「肉吸い」という料理をご存知でしょうか。
大阪の関西風のうどん出汁に麺が入っていないおつゆです。
牛肉と半熟卵、お豆腐などを盛り付けたお吸い物のことを言います。
吉本新喜劇俳優の花紀京さんが「肉うどん麺抜き」を注文したことが始まりで、その後多くの芸人さんに愛される料理となりました。
その肉吸いがセブンイレブンの人気商品として販売しております。
低カロリーで腹持ちの良い野菜スティックとたんぱく質が豊富な肉吸いで、RIZAP のレシピのような糖質カットメニューの出来上がり。 [kanren2 postid=”17000,25548″]
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/10/A2B2A47F-9627-4C7F-8637-DF69E2EDCAE5.png” name=”夫” type=”l”]仕事の帰りが遅いときは、糖質を少し控えたいし。[/voice]
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/09/A8E4E0DC-6C99-4E61-98AA-BE4060880DBF.png” name=”Rumi” type=”r”]でも、何か口にしたいんだよね。[/voice]
帰宅が遅くなると、夕食はおかずだけでいいと言う夫に大絶賛です
ボリューム感があってホッと温まる、「浪花の肉吸い」を再現することにチャレンジしてみました。
セブンイレブンの「浪花の肉吸い」をじっくり観察してみる
こちらがセブンイレブンの「浪花(なにわ)の肉吸い」です。
エンド陳列に豚汁やスープ、お弁当、麺類などと一緒に並んでいます。
なにわ
別読み:なみはや(転訛する前)、なには(歴史的仮名遣)
漢字:難波(「なんば」の別読み)、浪速、浪花、浪華
万葉仮名:奈尓波、奈仁波
漢字、万葉仮名は特に読み方が表記されていなければ「なにわ」と読む。摂津国東成郡・西成郡一帯の古称、浪速国。現在は南隣の住吉郡の旧郡域を含め大阪市域の古称・別称として定着している。詳細は大阪#「大坂」地名発生以前の大坂を参照。古代から難波、浪花表記も多く、大都市となった近世以降は浪華表記も多用された。稀だが、摂津国全域、大阪府域に拡大した使用例も散見される。
※Wikipediaより抜粋
「なにわ」という字のごとく、関西地方を中心に販売されている商品です。(近畿・中国・四国で販売しています。)
関西方面へ旅行や出張へ行かれる方、セブンイレブンへお立ち寄りくださいね。
お値段、税込298円。
ずっしりした重さの容器に入っていますが、200円代で買えるというお求めやすさが人気の秘密です。
176kcalで「(玉子入り)」という文字。
牛肉に玉子と・・・お腹に溜まりそうなものが入っているのに、りんご1個ぶんくらいのカロリーです
ちなみに・・・卵と玉子の違いは、生物学的なものかそうでないかという違いだそう。
玉子は、食材の場合のみ用いられます。
原材料はこちら。
最初に書かれている文字がスープゼラチン。半熟卵、牛肉煮と並びます。
牛肉煮にカッコ書きで醤油や砂糖などの調味料名が記載。甘辛く煮ているようです。
玉子の正体は・・・「半熟卵」です。
牛肉と半熟卵だなんて、めっちゃボリュームありそうだわ!
そのうえ298円だなんて、コスパ良すぎだわ。
うわぁあ!やってしまいました。
撮影時に勢いよく上下に動かし過ぎてしまって、蓋にスープが付着しちゃいました。
お見苦しくてごめんなさい。
フィルムを開けると、あれ?少し漏れてる?
ここに穴が空いています。
電子レンジにかけるときの空気穴ですね。
お持ち帰りの際は逆さま厳禁で、他の商品やお手持ちのものに汁が移らないようご注意ください。
透明のフィルムで包装されていますが、完全密閉でないため漏れる恐れがあります。
蓋をあけると、汁っ気のあるスープではなくポヨヨンとしたスープ状になっています。
スープゼラチンの正体は、このようにスープがゼラチンで固まった状態です。
卵が底に沈んでいました。
まるごと1個分、大スプーンが隠れるくらいの大きさです。
表面が薄いピンク色でぷるんと柔らかい状態から、完全に凝固していないと思われます。
それでは、このゼラチンがどうなってしまうのか、加熱をしていきます。
お召し上がり方は、フィルターを外し蓋をしたまま、500Wで3分加熱。
吹きこぼれ防止に、念のため受け皿をしてくださいね。
蓋にこびりついたゼラチンズープが取れています。
ゼラチンが熱で溶けて、スープになるということか。なるほど。
見た目はまさに、うどんを抜いた肉うどんのような感じです。
刻みねぎと唐辛子、白や黒の大きめの粒が浮いています
使用しているのは一味唐辛子ではなく、七味唐辛子ですね。
中をすくってみると・・・お肉がびよよよーんと出てきました。
柔らかくて脂っ気が程よく乗った感じです。使用しているお肉は・・・バラ肉かな?ロース肉かな?
記載がなかったので不明なのですが、脂身が多い部位を使用した方が再現度高くなりそうです。
※商品によって肉の形状が異なります。
うわぁお、半熟卵も登場しました。
加熱すると、ますます存在感があるものになりました。
加熱しちゃったけど、ゆで卵のようになるんじゃないかな・・・
と・・・思ったら、めっちゃトロットロじゃありませんか。
お出汁と一緒に浮かべて混ぜると、出汁の旨みと玉子の甘みがマッチして美味しいですよ。
牛肉と玉子を風味豊かなお出汁で同時に楽しめる、浪花の肉吸い。
今から再現していきます。頑張ります。
セブンイレブン「浪花の肉吸い」を再現(4人分)
半熟卵を作ります。(予備を含めて6個使用しました)
沸騰したお湯に酢を適量加え、半熟のゆで卵を作ります。
酢を入れるのは殻を割れにくくして白身が飛び出ないようにするためです。
氷水で5分ほど冷やして流水に流しながら、殻をむいていきます。
半熟卵の完成。水分を切っておきましょう。
販売されている商品よりも・・・少し白身が固かったかな。(苦笑)
お出汁と一緒にするするとどうなるかドキドキします。
出汁をとっていきます。
水を1500ml沸騰させて火を止め鰹節を30g加えていきます。
ちょっと濃いめに取りました。
鰹が沈んだら、濾して鰹節を取り除き出汁をとります。
鰹節を取り除いたところで残った液体の量は、1200ml前後くらいの量です。
※多少の誤差があります
麺つゆを使用して味をつけます。
こちらのメーカーさんの麺つゆは3倍濃縮のタイプです。
かつお出汁を濃いめ取ったので、かけつゆの分量よりも少なめの量にしました。
1200mlほどの出汁が取れて、おたま1杯分(50ml)の麺つゆを加えました。
牛肉300gと刻みねぎ(適量)を用意します。
「牛バラかな?」と言っておきながら・・・スーパーに売っていませんでしたので、小間切れ肉を使用しました。
温めたフライパンにサラダ油(適量)を引いて、牛肉を炒めていきます。
あまり強火で炒めないで、弱火〜中火の間の火力でじっくりと炒めました。
醤油、酒、みりん、砂糖を大さじ1入れて、汁気が1/3になるまで煮ていきます。
かつお出汁と炒めた牛肉合わせて、再び火をかけます。
食べる直前に半熟卵を加えて温めます。
強火にしないで弱火で優しく温めてくださいね。
器に盛り付けて、刻みネギと七味唐辛子をお好みで加えます。
セブンの肉吸いも卵が下に沈んでいるので・・・なんとなく牛肉で卵をかくしてみました。
これで完成!
肉うどん肉無し?肉うどんを作るついでにおうちで簡単に作れる
ちらっとゆで卵が隠れています。
調理をしている時点で半熟かどうか確認をしていないため、どれくらいの半熟加減に仕上がっているのか、まだわかりません。
はたしてどうでしょうか。
小間切れ肉で作った肉吸いの牛肉の仕上がりはこちら。
少しザラっとした食感がしますが、お肉特有のジューシー感を低コストで味わえるのが小間切れのメリット。
市販の肉吸いよりもたっぷりとお肉の味が楽しめます。
牛肉の中にどどーん!っと、卵!玉子が登場です!
少し固いな・・・と心配していますが、果たしてどれくらいの仕上がりになっているのでしょうか。
う〜ん・・・やっぱり固めでした。でも、一応・・・半熟ですね。(ということにしておきます。)
レアではなくミディアムくらいの固さでしょうか。
もう少しトロける半熟卵を作ったら、再現性が高くなりますね。改良すべき点です。
家族の感想はというと・・・
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/10/A2B2A47F-9627-4C7F-8637-DF69E2EDCAE5.png” name=”夫” type=”l”]お、出汁、こういうもんだよ!再現できてるし。[/voice]
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/09/A8E4E0DC-6C99-4E61-98AA-BE4060880DBF.png” name=”Rumi” type=”r”]いやぁ〜・・・卵ちょっと固いし。地味に難しいわ〜。[/voice]
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/10/F547BAE2-FA52-43E1-A91C-35CF49EF70B5.png” name=”長男” type=”l”]卵旨いよー!もっと肉欲しい![/voice]
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/10/9172E30D-9F37-47F1-819A-D14B95E2720E.png” name=”長女” type=”l”]ママ〜お腹いっぱい。[/voice]
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/09/A8E4E0DC-6C99-4E61-98AA-BE4060880DBF.png” name=”Rumi” type=”r”]豚汁級のメインディッシュですな。[/voice]
野菜スティックに続き、めっちゃ言わせてる感満載のコメントですが(笑)、味に関しては好評でした。
うどん出汁にラーメンに入っているようなゆで卵入ってますが、少なくとも違和感なし。
セブンの商品よりも、卵が固かったことと牛肉の食感が若干違ったことが個人的に反省すべき点です。
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/09/A8E4E0DC-6C99-4E61-98AA-BE4060880DBF.png” name=”Rumi” type=”r”]十分おかずになりますよ![/voice]
幼稚園の長女は少食なのもあり、肉吸いだけでお腹いっぱいになってました。
これ一品で十分お腹が満たされるほど、ボリュームがあります。
調理時間20分程度で、良質なたんぱく質も摂取することができるから、今後も夕食に取り入れたい一品です。
発祥は「肉うどん肉無し」なので、もちろんうどんを足しても問題無し!
ゆで卵のほうが逆に目立ってるようだけど(笑)、うどんと相性良かったです。
野菜スティックと並べるとこんな感じです。
セブンイレブンでよく野菜スティックを購入される方、肉吸いとともにバランスの良いおかずはいかがでしょう?
時間を選ばずに気軽に食べることができて、ホッとお腹を満たすことができますよ。
寒い冬にも、肉吸いは大活躍!
年越し蕎麦と合わせてもしっくりくるのではないかと思います。
使い方次第で、お吸い物から麺のトッピングまで楽しめる「浪花の肉吸い」をご自宅で再現してみてくださいね。