則的に並び、鮮やかな濃い緑色をしたものを選びます。
蕾全体が固く、真ん中が丸く盛り上がっているものがおススメ。
芯まで食べるとなると、茎のチェックが欠かせない。
冬になると、紫色の蕾のブロッコリーが多くなります。寒さから身を守るためにアントシアニンが作られるからです。
寒さに耐えた分甘みが増すので、むしろ選んだほうがよいですよ。
外層をむいておく
ブロッコリーの外層(外側の皮のような部分)は、とても硬いです。
生で食べるときは、外層を剥がす必要があります。
良く洗って、ピーラーを使って皮を剥くと、カンタンです。
大きめにカットしない
生で食べる場合、薄くスライスして食べましょう。
ゴロゴロと大きめにカットすると、食感が硬く、口当たりもあまりよくありません。
塩で揉みこんだり、酢に浸けるなど、繊維を柔らかくしておくと食べやすいです。
体調悪いときは食べない
ブロッコリーの芯は、硬い繊維質が含まれているため、ある程度嚙む力が必要になります。
食物繊維も豊富なブロッコリーは、消化に時間がかかります。
歯や口腔に異常があるとき、消化に良いものを食べたほうがいいときは、生で食べるのを控え、加熱をしたものを食べましょう。
ブロッコリーの芯を茹でて調理するときの注意点
いきなり生で芯を食べるとなると、味のクセが強く、なかなか慣れないかもしれません。
そんなときは、ボイルしたブロッコリーの芯から食べてみましょう。
- 茹ですぎないこと
- 水気をしっかりと切ること
ブロッコリーを茹ですぎてしまうと、柔らかくなりすぎてしまい、旨味だけでなく大事な栄養素が逃げてしまいます。
ブロッコリーは、水溶性のビタミンを多く含むため、ザルにあげたら、流水で流して冷まさないこと!
風通しの良いところに自然に冷ますか、ウチワを使って冷ますとよいでしょう。

こんなふうに、私はブロッコリーを丸ごと茹でています。
たっぷり入れた水を沸騰させ、丸ごとブロッコリーを投入し、4分間ボイル。
茹でたブロッコリーの芯は柔らかくなり、カツラ剥きをすれば皮を剥くことができます。
丸ごと茹でたほうが、蕾がまな板に散らばりにくく、その後のお手入れがラクですよ。

Rumi
ブロッコリーを丸ごと茹でた場合、芯の太さによって、内部まで火が通っていない場合があります。気になるときは、フライパンで軽く炒めるとよいですよ
ブロッコリーの芯の使い方と調理例
ブロッコリーの芯を食べる際のいくつかの方法を紹介。
- サラダ
- スープ
- 付け合わせ
- ご飯の代わり
- トッピング
サラダ
生で食べるときは、先ほどのとおり薄くスライスで。
ピクルスにすると、シャキシャキ食感。いつものブロッコリーとは違った味です。
ブロッコリーの茎をボイルしてサラダにすると、やわらかさと甘みが際立ちます。
このまま食べてもよいですが、マヨネーズとの相性もバツグン!
スープ
スープに浮かべると、彩がよく映えます。
大きめの茎を加えるとゴロゴロした口当たりで柔らかく、薄く切った茎を加えると、しっとり柔らかな食感を楽しめます。
付け合わせ
付け合わせのイメージの強いブロッコリーですが、もちろん芯も活用しましょう。
メインのおかずの下に敷いて盛り付けると、油を吸うので、余計な味付けをしなくても味わうことができます。
ご飯の代わり
カレーライスなど、ご飯にかけるおかずを食べるときに、ブロッコリーの芯を加えてカサ増しします。
置き換えることで、ご飯の量が少なくなり、気になる炭水化物の量を抑えることができます。
刻んだほうがご飯と馴染みやすいけど、ズボラな私はいつも一口大です。(笑)
トッピング
彩豊かなブロッコリーはトッピングにも最適です。
薄く切ってピザトーストの具にすると、よりヘルシーに味わうことができます。
パスタやカレーとの相性も◎
ブロッコリーを芯まで食べることができるとコスパが良い
「ブロッコリーって、高いよね?」
スーパーでブロッコリーを購入すると、150円前後。
時期によって、200円を超えてしまうこともよくあります。
けど、芯まで食べることができると、食べることができる箇所が増えます。
栄養価が高く、腹持ちが良く、さまざまな調理法と相性がよいので、むしろコスパ良くありません?

Rumi
5人家族の我が家では、ブロッコリー1本あたり3日程度で食べきります。
丸ごと食べることで生ゴミが減るため、環境保護にも役立つメリットもあります。
繊維質が多く厚みのあるブロッコリーの芯を、生のままコンポストに入れると、分解されるまでに時間がかかります。
分解に時間をかけるくらいなら、さっさとお腹の中に入れてしまったほうが得策です。
ブロッコリーを丸ごと活用して、体の健康だけでなく、家計のミカタにしてくださいね。