「今日の夕食しゃぶしゃぶがいい!」
「えー!すき焼きが食べたいよー!」
「お鍋の味の好みが、家族バラバラで困った!」ということありませんか。
お肉や野菜をひとつの鍋にボンと入れた鍋料理は、栄養バランスが良く手っ取り早いから助かります。
けど、スープの味や具材のバリエーションが豊富なお鍋だからこそ、こんな悩みがありますよね。
そんな時に役に立つのが、「仕切り鍋」です。
もとは中国の食文化で「火鍋」として使われるものでしたが、今では2種類の鍋料理を同時に食べる時にも使えます。
「仕切りが付いていると、使いにくいのでは?」
と買うのを迷ってしまいましたが、使い方次第でお鍋以外の日にも使えますよ。
Rumi
これって鍋料理以外にも使えないのだろうか?使わないともったいないよね?
そもそも仕切り鍋とはどんな鍋なの?
仕切り鍋は、別名「二色鍋」とも言います。呼び方いろいろですが、私は仕切り鍋と読んでいます。
杉山金属さんの「火鍋風仕切り鍋」を、私は購入しました。
スペックはこちら。深さ8.5cmと深い造りなのが購入の決め手。
サイズ:外寸/幅33.4×奥行28×10.6cm、内寸/深さ8.5cm
Amazonの購入画面より抜粋
本体重量:1.8kg
素材・材質:本体/アルミニウム合金 (底の厚さ4mm) 、はり底/ステンレス (底の厚さ0.7mm) 、蓋/強化ガラス、蓋つまみ/ポリプロピレン、表面加工/ふっ素樹脂加工
生産国:日本
対応熱源:ガス、電磁調理器 (100V・200V対応) 、ハロゲンヒーター、シーズヒーター、ラジエントヒーター
満水容量:4.3L
蓋を開けるとこんな感じ。
鍋そのものは、ズッシリしてて、とても大きいです。
大きなお鍋に、「スパンっ!」と切ったような大きな仕切りの壁。
鍋の真ん中で塞ぎ、2つのお部屋があります。
上から見ると・・・ほら、2つのお部屋に分かれていますよね。
仕切り鍋のはじまりとなった火鍋とは、これのこと。
「火鍋って何ぞや?」
ということで、実際に我が家で火鍋をやってみました。
仕切られた鍋に、異なる2種類の味が楽しめる鍋料理です。
写真左は辛くない白湯スープで、写真右は唐辛子や花椒などの香辛料で辛くした麻辣スープ。
中国の食文化として伝わった火鍋の起源は、チンギスハンの時代のモンゴル。
羊肉のジンギスカン料理でおなじみの国ですね。
火鍋も、ジンギスカン料理の仲間で、お肉は羊のラム肉を使っています。
ちなみに、今回使用しているお鍋のスープはこちらです。
ラムの薄切り肉と、ジューシーなせせり肉、子どもも食べやすい肉団子。
3種類の異なる部位のラム肉がおよそ1kgたっぷりと入っています。
家族4人で食べましたが、あまりのボリュームの多さでメッチャメチャお腹いっぱいになりました。
世界中のお肉が激安で購入できる通販サイトグルメソムリエ楽天市場店で、お取り扱いをしています。
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仕切り鍋の使い方は火鍋だけではない。活用すれば便利!
火鍋がどんな料理かが分かったところで、仕切り鍋の使い方に戻りましょう。
お好きなお鍋を2種類に分けて作って食べるというスタイルになります。
お鍋だけで終わってしまうと、モッタイナイですよ。
「戸棚の奥へ いってらっしゃ〜い。」になる前に。
お鍋をしないときの活用法を、いろんな料理で応用してみることにしました。
カレー
辛い料理と辛くない料理を分けると言ったら、カレーの辛さの好みでお困りじゃありませんか。
「辛口のカレーが大好きなのに、子どもが小さいから食べられなくて・・・」
そんなときに仕切り鍋が大活躍します。
こちらの記事でもご紹介しましたので、どうぞご覧になってみてください。
唐揚げ
唐揚げの美味しい揚げ方のひとつに、二度揚げして作る方法があります。
1回目は低温でじっくり揚げて、2回目は高温で一気に仕上げる。
外はカリッと中から肉汁がジュワッと出てきてジューシーに仕上がるのですが・・・
一つの鍋で揚げるとなると、新しい油に変えたり温度調整をしたりなどで二度手間になります。
下揚げ用と仕上げ用に分けることで、2度揚げの時間を短縮することができました。
高温で揚げる方の油の量をやや少なめにして、温度を調整しました。
おでん
おでんも美味しい鍋料理のひとつですよね。
コンビニのおでんのように仕切りをつけることでパッと見やすく取り出しやすくなりました。
夫も子どもも煮卵が大好きで、煮卵を多めに煮込むのですけど・・・調理するときに大根やこんにゃく、練り物類に潰されるんです。
下に沈んでいる煮卵を取るときに割れてしまって黄身がボロボロになって出てきた〜・・・ということが少なくなりました。
二種類の異なる麺を茹でる
うどんと蕎麦、パスタと中華麺、味噌ラーメンと醤油ラーメンなど、異なる種類の麺をゆでることができます。
袋のラーメンを茹でるときとか、味噌派醤油派に別れてしまいひとつしかない小鍋を繰り返し使っていました。
同時に茹でる事で、わざわざ洗い直す手間を短縮。
二種類の煮込み料理を作る
- 調理時間を短縮したいとき
- ガステーブルが空いていないとき
- お鍋の洗い物を減らしたい
- 複数のおかずを作っておきたい
などの解決策に、仕切り鍋を使います。
根菜類など固い食材は前もって炒めたり下ゆでをする必要がありますが、同じタイミングで一斉に料理を完成させるができます。
煮込み料理が2つある場合や作り置きおかずを作っておきたいときなどに重宝しますよ。
仕切り鍋を使用するときに注意点とコツ
2種類の異なる味が同時に楽しめる仕切り鍋。
一度で2度美味しくてメリットが多いですが、注意点もあります。
- たくさんのものを入れすぎない
- 中身を保存する際は鍋のまま保存しない
- 熱源や鍋の素材などは用途に合ったものを選ぶ
- 料理によって火の通り方が異なるので火加減に注意
たくさんのものを入れすぎないこと
仕上がる量が鍋ひとつぶんで作ったときよりも少なくなりますので、くれぐれも具材や水の入れすぎにご注意ください。
一度で2つの味が楽しめて「やったー!」と思いますが・・・
これって逆を言いますと、ひとつの鍋に2つの料理が半分の量しか入っていないということです。
入れすぎると煮込み時間が長くなったり、出汁やスープの水分が混ざってしまうこともあります。
中身を保存する際は鍋のまま保存しない
「お腹いっぱいだから〆の雑炊は明日にしよう」
「カレーは一晩寝かせると美味しいよね。明日食べよう。」
と鍋に中身が入ったまま放置していませんか。
ついやってしまいがちですが、鍋のまま保存することはNGです。
汚れが落ちにくくなったりニオイ移りすることがありますので、できるだけ早く洗った方がいいです。
夏はウェルシュ菌などの食中毒を引き起こすこともあります。
必ず中身を出して小分け容器に入れて急速冷却をすることをオススメします。
熱源や鍋の素材など用途に合ったものを選ぶ
- 熱伝導性が高いアルミ素材
- 保温性が高いステンレス素材
- 突沸が起こりにくい土鍋素材 など
今や多種類の仕切り鍋が販売されています。
それぞれお好みで、使いやすいものを利用してみましょう。
その際は、IH対応かどうかを必ず確認。
料理によって火の通り方が異なるので火加減に注意
火の通り方は、料理によって異なります。
例えば、じゃがいもとほうれん草を同時に茹でるとなると、圧倒的にじゃがいものほうが茹で時間長いですよね。
火の通り具合が同じ素材のものを選ぶのがベストですが、必ずそうとは限らないと思います。
火の通り方が異なる具材をそれぞれ加熱する場合は、時間をずらして投入したり火加減を調整するなど工夫をすること。
以上、仕切り鍋(二色鍋)についてご紹介しました。
いろいろな味が楽しめて鍋料理はもちろんのこと、家族みんなが満足できるメニューをたくさん作ってみてください。
せっかく2つのお部屋があるんですもの。使いこなさないと損ですよ。
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