牛スジの料理と言うと、何を思い浮かべますか？
牛スジカレー？牛スジ煮込み？・・・あ！おでんに牛スジは、欠かせませんよね。
寒くなるとなぜか無性に食べたくなる牛スジですが、おうちで料理をするとなると煮込むのに長時間かかります。
それに、
出典：美味しんぼ 9巻 再会の丼（雁屋哲 原作／花咲アキラ 作画）
ニオイ、めっちゃキツイですよね。
美味しんぼが連載中の当時は、牛スジ料理の認知度が低かったのか・・・このありさま。
今や「美味しい」と広まっている牛スジをおうちでいただくための関門と言ったら、長時間このニオイと戦うと言っても過言ではありません。
牛スジは牛肉の部位の中でとても安い食材ですし、面倒な下処理を乗り越えてしまえば簡単に調理ができる食材なんです。
「調理時間2〜3日」というある意味 贅沢な牛スジの牛丼が原作に登場しますが、下処理を済ませた牛スジを使えば2時間で完成させることができました。
調理時間2時間！牛スジの牛丼を再現！（美味しんぼ9巻 再会の丼より）
[box class=”green_box” title=”材料はこちら”]
- 牛スジ（下処理済）：600g
- 牛スジの煮汁：500ml
- 日本酒（または調理酒）：200ml
- しょうゆ：50ml
- しょうが（半分またはスライスに切っておく）：1かけ
- 三つ葉：適量
- ご飯：適量[/box]
※2時間で作れる理由は、牛スジの下処理が済んでいるからです。
牛スジの下処理と保存方法は、こちらをご覧くださいませ。
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作り方を簡単に言いますと・・・
出典：美味しんぼ 9巻 再会の丼（雁屋哲 原作／花咲アキラ 作画）
「ま、まる2日、できたら3日間だと？」
長時間じっくり煮込んだらさぞ美味しいことでしょうし、完成度が高いものに仕上がりそうなんですが、
一家の光熱費が跳ね上がりそうなので・・・すみません。
出典：美味しんぼ 9巻 再会の丼（雁屋哲 原作／花咲アキラ 作画）
根気と誠意は・・・ございません。
・・・でも、無理だとは言ってませんよ。
ル・クルーゼ
のお鍋を使用したショートカット版になりますが、再現させていただきます。
[wp-svg-icons icon=”arrow-right-3″ wrap=”i”]「ル・クルーゼ ココットロンド」 22cmを8年使い続けて 安定の人気を誇るシンプルなデザインのホーロー鍋♪
※すでに下処理が済んでいる牛スジを使用しています。
お鍋に三つ葉以外のすべての材料を加え、冷たい状態から沸騰していきます。
沸騰するまで強火でOKです。
沸騰したら弱火にします。
アクは下処理の時点で取り除きましたが、気になる方は取り除いておきましょう。
落し蓋をして柔らかくなるまでじっくり煮込んでいきます。
とりあえず60分！（めっちゃアバウトですw）
落し蓋がない場合は、アルミ箔で代替えがききますのでお使いください。
落し蓋+蓋閉めでやってます。
長い時間火を使いますので、火のそばから離れないでくださいね。
その間に、炊飯器にスイッチ入れていますか？
ご飯と具材がセットになって丼ですよ。
牛スジを煮込んでいる間に忘れずにご飯の準備をしておいてくださいね。
土鍋のbestpot(ベストポット)なら、強火でたったの10分でコク旨白いご飯。
火を消して蒸らすだけでカンタンですよ！
▼ワンランク上のお米の甘みと香りを味わうならコレ！▼
１時間後の様子。
お！いい感じ。イヤったらしくありません。
脂の多い牛スジに、しょうゆと酒。
多種類の調味料を使った訳でもないのに、十分味が付いています。
歯で潰れるほど柔らかくなりましたが・・・・気持ちもう少しトロッとした感が欲しかったので・・・
もう30分追加。引き続き弱火で煮込みます。ごめんなさいねー！
もう30分後、歯を使わなくても噛むことができる硬さになりました。
お時間余裕があるときは、火を止めて蓋をしたままの状態で放置しておくと、より柔らかく味に深みが出ます。
火を止めた状態でさらに30分後・・・。
牛スジがフワッと水分を吸ったスポンジのように柔らかくなりました。
肉より煮汁のほうが割合高い仕上がりです。
白いご飯にかけると、ツユダクになりそうな予感。
原作は牛スジオンリーで煮込んでいますが、大根や玉ねぎを足したら絶対に美味しいはず！
白ご飯をお好きなだけ用意。
うわぁぁぁ・・・・！これは美味しそう！
お好きなだけ牛スジ煮込みをかけていきます。
お汁とお肉の割合もお好みでどうぞ。
お肉多めのつもりでかけたのですが・・・見事にツユダクです。
白いご飯1粒１粒が一瞬にして茶色くなり、ご飯粒同士が離れていきました。
おっと！三つ葉を忘れずに。
地味〜になりがちな茶色い料理にパッと彩りがつきました。
完成しましたー！
ツユダクの丼に味噌汁、可笑しくないですよね？（笑）
サブのおかずはポテトサラダで、今晩の夕食完成です。
ご飯にかけたらお早めに、お熱いうちにお召し上がりください。
いざ実食！牛スジの牛丼（ツユダク）のお味はいかに？
レンゲですくってみると、フワッと盛り付けていた丼があっさりと崩れてしまいおつゆでヒタヒタになりました。
ツユダクの状態でお箸で食べても良いのですが、すくいにくい場合はレンゲやスプーンを使って食べたが良さそうです。
一口食べると・・・全くしつこくない！
脂ギッシュな感じはなく、（自分で作った料理で言うのも何なんだけど・・・）上品です。
牛丼というと砂糖やみりんが必要なのですが、「牛スジを煮込むなら、むしろ入れないほうがいいのでは？」というくらい味に深みがあります。
牛スジ本来の旨味でしょうか。すごーい！
気になるニオイですが、臭みはほとんどなく味覚に敏感な子どもが食べても嫌がることはありませんでした。
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/10/A2B2A47F-9627-4C7F-8637-DF69E2EDCAE5.png” name=”夫” type=”l”]すげー！何杯でもイケるわー。[/voice]
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/10/F547BAE2-FA52-43E1-A91C-35CF49EF70B5.png” name=”長男” type=”l”]ママー、おかわり〜！[/voice]
お肉大好きな長男は、お茶碗3杯分食べても足りなさそうにしていました。
下処理を含めると煮込み時間めっちゃかかるのですが、食べるときは早いこと。
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/09/A8E4E0DC-6C99-4E61-98AA-BE4060880DBF.png” name=”Rumi” type=”r”]おいおい、お茶漬けかよー・・・[/voice]
お茶漬けを食べるかのように、さらっとツユダク飯をかき込んでいきました。
甘辛い濃い味付けではなく牛スジの肉がフワッと崩れてジュワッとおつゆと合わさる感じです。
出典：美味しんぼ 9巻 再会の丼（雁屋哲 原作／花咲アキラ 作画）
ちなみに・・・我が家で使用した牛スジ肉は、100g140円です。
600gの牛スジを家族4人食べるには十分な量ですが、お肉が大好きな方や育ち盛りのお子様がいらっしゃる方は物足りない感じがするかも。（おかわり必至）
でも、牛肉で他の部位を600gも買うと・・・余裕で2000円超えてしまうので、食費が大打撃！
牛のお肉で600g840円（140円×6)で4人分とか、コスパいいですよね。
他のおかずで補えば、お腹いっぱいになりますし、家計に優しいメニューです。
残った牛スジの煮汁は捨てないで煮卵にしました
食べ終えたときに残ったおつゆ・・・「もったいないな！」と思ったので・・・
半熟ゆで卵を加えて煮卵にしました。
牛スジの脂が固まり始めますので、冷めないうちに蓋をした状態で軽く振って全体に味を染み渡らせます。
1晩冷蔵庫で寝かせると、煮卵に。
牛スジ煮込みの煮汁は煮こごりになりますよ。おつまみにどうぞ。
目指せ100g30円！牛スジをもっと安く買いたい！
牛スジ料理を外食で食べると単品で1000円超えたりすることあります。
近年需要が高まっていることと下処理で長時間煮込むので高熱費がかかる、それが理由なのではないかと勝手に思っています。
山岡さん、「100g30円」とおっしゃってて「なにィ！」と思った私ですが、おうちで下処理をして料理することができたらかなり節約になりますね。
牛スジを安く買う方法は、やっぱりネット通販で購入。
今回使用した牛スジは、グルメソムリエ楽天市場店で、1kgあたり税抜1,400円で購入しました。
通販サイト内でコスパがいいと大好評の商品。55件もの口コミがありリピート購入されている方も多いです。
オーストラリアとメキシコが産地のお肉ですが、固さや臭いなど気にならず美味しくいただくことができました。
税込21,600円以上のお買いもので送料無料とハードルはかなり高いのですが、お肉をまとめ買いすることで解決！
肉党の我が家ではコスパのいいお肉を大量に買えて、とても重宝しています。
「えー！もっと安くできないかな。」「お肉は国産とこだわってるの！」と気になる方は、こちらもご覧になってみてくださいね。
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何千件と出てくる検索結果の中に、もしかしたら・・・「100g30円」もあるかも？
そう夢を見ながらも、100g500円級の美味しさの牛スジをお楽しみくださいね。
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