「お祝い金やお小遣いを子ども名義で銀行に預けたいけど、どこの口座がいいの?」
と迷っている方へ。楽天銀行で子どもの口座を開設した話をご紹介します。
楽天銀行は、ネット取引をメインにした銀行口座。
パソコンやスマホとキャッシュカードを使って取引をするため、窓口へ行ったり通帳を持つことがありません。
窓口のないネットの取引中心だから、子どもの口座となると・・・不安に感じる方もいらっしゃるかと思います。
キャッシュレス化が進み、現金を使うことが少なくなりつつある時代。
そんな現代に対応しやすく、取引する場所を選ばないのがネット銀行の強み。
数あるネット銀行の中で、なぜ我が家は楽天銀行を選んだのか?
そのメリットをご紹介。
- ネットで必要事項を入力して申し込む
- 本人確認書類を郵送する
- キャッシュカードを受け取る
- ネットで初期設定。ID・パスワード・暗証番号を決める
- 口座開設完了!
入出金はお近くのコンビニATMで。手数料最大7回まで無料
楽天銀行で入出金をするとき、銀行窓口を探さなくてもお近くのコンビニで手続きを済ませることができます。
コンビニATMだと、手数料が高い・・・。
そんな心配があるかと思いますが、手数料をゼロにする方法があります。
楽天銀行の口座にログイン。
楽天銀行のお客様優遇プログラム「ハッピープログラム」にエントリーします。
この作業をするだけで、ひと月あたりの手数料が最大7回まで無料になります。
頑張りママ
最大7回?あくまで最大であって、実際に手数料をゼロにする回数はもっと少ないんでしょ?
Rumi
月7回無料にするには、もちろん条件があります。
今回は、親がお子様の口座を作って貯金するのが目的。
引き出さない前提のほうが、貯金に集中できそうですよね。
ハッピープログラムをエントリー後、どちらかを満たせば、スーパーVIP会員で、おトクな優遇を受けられます。
- 残高300万以上
- 取引回数30件以上
長い道のりですが・・・会員ステージは5段階。
ベーシック会員からスタートし、次のステージへ昇格するたびに手数料無料の回数が増えていきます。
最初の条件は、残高10万円または5件以上の取引。
ありがたい話、出産祝いの総額で我が子たちはアドバンスド会員に昇格しました。
- 残高10万円(または5件以上の取引)で、アドバンスド会員:月1回まで無料
- 残高50万円(または10件以上の取引)で、プレミアム会員:月2回まで無料
- 残高100万円(または20件以上の取引)で、VIP会員:月5回まで無料
お子様がひとりでお金を使う年齢になるまでに、貯めていけばいくほどランクアップ。
お子様がキャッシュカードを持つまでに・・・、スーパーVIP会員達成!
コツコツ貯めてランクアップしていけば、お子様が自由にお金を使う年齢になる頃までに、十分間に合いますよ。
楽天銀行同士の取引であれば振込手数料無料
将来、家族離れて暮らすことになっても、実家からどんなに遠く離れていても、
>楽天銀行同士であれば、送金の取引の手数料は、何回も無料です。
お子様が一人暮らしを始めた時の仕送りや進学、就職、結婚などの支援で、お金を送る機会が増えるかと思います。
送金するのに心配なのが、振込手数料・・・。
100円単位と言っても、結構大きかったりするんですよね。
子どもの生活のためにお金を送ることは苦ではないけど、できるのだったら手数料は安く済ませたいもの。
入出金のときの手数料無料の回数は、ランクごとで決まっていました。
が、送金の手数料の場合、楽天銀行同士では月ごとの回数は決まっていません。
他行同士の振込の場合は、最大月3回まで無料。ランクごとで以下の通りになります。
- アドバンスド会員(残高10万円または5件以上の取引):月1回まで無料
- プレミアム会員(残高50万円または10件以上の取引):月2回まで無料
- VIP会員(残高100万円または20件以上の取引):月3回まで無料
- スーパーVIP会員(残高300万円または30件以上の取引):月3回まで無料
家族同士で楽天銀行で無料なら、十分満足!
なんだけど、必要に応じて他の銀行へ振込をすることもあるかもしれません。
九州から関東、関西へ引越しをした我が家の話ですが、
関東で生活していたときは、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行、
関西では、圧倒的に三井住友銀行が振込先で選ばれることが多いです。
住む場所によって振込先の銀行が異なることはよくあります。
家族で上京して初めて家賃を振り込むとき、地方銀行の口座しか持っておらず・・・
仕方なく振込手数料と一緒に払うことになりました。
(その後、慌てて・・・楽天銀行と都市銀行の口座を作りました。)
「楽天銀行から振り込みなさい。振り込み先がどの銀行でも手数料無料になるから。」
お子様が一人暮らしで初めて家賃を払うときに、こう伝えられるよう、とにかく・・・
コツコツと貯金して、スーパーVIPを目指しましょう。
印鑑や申込書の手続きが不要。ネットのみで申し込める
楽天銀行に限らず、入力だけで手続きを完了させることができるのがネット銀行の強みです。
窓口に行って書類を記入したり印鑑を押す手続きはありません。
「窓口が開いている平日の17時までに銀行に行かなければ・・・」
と時間を気にすることなく、24時間365日申し込みの受付可能です。
申し込みの手続きは、おうちのパソコンやスマホで3分程度の入力で完了する作業。
子どもが寝ている時間を狙い、ティータイムをしながらパパッと手続きを済ませることができます。
その後、本人確認書類貼り付け台紙が自宅に届いて、本人確認書類と一緒に返送します。
2週間ほど待つと、キャッシュカードが書留で届き、受け取ることができます。
「いざ!口座開設に銀行へ!」
と思っていても、子どものお昼寝の時間と重なったり、オムツとかで持ち物いっぱいになったり。
そもそも、銀行に着ていく服がない!(え?)
ホント、子どもを連れて外へ行く準備だけで時間がかかりますよね。
近くの銀行の窓口に行っただけなのに、ギャン泣きされて疲れた・・・とか。うわぁ、あるある。
銀行の窓口の方や外出先で出会う方たちは、子どもをみると顔がほころぶステキな方々が多いのですが、銀行はお金を扱うところだし。
印鑑を押す瞬間とか、緊張のあまり手が震えてしまいそうです。
和やかな雰囲気に救われることがあっても、これからお金を預けるという緊張感からはどうしても抜け出せないもの。
ネットで手続きをすることができれば、以下のことを省略できます。
- 外に出る準備をすること
- 時間を気にすること
- 人に気をつかうこと
- 印鑑を用意して捺印をすること
都合がいい時間帯に液晶越しに必要事項を伝えて、あとはお金を預けることに集中する。
おうちでゆったり気持ちを落ち着かせながら、ゆっくりとお金についてだけを考えることができますよね。
銀行に行かず、ネットで振込手続きや残高の確認をすることができる
おうちのパソコンやスマホを使って、お金を送金したり残高の確認をすることができます。
ATMの機械のボタン操作で、残高の確認や入出金が1分程度、振込となると3〜5分程度時間を費やします。
送金の手続きは、窓口やATMを利用せず、セキュリティーカードの英数字で認証しオンライン上で取引を行います。
ネット環境を利用して、銀行のATMと同じ操作ができることはとてもありがたいです。
ATMの操作では数分程度作業なのに・・・、銀行に行くと
待たされること、多くありません?
ATMが設置してある入り口付近とか人の出入りが激しいし、昼食時や銀行が閉まる直前とか・・・大行列。
ATMに並んで待つことは子どもにとって退屈な時間だし、このご時世、密を避けたい。
それに、振込って金額や振込先の口座番号を間違えず入力する作業だし、めっちゃ神経使う慎重な作業じゃないですか。
「ママー、ママー!」
「お金扱ってるんだから、静かにしてー!」
という会話になってイライラ。
公共の場と分かっていますよ。大事なお金のことが絡むと、ピリピリして大爆発してしまいそうです・・・。(苦笑)
通帳の中にどれだけ入ってどれだけ出て行ったか
ネットでできることはネットで完了させて、書かれている金額をゆっくり眺めながら今後のやりくりを考えるゆとりが欲しいものです。
12歳以下の子供の口座を親が代理で開設することができる
楽天銀行は、12歳以下のお子様の場合、お子様と親権者の本人確認を行えば、口座開設をすることができます。
親子関係が分かれば、お子様名義の口座が作れる銀行はたくさんありますが、多くの銀行が18歳以下。(ジャパンネット銀行は15歳以下。)
たったの12年、できるだけ低年齢のうちに口座や貯金に慣れていたほうが、お金の価値を親子で勉強する良い機会になるかと思います。
うちの場合、男の子ですからね・・・反抗期で言うこと聞かなくなる前に、せめてお金のことはきちんと教育しておきたいもの。
教育、就職、結婚、子どもの成長のことを考えると、とてもキラキラした気持ちになりますが、明るい未来を手に入れるために、当然・・・、お金も必要です
毎月引き落とされる長男の塾の費用を見ると、ホント目をつぶりたくなるんですけど・・・。(苦笑)
教育費の負担がさらに増える前に・・・できるだけ早めにお子様の貯金用の口座を用意して、長い期間をかけてコツコツ貯めていきたいですよね。
楽天銀行の口座開設の申し込み手順
「楽天銀行 子供」と検索をかけると、検索結果のトップにこのようなサイトがあります。
口座を開設したいお子様のお名前と入力事項(連絡先・国籍・職業など)を記入します。
電話番号・メールアドレスは、親権者が使用しているものを入力します。
電話番号は、固定電話か携帯電話の番号です。我が家は、世帯主である夫の携帯電話の番号を入力しています。
複数人のお子様の口座を申し込む場合、同じメールアドレスを入力しても問題ありません。
申し込み完了通知のメールが届くためのものなので、必ず受け取れるものにしましょう。
※口座の初期設定を行う場合、すでに登録されているメールアドレスが使用できないのでご注意を。
生年月日は今年の西暦(年号)から選択することができます。
本人確認書類をお持ちでしたら、生まれたばかりの赤ちゃんから口座を開設することができます。
お子様の生年月日を入力すると、親権者情報が表示されます。
お子様名義で契約するものなので、必ず保護者の同意が必要です。
カードを選択します。16歳未満の子どもたちが使えるカードは、こちらの1枚。
16歳未満のお子様が契約できるものは、デビット機能やクレジット機能なしのキャッシュカードです。(年会費無料)
デビット機能が付いているキャッシュカードの対象年齢は16歳以上、クレジット機能の対象年齢は18歳以上です。
口座の利用目的をチェック。
子供が将来使うお金なので、もちろん「貯金/資産運用」にしました。
親子関係がはっきりと記載されている書類として、住民票写しの原本がスムーズです。
住民票で本人確認を行う場合、発行から6ヶ月以内のものを用意。
郵送のみの受付になります。
口座を開設するお子様の名前と親権者の名前が記載されたものを1枚。複数人のお子様の手続きをする際も同様です。
他の身分証明書を提出する場合は、お子様の名前と親権者の名前があるもの、2点ずつ。
合計4点の本人確認書類を提出する必要があります。
住民票以外の身分証明書で本人確認をする場合、楽天銀行のアプリから手続きを行う方法がありますが、1つのスマホアプリで認証できる人はスマホの所有者1人まで。
複数人分の手続きをする必要がある場合は、郵送を利用したほうがスムーズです。
本人確認書類の提出方法の選択に、「郵送で送付する」にチェックします。
反社会的勢力に関する表明・確約をよく読んで、「同意する」をチェックしたら、確認画面を押して最終確認。
1週間後にこのような封書がポストの中に。まとめて3通届きました。
封書の中には、本人確認書類を貼り付けるための台紙と返送用の封筒が入っています。
宛名に記載されている名前が、口座を開設する人の名前です。
返送用封筒に入れるときは、必ず本人確認書類の名前と宛名が一致しているかを確認。
住民票を提出する場合、台紙に糊付けしない状態で台紙と一緒に返信封筒の中に入れて返送。
本人確認書類を提出しないと、キャッシュカードが受け取れませんので、忘れないうちにお早めに。
2週間後、書留でキャッシュカードが届きます。
配達員から直接手渡しのため、置き配ができません。受け取りの際はマスク着用です。
封筒を開けると、キャッシュカードとセキュリティカードがセットになって入っています。
キャッシュカードの名前に間違いがないかを確認。
カードが貼ってある台紙の左上の表に、以下のことが記載されています。
- キャッシュカードの情報(名義人・支店番号・口座番号)
- 仮ログインパスワード
- セキュリティカード番号の下4桁の数字とアルファベット1文字(個人口座の場合はP)
>支店番号と口座番号をつなげた10桁の数字が初期ユーザーIDになります。
仮ログインパスワードとセットで、ログイン時に使用します。
セキュリティカードは、16桁のセキュリティ番号とPの英字が記載されています。
セキュリティカードには名前が書かれていません。
複数枚カードを持つときは、誰のセキュリティカードなのか、区別する工夫が必要です。
ちなみに、我が子の口座3人分を申し込んだとき、偶然にも3人とも下4桁同じ番号でした・・・。
複数人のお子様を申し込むとき、注意しましょう。
楽天銀行の公式サイトのログイン画面で、初期ユーザーIDと仮ログインパスワードを使って、早速ログインをしてみましょう。
ログイン後、ユーザーIDとパスワードの変更を行い、お取引で使用する暗証番号を設定します。
ワンタイム認証の設定をします。
1回限りの使い捨てパスワードをメールで受け取り、設定画面に入力します。
すでに登録されているメールアドレスを入力すると、このような画面が出ます。
母と子ども、同じアドレスで管理したいところですが・・・
重要な取引で認証が必要になります。
アカウントの使いまわし防止のため、別途メールアドレスを作ることが重要です。
合言葉を3つ設定します。回答はすべてひらがな30文字まで入力できます。
合言葉は、出身地や卒業した学校名、学生時代のクラブチーム名、好きな曲や映画などがあります。
親から子へ引き継ぐものなので、お子様に伝えやすく家族で共有しやすい言葉を設定したほうがいいでしょう。(合言葉の変更をすること可能です。)
出身地とか旧姓などは、子どもが成長しても事実をそのまま伝えられる内容です。
ただ、出身地を選ぶときはパターンが多いので要注意!
例えば「とうきょうとしながわく」を合言葉にした場合、「とうきょう」とか「しながわ」とか「とうきょうとしながわくおおさき」とか入力しても、正しい合言葉になりません。
出身県・都市・地名のどれを使ったのか、どれを組み合わせたのかを、一文一句ひらがなで覚えておきましょう。(私もよくやってしまいます・・・。)
これで設定が完了です。
ログインの設定を変更するたびに、登録したメールアドレスへこのような通知が届きます。
ID・パスワード・メールアドレス・合言葉の変更は可能です。
ログインに必要なID・パスワード・合言葉は、変更してもメールに表示されません。
ログイン時に設定した内容、いつ設定変更したのかなど、忘れないように注意しましょうね。
初期設定で登録したログインIDとパスワードを入力したら、支店番号・口座番号・合言葉の入力を求められます。
合言葉の質問は、3つあるうちの1つの質問がランダムで表示されます。
マイページにログインできたら、あなたのお子様の口座が完成です。
おつかれさまでした!
まとめ
楽天銀行のメリットと申し込み手順をご紹介しました。
そもそもなぜ、子ども名義の銀行をネット銀行にしたかというと、先ほどちょろっと申したとおり。
子育てが始まって10年、県外へ引っ越しを2度経験して、以前利用していた銀行が近所になくて困ったから。
次に県外へ引っ越す予定があるのか、少し先なんだけど・・・子どもが独立したら実家を離れるのか?
先のことなんて分からないけど、子どもの将来を明るくするための手段として、大事なのはやっぱりお金。
楽天銀行で子どもの口座を作ると、どんな場所に住んでも将来離れて暮らすことになっても、手元にお金があるという安心感があります。
楽天銀行は、2000年にイーバンク銀行から始まり、2020年現在、口座開設者数900万人以上に達しています。
ネット銀行の中で20年もの長い歴史があって、楽天のお買い物で親しみを感じやすいし、将来お子様にも使ってもらうきっかけにもなるのではないかと思います。