キミたちは、マヨネーズが好きかな?
野菜スティックにつけたり、お好み焼きやたこ焼きにたっぷりかけると、とてもおいしいですね。
いろいろな料理に使えるマヨネーズ、いったい何からできているのか、知っていますか?
子ども
すっぱいクリームみたいだよ。ちょっとお塩の味もするよね。
Rumi
実は、卵に油とお酢(おす)を混ぜて作ってるんだよ。この記事では、マヨネーズのふしぎについて教えるよ。
マヨネーズの材料のふしぎ
子ども
でも、マヨネーズってどうやってキレイなクリームみたいになるの?
Rumi
卵にふくまれる卵黄(らんおう)にヒミツがあるんだよ。
Rumi
マヨネーズを作る原料をもう一度。油と酢、そして卵の卵黄だね。
それぞれの原料に、どんなふしぎがあるのか見てみよう。
油
マヨネーズで使う油は、なたね油や大豆油など、植物が原料の油を使います。
油と酢の中の水分が分かれてしまわないように、少しずつ加えながら混ぜていきます。
- 菜種油・大豆油・コーン油:サラッとしててクセがないので、マヨネーズづくり向き
- 紅花油・米油・アマニ油:栄養価が高く健康志向の人向き
酢
マヨネーズの酸味(さんみ)のもとで、マヨネーズを長持ちさせる役わりもあります。
酢は、リンゴやお米などを原料にしていて、それぞれ味や香りが異なります。
- 醸造酢(じょうぞうす):お米や果実など、糖質をふくむものを原料とした酢
- 穀物酢(こくもつす):お米、とうもろこし、大麦などを原料にした醸造酢
- 米酢(こめず):お米を原料にした醸造酢
- 果実酢(かじつす):りんごやぶどうを原料にした醸造酢
卵黄
マヨネーズのクリームのようなトロミを作る卵の黄色い部分。
卵黄には、レシチンが含まれていて、水と油をうまく混ぜ合わせるチカラがあります。
Rumi
新鮮な卵を使ったほうが、成功しやすいんだよ。
その他
他にも、お塩やお砂糖、コショウなどの調味料でマヨネーズの味を付けます。
調味料には、マヨネーズの酸味を引き立てる役わりがあります。
Rumi
マヨネーズはしょっぱく感じるけど、お塩の量はひかえめ。
大さじスプーン1ぱいあたり、たったの0.3gしかお塩が入っていないんだよ。
なぜ、マヨネーズは原料がキレイに混ざるの?
子ども
あれ、油と酢がうまく混ざらないよ。どうやって、混ざっているんだろう・・・。
Rumi
卵黄にはレシチンがふくまれているね。油と酢をなかよしにするのが卵黄の役わりなんだよ。
卵黄にふくまれるレシチンは、さきほど言ったとおり、お酢にふくまれる水分と油をつなぎ合わせるチカラがあります。
このチカラのことを、乳化(にゅうか)と言います。
乳化をすることで、水分と油が分かれることなく、クリームのようにトロっとした食感になります。
Rumi
乳化は、マヨネーズの他に、バターやチーズ、ホイップクリーム、アイスクリームなどにも使われているよ。
- 卵黄1個に酢(大さじ1)と塩(ひとつまみ)を加え、よく混ぜる。
- 油を少しずつ加え、あわ立て器でよく混ぜる。油の量は、60mlくらいが目安だよ。
- 油を少しずつ卵黄のボウルに加え、泡立て器でゆっくりと混ぜていきましょう。
- 油を加えるたびに白くとろっとしたマヨネーズに変わっていくよ。お好みの固さになったらできあがり!
Rumi
かためが好きな子は、少し油を多めに加え、反対にやわらかめが好きな子は、少しお酢を加えるとよいよ。お砂糖やコショウで味を調えたら、キミだけのマヨネーズの完成!
ブレンダーやハンドミキサーを使うと、手がつかれにくく、キレイに混ざりますよ。
おうちの人にきいて、いっしょに作ってみてくださいね。
まとめ
マヨネーズのふしぎについて、おはなししました。
- マヨネーズは卵黄・油・酢の3つの原料から作られる
- 卵黄にふくまれるレシチンには、水と油を混ぜ合わせる役わりがある
- マヨネーズは、乳化という現象を利用して作られる。
- マヨネーズは自分で作ることもできるよ。ぜひチャレンジしてみてね。
子ども
マヨネーズって、ふしぎな調味料と思ってたけど、原料は身近にあるものなんだね。
Rumi
マヨネーズはおうちにある少ない材料で作ることができるよ。ぜひ、おうちで作ってみてね。