「さぁ!今日は何を作ろう?」
と、料理を作ることばかりに一生懸命になりすぎると、調理器具のメンテナンスを怠りがち。
フライパンのお掃除もそのひとつ。
鉄製のフライパンは特に焦げ付きが激しく、そのまま使用し続けるとくっ付きの原因に!
オムレツを焼くと、高確率で失敗します。
フライパンの上のぐちゃぐちゃのオムレツを見ながら、
「うわぁぁ〜フライパンが真っ黒け!」
と、焦げついたフライパンを見て、なんだか切ない気分になってしまいました。
フライパンの焦げ付きを落としてから、オムレツ作るのを再チャレンジしてみます。
鉄のフライパンをまずは観察してみる(当ブログで使用中)
使用しているフライパンは、「リバーライト極」です。使いやすさと鉄ならではの丈夫さは申し分ありません。
焦げ付きと向き合いながらも4年以上使い続けています。
[kanren2 postid=”508″]
よく使用している底の部分は焦げ付きが少ないのですが、熱の通りにくいフチの部分に真っ黒でボコボコとしたものがたくさん、こびりついています・・・。
ブログ内では隠れて分かりませんが、裏面は恐ろしく焦げ付いています。
見えないところを掃除するかどうかで人の性格って分かるような気がします。
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/09/A8E4E0DC-6C99-4E61-98AA-BE4060880DBF.png” name=”Rumi” type=”r”]要するに、ズボラってことです。[/voice]
側面の焦げをアップで撮影。ぎゃー!【閲覧注意】です。
お見苦しいものをお見せしてごめんなさい。
ありゃりゃりゃ・・・。
・・・側面に焦げが浮いていて、フライパンに卵がくっ付きそう・・・!
オムレツのつもりが・・・スクランブルエッグを無理やり固めた感じです。
・・・ごもっともですね。はい。
[kanren2 postid=”464″]
このままだと、鉄のフライパンの成分が鉄よりも炭素(焦げ)の方が、上回ってしまいそうです。
美味しい料理を作りたいために買った鉄のフライパンなのに、焦げの苦味が強くなってしまったらいけませんね。
思い切ってフライパンの焦げを落としてツルツルにしてみせよう
フライパンを焼き焦がして焦げを削り落とすことから
空焚きの状態でひたすら焼きます。熱の通りにくいフチの部分は傾けながら直火に当てましょう。
ひたすら焼き続けますのでフライパンが熱くなります。火傷に注意してくださいね。
[aside type=”warning”]火気の使用注意!
閉め切ったお部屋で長い時間火を使いすぎると、煙が充満することがあります。必ず換気をしながら作業を行ってください。[/aside]
15分ほど続けていると、表面に黒いススが浮き上がってきます。
このススたちがくっ付きの原因になり、料理の出来上がりを悪くしてしまいます。
ススが浮かび上がったらフライパンを冷まし、その後フライ返しでゴリゴリと削り落とします。
ススが飛び散りますので、新聞紙などを引いておくと後々掃除が楽です。
焦げが取りにくい場合は、先ほどの焼き焦がす作業を繰り返しおこない、再度削ってみてください。
拡大するとこんなにたくさん削れてます。
怠れば怠るほど・・・焦げがしつこくなりガリガリ削ることになります。気になりだしたら、早めに対処しましょうね。
側面も同様に行います。長い時間直火を当て続けて焼き焦がしておくと、ウロコのような焦げがバーッと浮かび上がります。
このザラザラッとした粗い塊を落とします。
表面が丸まっているので、フライパンの底やフチの部分よりも強い力で削ることになります。
削りにくいかもしれませんが、頑張って!
仕上げに紙ヤスリをつかいます
何度も焼き焦がし削った結果、大きなウロコのような焦げを落としました。
完璧にキレイにしたくなりますが・・・日が暮れてしまいます。
ザラついた感じがなくなればOKです。
今まではホーミング(クレンザー)を使用していましたが、「紙ヤスリ」を使用したほうがより焦げを落とすことができました。
紙やすりの番号は数が大きいほど目が細かくなります。焦げ付きの度合いによって決めて問題ありません。
焦げ付きがあまりに激しかったので、私はやや粗めの「#80」を使用しました。
使いやすさは人それぞれ。いろんな用途に使い分けられるように、複数の番号が入ったセットを選ぶとよいですね。
ゴシゴシと擦り細かい焦げ付きを落としていきます。小さなススがポロポロと出てきます。
マメに水洗いをし直火に当てながら乾燥させ冷ましてから作業を繰り返しましょう。
見てみて!ここまで削り落としましたよ
Before↑
こんなに焦げ付いてしまい、「オムレツなんて上手に作れないでしょ?」と言いたくなりますが・・・
ご覧ください。
After↑
表面ツルツルのテカテカ!ここまで蘇ることができました。
ボコボコとした鱗のような焦げがなくなり、ほんのりと光沢があります。
ちなみに、新品がこれ。キレイな状態で使用するのはとても気持ちが良いですね。
裏面はこんな感じです。
表の面よりも掃除しにくいため完全に落とせませんでした。
しかし、お見せするのに恥ずかしくない状態まで、焦げを落とすことができました。(笑)
焦げつき防止に油返しをきっちりと。サボらないこと!
鉄のフライパンは、表面にしっかりと油がコーティングされて馴染んでいる状態が理想です。
この状態までに育てていくために、欠かさずに油返しをしておくことが大切です。
「油が多いとカロリー高くなりそう・・・」
とためらいがちですが、この作業を怠ってしまうと焦げつきやすいフライパンになってしまい、調理の作業効率を大幅に下げしまいます。
一度で多量の油を使うことになりますが、油返しをしておいたほうが表面がテカテカになりフライパンの滑りをよくします。
ガリガリとフライパンを削るのに無駄な時間を使う!そんなストレスから解放されます。
いままで私も油返しを怠ったために、フライパンを焦げ付かせてしまいました。
多量の油を繰り返し使えるようにオイルポットを用意して、油返しをサボらないように心がけましょう。
[kanren2 postid=”11781″]
使用済みの油を放置すると、やはりニオイや酸化が気になります。
でも、活性炭カートリッジの入ったものですと、油臭さがほとんどなく油を使い回すことにほとんど抵抗を感じなくなりました。
油返しの手順はこれだけ!
フライパンを熱し、その後おたま一杯分の油をフライパンに入れて全体に油が馴染むように行き渡らせます。
全体がテカっとしたら、余分な油をオイルポットに戻します。
油が流れ出て引火しやすくなりますので、キッチンペーパーで側面を拭き取っておきましょう。
再びオムレツにチャレンジ・・・。
ん?卵を入れた後、菜箸で軽くかき混ぜると焼いた卵がつるんと動き出します。
卵液を入れた瞬間から、フライパンの滑りが違います。
菜箸で混ぜる必要がなく、フライパンを傾けるだけで必然的に形が整っていきます。すごーい!
はい、完成しました!
形はまずまずなのですが、フライパンに卵液がベタッとくっ付いて、慌てて菜箸をゴリゴリと動かすことはありませんでした。
洋食屋さんのようなトントンして返すオムレツまで程遠いかもしれませんが、カチカチのスクランブルエッグの延長のようにならなかったので、とりあえずよしとします。
オムレツが上手に焼けるかどうかは、あとはテクニック次第ですね。(笑)
・・・がんばります!
オムレツにチャレンジするならこちらもおすすめ!
[kanren2 postid=”9078″]
オムレツが難しいならスクランブルエッグをひと工夫
[kanren2 postid=”11113″]