ごちそうといえば、ローストビーフ!
パーティ料理の中で定番ではないでしょうか。
クリスマスや年末年始の集まりはもちろん、お誕生日会やホームパーティにも。
ジューシーなお肉がどどーんと置いてあると、食卓が映えてテンション上がっちゃいます。
ローストビーフの火加減、難しくてキレイなピンク色にならない・・・
ごちそう作る準備だけでバタバタと忙しくなっちゃうのに、手を止めて中心温度の確認をするのって大変ですよね。
低温でジワジワ温めていくヨーグルトメーカーを使用すれば、面倒な温度管理をせず放ったらかしにしておくだけでローストビーフを完成できます。
いざという時に覚えておくと便利!ヨーグルトメーカーを使って、簡単でジューシーなローストビーフの作り方をご紹介します。
時短ローストビーフで用意するものは、ヨーグルトメーカー
ローストビーフを作るのにヨーグルトメーカーを使用します。
私が使ったものは、TO-PLAN(トープラン) 社の「ヨーグルトファクトリー」(品番:your4-9491761606-jp-43)です。
スペックは下記の通りです。
- サイズ:幅12×奥行12.5×高さ27.5cm
- 本体重量:650g
- 素材・材質:本体=ABS樹脂、カバー=アクリル樹脂、計量カップ=ポリプロピレン
- 原産国:中国
- 電源:AC100V(50/60Hz)
- 消費電力:約8Wコード
- 長さ:約1.3m
※amazonの購入画面より抜粋
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パック牛乳をそのままセットするだけでヨーグルトが作れるタイプのヨーグルトメーカーです。
容器を使わずに簡単で衛生的に自家製ヨーグルトを作ることができるメリットがあります。
発酵時間の指定や温度調整ができない点がデメリットですが、ヨーグルトを作る際支障はありませんでした。
[wp-svg-icons icon=”arrow-right-3″ wrap=”i”]自家製ヨーグルトをヨーグルトメーカーで!おすすめの種菌は?どんな容器に入れればいいの?量産できてコスパ最高!
ヨーグルトメーカーの種類や品番によって、専用の容器が付いていたり甘酒や納豆などヨーグルト以外のメニューのレシピ付きのタイプもあります。
ヨーグルトファクトリーを購入した当時、ヨーグルトしかレシピが掲載しておらず他のメニューのレシピはありません。(専用容器もありません。)
ローストビーフが作れるかどうかは、取扱説明書に掲載されていない内容です。
ヨーグルトメーカーでローストビーフが作れるということをネット記事で知り、手持ちのもので作れないかと考えてチャレンジしました。
では、作ってみましょう。
[box class=”pink_box” title=”調理前に確認!”]
空っぽの牛乳パックを使用します。
洗浄消毒してしっかりと乾燥したものを用意しておきましょう。
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ヨーグルトメーカーの低温調理を利用してローストビーフを作る
牛肉のブロックを用意します。
収縮時に硬い口当たりにならないために、包丁で格子状の切り込みを入れ筋切りをします。
使用するお肉は、赤身が多いものを選びましょう。
スーパーでなかなか見つからない時は、通販で買うと良いでしょう。
こちらのお肉は、グルメソムリエ楽天市場店でまとめ買いして購入したものです。
ローストビーフを作る前日に、お時間あればしておいたほうが良いことがあります。
じゃん!玉ねぎ。
タンパク質分解酵素プロテアーゼを含み、お肉を柔らかくする効果があります。
すりおろして、お肉全体に玉ねぎ液が浸るように漬け込みます。
わざわざ高い国産のお肉を買う必要ありません。
この下ごしらえをしておけば、硬くてザラザラになりがちな輸入肉も柔らかくジューシーに仕上がります。
しっかりと揉み込み空気を抜いたら、冷蔵庫に入れて半日から一晩つけておきましょう。
水分が外に出る可能性がありますので、念のため受け皿をお忘れなく。
一晩漬け込んだお肉がこちら。
表面が茶色くなるのは、牛肉の赤色色素ミオグロビンが無酸素の状態で変色したためです。
品質に影響はありません。
玉ねぎの繊維と表面の水分を落としましょう。
加熱をする30分前に、塩こしょうを振って揉み込み常温で馴染ませます。
サラダ油を引いて温めたフライパンに牛肉を入れて、弱火で片面5分ずつ焼いていきます。
表面のみきつね色の焼き目が付けばOK!(中は生焼けで問題ありません。)
先ほど牛肉を漬け込んでいた玉ねぎ液。これは捨てないでください。
後ほど、グレイビーソースを作る材料にします。
牛肉の表面こんがりと焼けたら、未使用の保存袋に入れ空気を抜いて密閉します。
(使いまわしたくなるんだけど、衛生上保存袋は新品のものを利用しましょう。)
お肉を焼いた後のフライパンは洗わず、余分な油を拭き取っておきましょう。
後ほど、グレービーソースを作る時に使用します。
ヨーグルトファクトリーは、牛乳パックごと直接機械にセットするタイプのヨーグルトメーカーです。
ローストビーフのお肉を機械にセットする時も、牛乳パックを使用します。
60℃程度のお湯を用意します。
お湯を牛乳パックに入れて、お肉を低温の状態でボイルする時に使用します。
清潔な牛乳パックの中に60℃のお湯を1/3程度入れておきます。
さらに、牛肉を入れた保存袋を筒状に丸めて加えていきます。
全体にお湯が被っているか確認してください。
溢れそうだったら、余分なお湯は捨ててくださいね。
パックの蓋を閉めて、このように外蓋をして3時間放置。あとは待つだけです。
ティータイムをするなり、取り溜めしているドラマを見るなりして気長に待ちましょう。
携帯のアラーム機能を利用して、時間を計っておいてくださいね。
[aside type=”warning”]注意
- ヨーグルトメーカーは使用前と使用後の消毒を必ず行ってください。
- 半ナマのお肉を取扱って口にします。生肉に抵抗がある方や健康状態がご心配な方はお控えください。
[/aside]
3時間後のお肉。ぬくぬくと温かいです。
すぐに包丁で切らないで、粗熱を取り冷めてから切りましょう。
ヨーグルトメーカーで加熱したとき、保存袋に肉汁が溜まります。
この肉汁も捨てないで、グレイビーソース作りで使用します。
お肉を冷ましている間に、グレイビーソースを作ります。
以下の材料を、お肉を焼いたフライパンに全て加えて温めていきます。
- 漬け込んだ時に残った玉ねぎ:適量
- 加熱時に残った肉汁:適量
- 赤ワイン:大さじ3
- しょうゆ:大さじ1
- バター:10g
水分が1/3程度に減ったら、火を止めて冷ましておきます。
出来上がったローストビーフはこちら。
中はどんな仕上がりでしょうか。
切ってみると・・・薄いピンク色です。
お店に売っている市販のローストビーフと同じクオリティではないでしょうか。
全部切るとこんな感じ。
ジュワーっと肉汁が流れ出てきて、しっとりとしています。
お皿に盛り付けて、お好みでグレイビーソースをかけて召し上がります。
お好みでスライス玉ねぎやサラダ用のお野菜などを添えると、より一層美味しくなりますよ。
ヨーグルトメーカーをお持ちの方は、食卓を豪華に彩るローストビーフをパパッと簡単に作ってみてくださいね。
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