炊飯器でご飯を炊くことをやめ、1年以上が経ちました。
2022年4月現在、我が家に炊飯器がありません。
家族構成は、夫、小学生2人、幼稚園児1人、私の5人。
頑張りママ
育ち盛りの子どもが3人いるのにご飯炊かないの?たくさん食べれなくて可哀そうね。
Rumi
ご飯を炊く手段を増やせば大丈夫。炊飯器とは限らず、お米を炊く手段はいくらでもあります。
「育ち盛りの子どもが3人いると、必需品じゃない?」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
炊飯器をやめたからって、一家でお米を食べない生活になったわけではありません。
なんてったって、お米は、日本人の主食だしエネルギーのもと。家族の中にお米ギライはいませんよ。
わたしが炊飯器でご飯を炊くのをやめた5つの理由
炊飯器を使ってご飯を炊くことをやめた理由は5つ。
- 炊きたてじゃないと子どもが食べない
- 夫の帰宅が遅いとき、ご飯を食べない
- 余ったご飯の使い道に悩む
- 炊飯器のお手入れが面倒
- 今や主食は米だけとは限らない
ちょっとグチめいたものも含まれていますが、ひとつずつ説明していきますね。
炊きたてじゃないと子どもが食べない
「ご飯がボソボソしてて美味しくない!」
炊いて時間が経過したご飯は、水分が少なくデンプンが固まり、味が落ちてしまいます。
レンジで再加熱すると、もとの柔らかいデンプンに戻ります。
けど、米粒の水分量にムラがあり、炊きたてのときより味が劣ってしまいます。
「子どもにモリモリ食べさせたい!」
そう思って、たくさんご飯を炊いても、食べるのは炊き立ての場合。
ご飯がたくさん余ったら、カレーや親子丼など、ご飯にかける汁物の献立にしようと考えたこともあったけど・・・
「前日の白いご飯を食べきるための献立か・・・。」
冷蔵庫に他の食材が残っているのに。
残ったご飯を食べきるための献立を考え、スーパーに新たに食材を買いに行くことのは、効率悪いですよね。
夫の帰宅が遅いとき、ご飯を食べない
「帰りが遅くなったから、夕食はおかずだけでいいよ。」
帰宅が遅くなった夫は、ご飯に含まれる炭水化物を控えています。
「21:00以降の食事は、太りやすい!」
よく健康番組とかで言われてますね。実践されている方も多いのではないでしょうか。
とくに、米や麺、小麦などの炭水化物は、肥満や血糖値の上昇を防ぐため控える必要があると言われています。
家族全員分のご飯を炊いて、家族1人がご飯を食べなければ・・・、当然、家族1人分のご飯が余ります。
はてさて?どうしましょう?
余ったご飯の使い道に悩む
「余ったご飯のことを考えて、次の献立を考えなければならない。」
そんな縛りに煩わしさを感じました。
5人家族の我が家は、普通のおかずの日は2合、丼やカレーの日は3合、4合炊きの炊飯器で炊いています。
最大4合炊ける炊飯器なら、できるだけたくさん炊いた方がよいと考え、多めにご飯を炊くことが多かったです。
けど、いつも炊いた後に後悔・・・。意外と余るんですよね。
前日炊いたご飯を子どもが気にせず食べればよい話ですが、
食べ残される方がリスクが高い・・・(残飯処理のお仕事と体重増加の未来が待っているから。)
私のシツケが追い付いていません。(ごめんなさい)
可能な限り炊きたてのご飯を炊いて・・・
夫の帰宅が遅くなりそうなときは、お兄ちゃんがおかわり!
そして、炊飯器の中身を空っぽにする
そんな感じで回しています。
まぁ、必ずしも毎日スムーズに食べきるというわけではないんですけど・・・。
あー!昨日炊いて残った白いご飯が余ってなければ・・・
「今晩の夕食、麺にしようと思ったのに。」
とか、
「開店したばかりのパン屋さんでお昼ごはん買おうと思ったのにぃ。」
とか。前日のご飯が残っているという理由で、食事計画を余儀無く変更することがよくありました・・・。
炊飯器のお手入れが面倒
炊飯器の悩みは、炊いたご飯に関することだけではありません。
美味しく食べ終えた後に待ち受けているのは、そう、お手入れ。
「お手入れなんて面倒くさい。」
どんなに料理が好きでも、お手入れが苦手方は少なからずいます。(あ、私のことか。)
みなさまは、炊飯器のお手入れを、キチンとしていると思います。
「できるなら、お手入れを最小限にしたい!」
と、実は思ってたりしませんか?
恥ずかしながら、皿洗いが多い日とか、うっかり炊飯器のお手入れを忘れてしまうことが私にはあります。
「主食を麺類に変えたら、炊飯器をお手入れしなくて済むのにー!」
と何度も思ったことやら。
炊飯器のお手入れは、内釜とシャモジを洗えばいい!それだけではありません。
使った後、本体に付着しやすい米粒や水分を残さないことが大事です。
本体や内フタにこびりついた米粒や水蒸気の濡れは、ニオイやカビ、故障の原因になることがあります。
どーんと設置していれば、ホコリだってかぶるでしょう。
設置すると決めたときから、お手入れすることが始まるというのを頭に入れておきましょう。
今や主食は米だけとは限らない。
炊飯器ってキッチン家電の中で1・2を争うほど、必需品のように思われています。
それは、あくまで主食がご飯の場合。
うどんやパスタの日があったら、ご飯を炊きます?
炊飯器を使わない日って、意外と多いのではないでしょうか?
我が家の場合、1週間のうち、主食にご飯を食べる日は確かに多い。
けど、思い返してみると、
子どもが休みの日や夫が飲み会の日の夕食とか・・・
土日の昼間とか・・・麺率高いですね。
焼きそばやチャンポンとか。残った野菜を使い切る意味もありますし。
残り食材の棚卸に麺類は最適です。
このように、主食を麺類にしてしまえば、お米を炊く必要がなくなります。
なんたって、麺類はワンプレートだし、食器がひとつ減るし、炊飯器のお手入れがいらない!
良いことだらけ!
時間に都合が合えば、いつも麺類に逃げてしまうことがよくありますね・・・。
炊飯器の代わりにご飯を炊く方法がガス調理。土鍋やル・クルーゼを使用。
代わりの調理法として、土鍋を使ってガスで炊飯しています。
土鍋を使うのは、お鍋やお雑炊を食べるときだけ?いやいやいや、モッタイナイ!
土鍋でご飯を炊く方法は、決して難しくありません。
火加減に注意して、ガスコンロから離れなければ、ふっくらと美味しいご飯を炊くことができます。
1人前用の土鍋を私は使用していますが、それでも最大2合のお米を炊くことができます。
カレーの日とか、たくさんご飯が必要な時は、かもしか道具店の三とく鍋を使っています。
土鍋の素材である万古焼のお鍋です。私は三とく鍋を使っていますが、使い分けたいならご飯専用のお鍋の方が良いですよ。
炊き込みご飯など、具材が必要な場合、ル・クルーゼ(22cm)を使っています。
22cmの大きさで、具材をたっぷり乗せて3合の炊き込みご飯を作ることができます。
お弁当のご飯が必要な場合、直前に炊いています。お米を炊いている間におかずを詰めています。
我が家では、夫の通勤、子どもの通園と塾通いにお弁当が必要です。
朝のお弁当用に炊いたご飯とあわせて、朝食のご飯を食べています。
お弁当で、前日のご飯を使う場合の注意点はこちらです。
炊飯器を使わずガスで炊飯をするデメリットと注意点
自動的にご飯を炊く炊飯器からガスでご飯を炊く調理法へと変わるとなると、もちろんデメリットもあります。
注意点は以下のこと。
- 炊飯器の機能が使えない
- ガスコンロがふさがってしまう
- 浸水や火力調整・蒸らしの工程が必要になる
- 大量にご飯が必要なときは不向き
- 火から離れることができない
炊飯器に備えてある予約や保温、炊飯器で料理をする機能などが使えません。
火力調節はもちろん、浸水や蒸らしなど、炊飯器にご飯を炊く工程がプログラムされています。
ガス調理は、ガスコンロの火力を手動で調整しながら調理をする方法です。
ご飯を炊く前に浸水の作業を行い、ガスコンロを点火した後、火力調節と蒸らしの作業をアナログでします。
その間、火の元から離れることができません。
ガスコンロで炊飯をしているときに、他のお鍋やフライパンを並べて同時進行で調理することになります。
加熱料理の品数が多いと、ガスコンロがふさがってしまいますので、ダンドリを見直す必要があります。
アツアツの料理を食べるために、タイミングが大事!!
決められた時間に食べ頃の白いご飯を自動的に炊いてくれるのではなく、おかずが出来上がるタイミングに合わせて、ご飯を炊き終える必要がありますよね。
どうしても火の元から離れて、アツアツのご飯を保温の状態にしておきたい!
そんなときは、シャトルシェフの出番!
シャトルシェフでご飯を炊けば、最小限のガスで保温状態をキープすることが可能。
ガスコンロがふさがりにくくなりますし、ガスコンロの数が増えれば、あわてて他のおかずを作る必要もなくなります。
どうしてもご飯が必要ってときの最終手段は、これ!
防災用も兼ねて、戸棚にしまっておくのも良いのではないでしょうか。
炊飯器をやめた私の感想をひとことで言うと・・・
感想をひとことで言いましょう。超快適です。
炊飯器を持たないことを不便に感じるどころか、「持たなくてもなんとかなる」結果になりました。
食べきれる分だけ炊き、食事の合間にお鍋をつけ置きして、食器を洗う時にお鍋も一緒に洗うといった流れです。
食器を洗っている間に炊飯器のお手入れのことを考えない点は、ホントに大きい。(笑)
「お茶碗一杯の白いご飯って、なんと贅沢なものなんだ!」
ご飯の味は、ガス調理で炊いたご飯の方が粒がピンと立ち、均一に熱が通った感じがしました。
食べた時もふっくらとした舌触りで、米本来の香りがじんわりと伝わってきました。
炊飯器の時よりたくさん炊けないけれど、その分、お米の大切さに改めて気づかされましたね。
いろいろなお鍋で試してみたけれど、やっぱり土鍋+ガスが最高。おコゲという嬉しいオマケが付いてくるし。
ご飯を炊く時は炊飯器!そう思っていたけれど、案外ご飯を炊くことができる道具って身近にあるのかもしれません。
ご飯が余ってしまう・・・キッチンのお手入れを少しでもラクにしたい!
そう思った時は、まず、炊飯器を一度手放してみることから考えてみてはいかがでしょうか。