食卓に出すと子どもが喜ぶ料理のひとつに、餃子があります。
- 献立どうしよう・・・
- もう一品どうしよう・・・
- あ〜・・・野菜が足りない!どうしよう・・・
- え?まだお腹いっぱいなってないの?!
というときに、さっと取り出せる冷凍餃子が大活躍。
「餃子は野菜料理」ですよ。
我が家では週に2回、いやそれ以上かも。困った時は、冷凍餃子です。
「冷凍なんでしょ?美味しいの?」
と思ったそこのあなた。
今から鉄のフライパンを使って、どんな風に仕上がるのかをご紹介します。
冷凍餃子の進化がスゴイ!パッケージに注目!
お近くのスーパーの冷凍食品売り場で見かけたことありませんか。
味の素の「ギョーザ」と大阪王将の「羽根つき餃子」の2種類を用意しました。
「冷凍餃子って、どれも一緒じゃない?」
今まで、あまりメーカーにこだわらずに使っていました。
使うのを繰り返していくうちに、各メーカーさん「こだわっているところに違いがあるなぁ。」と感じるようになりました。
今から、2大メーカーの冷凍餃子を徹底解剖していきますね。
パッケージの袋を比較
味の素「ギョーザ」のパッケージ
「餃子」じゃありませんよ、「ギョーザ」です。
食品メーカーの最大手「味の素」さんの商品で、冷凍餃子シェアの半分を占めています。
覚えていただけましたでしょうか。力強い太文字で「ギョーザ」です。
- 国産の肉とお野菜を使用
- 油なし・水なし
- 12個入り
- 45kcal
パッケージだけで、こんなに情報量あります。
「新・薄皮ジュワッと本気パリッ!」
見ててヨダレが出そうなキャッチフレーズ。
「皮が薄いなんてボリューム感あるのかしら?」なんて思うけど・・・
逆を言えば「薄い皮がお肉の味をジュワーっと引き立てている」ってことですね。
小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉
明記すべきアレルギー表示をすべて記載し、そのうちギョーザに含まれているものに黒色で目立たせています。
エネルギー(カロリー)45kcal、ひとりで12個全て食べたら540kcal!ポテチ1袋分に相当しますよ。
イラストや文字だけでなく実際の写真も加えて説明したレシピ。
裏面パッケージの半分を占めています。
文字の色や強弱の使い方も工夫されておりがとても見やすいです。
火加減など細やかなポイントがしっかりと書かれています。
「餃子を焼くと、失敗するの〜」
という方も安心して料理できそうですね。
「大阪王将 羽根つき餃子」のパッケージ
続きまして、味の素の次にシェア率が高いのが、大阪王将。
「羽根つき 餃子」です。
理由はよくわかりませんけど・・・、餃子は餃子でも、羽が付いてると「なんか嬉しい!」ですよね。
油と水を使わないのは、味の素「ギョーザ」と同じですが、大阪王将の餃子は「フタ」も使いません。
「秘伝のたれ」が2袋、入っているのも大きな違いです。
12個入りで国産具材のものも、同様。
豚肉・鶏肉・キャベツ・にんにく・しょうがと明記。
水と油を使わずに羽根つき餃子を作る製法の特許を取得しています。
小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉
魚醤を使用するため、魚介類と記載。
「え、1個173kcal?!」
と思いましたが、100gあたりのカロリーです。
後ほど1個あたりの餃子の重さをご紹介しますが、だいたい餃子5個ぶんに相当します。
裏面を見ると、使用する道具はフライパンのみ。
赤と黄色で目立つように、「簡単に焼くことができる」と強調。
フライパンに並べたらそのまま火をつけて7分間加熱します
レシピはちょっと控えめな感じですが、分かりやすい図解が入っております。
QRコードをかざせば動画を見ることもできますので、実際に焼いている様子を知りたい方はご覧になってみるといいでしょう。
火の強さの写真と羽ができている様子の写真があります。
原材料を比較するとこんな感じ
どちらも調味料名や食材名でビッシリ書かれてて、目が痛くなりそう・・・。
使用している野菜
- 味の素 ギョーザ キャベツ・玉ねぎ・ニラ・にんにく(においが残りにくいニンニクと表記)
- 大阪王将 羽根つき餃子 キャベツ・にんにく・しょうが
使用している肉
- 味の素 ギョーザ:鶏肉・豚肉
- 大阪王将 羽根つき餃子:鶏肉・豚肉
調味料やツナギ
- 味の素 ギョーザ:豚脂・卵白・ごま油・オイスターソースなど
- 大阪王将羽根つき餃子:豚脂・パン粉・植物油脂・中華風調味料など
原材料の明記された内容を見たイメージですが・・・
味の素のギョーザは野菜の量と風味を意識しているのに対し、大阪王将の羽根つき餃子は、お肉の旨味を重視している感じです。
「味の素ギョーザ」と「王将餃子」の中身を比較
開けたときの様子
開けてみると、こんな感じ。
どちらの餃子も、4個ずつ仕切ってあり合計12個の餃子が入っています。
味の素のギョーザは、パックの仕切りごとに切り取り線が付いています。
4個使い終えたら仕切りの部分を切り取ることができ、小分けが可能。
家族が少なかったり数回に分けて食べる時に便利。
全部使い切らずにいくつか残しておきたい時、余計な容器を切り落とせるからコンパクトですよね。
王将の餃子は、4個ずつ仕切られてパック詰めされていますが、仕切りに切り取り線がが付いていません。
そのかわり、タレが2袋ついています。保冷剤のようにシャリっとした状態になっています。
水で流せば簡単に解凍できますので、お好みでお使いくださいね。
長さ、重さを測ってみましょう
せっかくですので・・・長さと重さもひとつずつ計ってみます。
「味の素 ギョーザ」を測定してみると
長さ:7cm。
厚さ:25mm
見えにくくてすみません。
重さ:23g です。
「王将 羽根つき餃子」を測定してみると
長さ:7cm
味の素のギョーザより若干大きく見えます。
厚さ:30mm
重さ:24g
若干王将のほうが大きく見えますが・・・長さにあまり差はありません。
用意するのは冷凍餃子とフライパンだけ。水と油を使わない調理法
それでは、お待ちかね。それぞれの餃子を焼いていきましょう。
使用しているフライパンは、リバーライトの「極 ROOTS」(現:極 JAPAN)です。
サイズは20cmを使用します。
鉄のフライパンを使用する場合は油返しを欠かさずしておきましょう。
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「味の素 ギョーザ」を焼いた場合
20cmの小さなフライパンを使っていますので、6個ずつ焼きます。
餃子を並べた後、火をかけます。油は不要です。
鉄のフライパンは、油返しを行った後の油の残りで十分です。油を足す必要ありません。
蓋を閉めて5分焼きます。
火の強さはこれくらいです。
5分後の様子。フライパンの表面に茶色い焦げのようなものがパリッと固まっていますね。
菜箸でグイッと触れてみると、ペリッと剥がれます。
お皿に盛り付けると、こんな感じ。
少し・・・焦げた?wいえ、許容範囲です。(笑)
鉄のフライパンを使用する場合は熱伝導が強いので、少し火力の調整をしたほうがいいでしょう。
「大阪王将 羽根つき餃子」を焼いた場合
続きまして、王将の羽根つき餃子。
味の素のギョーザよりサイズが若干大きめ。
20cmのフライパンに並べたら、少しキツイ感じがしました。
蓋をせずに、時間は7分。味の素より2分長いです。
火の強さはこれくらい。
7分後の出来上がりはこちら。フライパンの底に焦げのようなものがたまります。
これが「羽」です。
羽の広さは、やや広めでフライパン全体に広がっています。
箸で軽く突っついた後、スルスルと餃子のカタマリが取れました。
このままひっくり返して盛り付けると、カッコイイです。果たして出来栄えは・・・
焦げ!いえいえ、許容範囲ですよね。うん。(笑)←二度目。
それでは、いただきまーす。
冷凍餃子の味はどうなの?実際に食べた感想はいかに?
2大メーカーの餃子を焼き終えました。
写真左から、味の素「ギョーザ」、大阪王将「羽根つき餃子」と並びます。
味の素「ギョーザ」を食べる
肉汁の量はやや少なめですが野菜とお肉のバランスがいいし、あんまりにんにくの香りがしません。
においのしないニンニク効果バッチリです。
皮は薄いけどそこまで気にならないです。表面はパリッとしてて中は柔らかい。
つるんっとした感じで具の味を包んでくれて、お肉の旨味を引き立ててくれます。
軽やかな感じがして何個でも食べられます。
大阪王将「羽根つき餃子」を食べる
箸に取った時に、バリバリと羽ごと取れました。
皮の薄さは、王将の方がやや厚い感じ。
モチっとした口当たりで、中の肉汁がジュワッと出てくる感じ。
口に入れた時に、パーっとにんにくの香りがして元気が出てきそうな味です。
あっさり派は「味の素 」。スタミナ派は「王将」
味の素と王将の2大メーカーの餃子をご紹介しました。
どちらも勝敗なんてつけられないほど、パクパクといくつでも食べたくなる美味しさです。
私個人の感想ですが・・・
野菜が多い印象を受けたのが味の素で、肉っぽくてニンニクの香りが強い印象を受けたのが王将です。
今日の気分で使い分けてみると、面白いですね。