主婦が昼寝して何が悪い？睡眠時間30分以内の休息を取り入れることで効率良くカラダを働かせることができる理由。

「ぶっちゃけ、主婦って昼寝していいの？！」

性別、年齢、体力や忍耐力など差はあるけれど、どんなお仕事についていても人間の体の中のしくみは同じ。

昼食を食べ終わった後、つい眠くなる。

生まれて一度は、誰もが経験したことだと思われます。

午後の活動に向けて、短時間の睡眠をとることを、南ヨーロッパでは「シエスタ」、アメリカでは「パワーナップ」と言われています。

食後の昼寝は、ブラックコーヒーを飲む以上に活動のパフォーマンスを上げる報告もあるんだとか。

活動のパフォーマンスが上げて、毎日イキイキと過ごせそうじゃありませんか。

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食後に昼寝をすることってダメなことなのか？      

食後に昼寝をすること、そのものがダメではありません。

昼の睡眠が効果的だと実証したのは、アメリカ航空宇宙局。みなさまご存知、世界のNASAです。

1995年頃からNASA Napsという睡眠研究の実証実験を開始し、昼に26分間の睡眠をとることで、次の能力が向上しました。

• 認知能力：34％UP
• 注意力：54％UP

このような実証結果があることから、海外だけでなく日本の大手企業でも実際に昼寝を取り入れています。

昼寝をしている姿を人から見られると、

• 怠けている
• ガマンが足りない

「そう思われてしまうのでは？」と、心配になりますよね。

自称、居眠り常習犯だった私が言うのも恥ずかしいんだけど・・・

昼寝をすることは、自分のカラダが脳の指令に素直に従ったということ。

つまり、自然で普通のことなのです。

ダメなのは、昼寝をすることで勉強や仕事に支障をきたしたり、周囲に迷惑をかける事。

睡眠が足りない状態で車を運転して事故を起こした・・・とか、人の命に関わりますよね。

あなたの眠気と相談して、毎日体調を整えることが大切です。

忙しくても昼寝をしたほうがいい理由は？

主な理由は2つ。

• 作業効率の改善
• 睡眠不足をカバー

実際に、厚生労働省にこのような指針があります。

• 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
• 日中の眠気が睡眠不足のサイン
• 睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる
• 睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかる
• 午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善

出典元：厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針2014 第8条

人は、午後の作業効率を上げるために、「昼寝をする必要がある」報告があるのは、確かなこと。

以下、このような文が続きます。

睡眠不足は、注意力や作業能率 を低下させ、生産性を下げ、事故やヒューマンエラーの危険性を高めます。

自分では眠気 による作業能率の低下に気が付かないこともあります。（中略）

毎日十分な睡眠をとることが基本ですが、仕事や生活上の都合で、夜間に必要な睡眠時間を確保できなかった場合、午後の眠気による仕事の問題を改善するのに昼寝が役に立ちます。

午後の早い時刻に 30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的です。

出典元：厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針2014 第8条

例えば、お昼ご飯食べた後、頭がボーッとしちゃって・・・。

お皿洗いとか、家事を後回しにしてしまいたくなりますね。

こうなると、「昼寝をしなさい！」のサインです。

太陽の光や食事によって脳から命令されるようあらかじめ人間に組み込まれています。

「サーカディアンリズム（概日リズム）」という24時間周期の体内時計によって、脳から身体へと命令を呼びかけています。

人間の眠気のピークは、昼14時〜16時ごろ、夜中の2時〜4時ごろの2回訪れます。

さらに、食事によって、覚醒ホルモンの「オレキシン」が抑制されるため、覚醒が抑えられてしまい眠気が襲ってきます。

人の本能に基づいた行為なので、決してダメでも何でもないことなのです。

食後に昼寝をするときの注意点

ただやみくもに寝ればいいというわけではありません。

昼寝をする時の注意点は、必ず30分以内で昼寝を済ませること。

昼寝をすることで、自分自身の健康にメリットをもたらす時間は「3０分以内」と言われています。

NASAの実証実験では26分でしたね。

睡眠が健康にいいからって、食後に寝すぎてしまうのは厳禁です。

ガッツリ寝入ってしまうと、かえって作業効率を落としてしまいます。

30分を超えると深い眠りについてしまい、「オレキシン」の切り替えに時間がかかってしまうからです。

睡眠慣性とは、深い眠りから覚醒状態へ切り替えができない状態のこと。

睡眠慣性の影響を受けると、昼寝の効果が半減してしまいます。

起きてすぐに、頭を使って考える作業をすること、難しいですよね。

睡眠慣性が働くと、起きているのに脳が眠っている状態のため、作業効率を落としてしまう恐れがあります。

眠りにつくと人の脳は、働いている状態（レム睡眠）から休んでいる状態（ノンレム睡眠）へと変わります。

レム睡眠からノンレム睡眠へと切り替わるまでに15分〜30分、その後深い眠りへ突入します。

「30分の昼寝がベスト！」と言われるのは、深い眠りへと変わる前にノンレム睡眠の時間を確保できるから。

短すぎる昼寝ですと、レム睡眠の状態の脳だけで働いているため、あまり効果が得られません。

ただ目をつぶり頭をカラッポにするだけでも十分効果が得られます。

寝過ぎないようコーヒーを飲んでおくとよいですよ。

30分以内の昼寝で笑顔な毎日を過ごしましょう

「家事や子育てをきちんとしなければ・・・」

がんばっている奥さまたちほど、昼寝をすることが効果的です。

自分のことより家族を優先し、先回りしながら頭をフル回転しているあなたは、とてもお疲れじゃありませんか。

家事や子育ては、とても大事なお仕事です。

悪いことだと思わず、眠くなったら、お昼寝していいんです。

たった30分のお昼寝なんだから、バチが当たるってことはゼッタイありません。

優しい人がひとりいれば、次第にまわりも優しくなっていきますよね。

優雅なお昼寝タイムを取り入れて、笑顔でイキイキとした毎日をお過ごしくださいね。

お昼寝した後、スッキリした気持ちで夕食の用意をしたいあなたへ

お昼寝したらしたでスッキリするけど・・・

「買い物行ったり、夕食の献立を考える時間がなくなりそう・・・」

午後から子どもが帰ってくるし、夕食の準備もあるし。

なかなかお昼寝タイムを取り入れることが難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。

子どもと過ごす時間や健康的な食事を作る時間も、お昼寝して体の調子を整えるのと変わらないほど大切なことです。

「料理をするの、めんどくさ〜い！」

そう本音を言いたいけれど、きちんとご飯を作ってがんばっているあなたへ。

ちゃんとオイシックスに頼ってみてはいかがでしょうか。

ちゃんとオイシックスは、3日〜5日分の献立の食材がレシピ付きで届くＯｉｓｉｘ（おいしっくす） の献立セット。

オイシックスは、野菜を中心に料理で使う食材をまとめてネット注文し、週に1回ご自宅に届けてくれます。

買い物する時間や献立を考える時間を削って、がんばって料理をすることをやめてみて。

子どもと笑顔で過ごす時間をたっぷりゲットしましょう！