「楽天銀行で子どもの口座を開設できるけど、ネット銀行で大丈夫なの?」
楽天銀行の口座を子ども3人分まとめて開設した私の話をご紹介します。
オンラインで取引をよく利用する我が家にとって、楽天銀行はとても便利です。
楽天銀行は、ネット通販でおなじみ「楽天」が運営する窓口がない銀行で、口座開設や取引をパソコンやスマホで行うことができます。
おじいちゃん、おばあちゃんからもらった大切なお小遣い、お子様がきちんとお金を使える年齢になるまで、大事に貯金をしておきたいですよね。
通帳を持たずキャッシュカードを持ってコンビニATMで入出金、残高確認や送金はオンライン上で行うのが、ネット銀行の特徴。
子どもが大人になる頃には、現金で買い物することがますます少なくなるかと思い、子どもの口座を楽天銀行にしました。
私自身ではなく、子ども3人分一斉に代理で手続きしたため、本人確認や初期設定でちょっと手間取ったことがありました。
「兄弟同時にまとめて手続きしよう!」と、検討される方もいらっしゃると思いますので、注意点をまとめておこうと思います。
楽天銀行の口座開設の手続きをおおまかに言うと、以下の流れ。
- ネットで必要事項を入力して申し込む。
- 本人確認書類を郵送する。
- キャッシュカードを受け取る。
- ネットで初期設定。ID・パスワード・暗証番号を決める。
- 口座開設完了!すぐに取引を始めることができます。
こちらの記事も併せてご覧ください。
楽天銀行で子ども名義の口座開設するときの注意点
インターネットで口座開設を申し込み、郵送されたキャッシュカードで初期設定を行うまでの手順で注意することは、以下のこと。
- 住民票で本人確認をする場合、子供1人あたり1枚必要
- スマホアプリを使用する場合、同名義でないとログインできない
- すでに登録されているメールアドレスを使うことができない
- セキュリティカードの区別がつきにくい。保管する時は注意
住民票で本人確認をする場合、子ども1人あたり1枚必要
住民票で本人確認をする時は、お子様1人あたり、住民票の原本の写し1枚が必要です。
口座を開設するお子様の名前と親権者の名前が記載されているものです。
3人子どもの口座を作るなら、それぞれの名前が記載された合計3枚の住民票。
住民票1枚300円とすると、900円負担することになります。
「同じ送付先なら、家族全員分の住民票1枚でまとめて手続きできますか?」
とダメモトで問い合わせてみましたが・・・残念。ケチケチすることはできませんでした。(苦笑)
お子様の本人確認書類を提出する際、大人と比べ、確認できる書類が少ないです。
18歳未満だと運転できる年齢じゃないし、わが子の場合、海外旅行歴に行ったことなく、パスポートもありません。
住民票を発行する方法以外に、マイナンバーカードを使う方法があります。
マイナンバーカードを使う場合、プラス健康保険証のコピーで手続きができます。
子どものマイナンバーカードをあらかじめ発行しておくと、低価格でスムーズに手続きができるかと思います。
マイナンバーの通知カードでは口座開設の手続きができません。
マイナポイントを機に、家族全員ぶんのマイナンバーカードの手続きをしておくとよいですよ。
住民票1枚の本人確認書類で、親子関係が分かる点ではスムーズなんですが、口座を開設するお子様一人につき、住民票の発行手数料がかかりますのでご注意ください。
スマホアプリを使う場合、同名義でないとログインできない
すでにあなたが楽天銀行のスマホアプリを使って楽天銀行の口座で取引を行っている場合、
あなたが使っているアプリからお子様の口座をログインすることはできません。
楽天銀行のアプリを使用するとき、スマホの持ち主の本人確認をするための認証を行うからです。
スマホのユーザーと口座の名義人が同じである場合は、スマホアプリでIDを省略してログインすることができます。
ブラウザを使うよりアプリを使ったほうがすぐにログインができてめっちゃスムーズですが・・・残念。
スマホひとつでママと子どもの口座の内容を見たり、IDを切り替えたりすることができないのが面倒・・・です。
「不正ログインを防ぐための方法として、スマホの持ち主じゃないと口座の取引ができないなんて、当たり前のことじゃん!」
と、分かっているんですけどね。
お子様がスマホを新たに手に入れてマイ電話番号を持つまで、アプリではなくブラウザで口座の管理をしなければならないということです。
ブラウザからログインする場合、IDとパスワードを入力後、支店番号・口座番号・合言葉の入力があります。(IDの省略ができません。)
お子様の口座をご覧になるときはブラウザを使用することになりますので、キャッシュカードを用意して合言葉を記憶しておくことが重要です。
※複数人の口座をスマホアプリひとつで一括管理したい場合、このような方法なら可能です。
すでに登録されているメールアドレスを使うことができない
楽天銀行のメールアドレスの入力は、2回あります。
- 口座開設の申し込み(連絡用メールアドレス)
- 口座開設後の設定(サービス用メールアドレス)
楽天銀行のキャッシュカードが届いたら、口座を利用するためのログイン設定やネット取引で使用する暗証番号設定をします。
送金をするなど重要な取引を行ったという通知を受信するためのサービス用メールアドレスを登録をします。
サービス用メールアドレスの登録は、1口座につき1つまで。
すでに登録されているメールアドレスを使用することができないため、注意が必要です。
「ふだん私が使用しているメールアドレスで、まとめて通知を受け取りたい!」
と思いましたが、子ども専用に3人分メールアドレスを別に作ることになりました。
まだメールを使う年齢でないうちの子たちのメールアドレスは、当然親が管理です。
フリーメールでメールアドレスを作って、さらにパスワードが必要で・・・これが3人分!
口座アカウントに加えて、メールアカウント・・・って、覚えること多くてパンクしそう・・・。
(※フリーメールの種類によって、年齢制限があったり、ひとり1アカウントまでという規約もあります。
残高確認やコンビニで入出金をした場合はメール通知はありませんが、送金をした場合は通知が届きます。
親が口座を管理して貯金しているうちは、残高を確認したりお小遣いをコンビニで入金することが中心。
我が家の場合、送金を使う頻度はそれほど多くないので、メールで通知を受け取ることはほとんどありません。
それでも、連絡用のメールアドレスの入力は必要です!
将来、お子様が自分で口座を管理するようになったら、送金を利用する頻度が増え、サービス用メールアドレスを使う日が来るかと思います。
そのとき、メールアドレスやパスワード忘れてしまって・・・送金を完了したという証拠を残すことができない!
とか、ならないよう注意しましょう。
ネット銀行となると、IDやパスワード、暗証番号ばかり重視しがち。
登録したフリーメールアドレスやそのパスワードは、使っていないとホント思い出せません。(経験者談)
ので・・・ゼッタイ忘れないように注意してくださいね!
子どもの口座のメールアドレスをカンタンに管理する方法はこちらです。
セキュリティカードの区別がつきにくい。まとめて保管する時は注意
キャッシュカードともう1枚。
ネット送金など重大な取引をする時に使用するセキュリティカードが一緒に届きます。
このセキュリテイカード、口座名義人の名前が記載されていません。
16桁ものランダムの数字とPの文字(個人口座の場合)が印字されています。
1234-5678-9012-3456-P、こんな番号です。さすがに・・・覚えられないですよね。
3人分のセキュリティカードを同じ財布に並べて管理してしまうと、どうなるでしょう。
誰が誰のセキュリティカードなのか、分からなくなります。
キャッシュカードが書き止めで届いた際、カードが貼ってある台紙に、セキュリテイカード番号の下4桁とPの文字が記載されています。
我が子の場合、偶然なのか?(以下、仮の番号)
****-****-****-3456-P、****-****-****-3456-P、****-****-****-3456-P
って、3人ともセキュリティカード番号下4桁の数が同じとは・・・!
手がかりなしじゃん。チーン。
セキュリテイカードに記載された表から、指定されたマス目の英数字を入力して、口座の持ち主かどうかを認証することが、セキュリティカードの役目。
その持ち主を番号で振り分けたものが、セキュリテイカード番号です。
セキュリティカード番号は取引では使いません。
けど、セキュリティカード番号と口座の持ち主の情報がマッチしなければ、正しい取引ができなくなってしまいます。
シール貼ったりマジックで名前書いたりできるなら、目印つけたいところなんですが・・・(え、やっちゃダメ? )
誰が誰のものなのか、区別がつくように管理しましょう。
楽天銀行でお子様の口座を作る前に用意しておくこと、まとめ。
楽天銀行で子どもの口座を開設して、注意することを並べてみました。
いざ口座を作ってみないと、ピンとこないものですよね。
楽天銀行で子どもの口座を作ってネット上でお金の管理をするまでに必要なことを、短くまとめると、
- 口座開設する子どもと親権者の名前が入った住民票を人数分用意
- スマホアプリで口座管理できる人は同じ名義で1人まで。
- 口座の初期設定で使用するメールアドレスは同じものが使えない。
- セキュリティカードの目印は16桁の番号。名前が記載されてないので注意。
もちろん、大事なお金を扱うものなので、ガッチガチなセキュリティであることは、当たり前のこと。
だけど、知らないで手続きを続けていると、
「え、ゴチャゴチャしてしまったんだけど・・・!」
と、パニクってしまうかもしれません。(ごめんなさい、私のことです。)
銀行の取引で必要なIDやパスワード、暗証番号だけでなく、登録したメールアドレスとそのパスワード、セキュリティカード番号も、お子様へ引き継ぐときが来るまでに絶対に忘れないこと。
bitwarden(ビットワーデン)などのパスワード管理アプリに、メモをして残しておくと良いでしょう。
これから、楽天銀行でお子様の口座を作ろうと思っている方への注意点をお伝えしました。