美味しんぼ5巻 再現レシピ!「シャブスキー」こそが牛肉を美味しく食べる料理法だった!




「すき焼きは、牛肉をまずく食べる料理法」

と。厳しい美食家の海原雄山がおっしゃった一言。

 

 ※出典:美味しんぼ 5巻 牛なべの味(雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画)

すき焼き好きな方にとって、ショッキングだったのではないでしょうか。

しょうゆやお酒で牛肉を甘辛くグツグツと煮込んで、トロトロの生卵に付けて食べるすき焼き。

我が子たちも大好きなメニューなので、休日によく作ります。

でも、「シャブスキー」の食べ方も理にかなっているのかな?と思い、美味しんぼ流に再現してみました。

「シャブスキー」再現レシピ!(美味しんぼ5巻 「牛なべの味」より)

材料(2〜4人分)

<必須のもの>

  • 牛肉(お好みの大きさ):400g
  • 長ネギ(5cm幅):1本
  • もめん豆腐(一口大):300g

※牛肉の部位はモモとロースを使用しました。

<任意食材>

きのこ、白菜などお好みの野菜:適量
(淡白な野菜がおすすめです。低温で調理しますので根菜類など火が通りにくいものはおすすめしません。)

<梅タレ>

  • 日本酒または調理酒:1升(約1800ml)
  • 梅干し:10個
    ↓ 
  • 梅タレ:200ml  ※酒と梅干しで煮込んだものから200ml取ったもの
  • かつおだし:50ml
  • しょうゆ:大さじ1

<かつおだし>

  • 水:1000ml
  • 花かつお:20g

※食べる量によっては足りなくなる可能性もあります。かつおだしは少し多めに作っておくといいかもしれません。

1.梅タレを作ります

お酒1升に梅干しを入れて7合目くらいの量になるまで煮詰めます。

煮詰めたものを冷まして、一晩寝かしておきます。

出来上がっただしのうち、200mlを計ってかつおだし50ml、しょうゆ大さじ1を合わせておきます。

このタレが付けタレになります。

2.かつおだしの作り方はこちら

沸騰したお湯に花かつおを入れて火を止めておきます。

5分ほど待つと、かつおが沈んでいきます。

ペーパータオルをザルの上にのせてボールを受け、だしをこします。

出来上がったかつおだしは一部梅タレに使用します。

一番だしの昆布なしバージョンです。こちらもご参考にしてくださいね。

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お召し上がり方はこちら

かつおだしに火をかけます。ここで注意することは、くれぐれも沸騰させないこと!

温度は80度前後をキープしました。湯気で見にくいのですが、およそ83℃です。

かつおだしは80度を越えると風味が落ちやすくなりますので、もう少し低くてもよいかも・・・。

しゃぶしゃぶのように、牛肉を広げた状態でだしの中にくぐらせます。ゆっくりと落ち着いて・・・

お肉が桃色に変わったところですくいあげます。

梅の付けタレにつけていただきます♪

・・・うむむ、なんと上品なお味なこと。生肉本来の甘みが梅の酸味で引き立ちます。

 ※出典:美味しんぼ 5巻 牛なべの味(雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画)

海原先生も大絶賛のご様子。

豆腐や長ネギなどの野菜は肉と比べて火が通りにくいので、お早めに入れておきじっくりと温めておきましょう。

・・・結局一気に全部入れてしまいましたが。その間にお肉も投入しちゃうほどのせっかちぶり。(笑)

じっくりと煮込んだお豆腐と長ネギもさっぱりしてて美味しいですよ。

お野菜たちは箸休めに持ってこい!です。

原作にはなかったのですが、きのこを入れてもなかなか美味しい!

長時間煮込むと・・・アクが!こまめに取ったり、出汁を足すなどして調整しましょうね。

過去に作った鍋でも登場していますが、我が家ではお鍋にしいたけが欠かせません。

石づきを取り除き、丸ごと使用することでしいたけの食感と風味が一気に楽しめます。

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そもそも「シャブスキー」とは何ぞや?

初めて「シャブスキー」という名を知った!という方へ、「シャブスキー」というのは何か説明しよう。

シャブスキーとは、すき焼きの牛肉をしゃぶしゃぶのようにさっと湯を通して梅タレで食べるすき焼きです。

もともとは、北大路魯山人が考案した「魯山人式すき焼き」を応用したものから生まれました。

本来のすき焼きは、肉と野菜を一緒に調味料で煮込み生卵に付けて食べる方法です。

一方、魯山人式すき焼きは、先に焼いたお肉をしょうゆで調味し食べて→お肉の旨味が残った空っぽのお鍋に野菜を足して食べる方法なのです。

 

※出典:美味しんぼ 5巻 牛なべの味(雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画)

砂糖の甘みを一切使用せずにしょうゆと酒で煮て、大根おろしに付けて食べたと言われています。

それを応用し、梅の付けタレに変わったものが「シャブスキー」です。

火が完全に通るまで煮込むのではなく”半生”の状態で食べるのも魯山人風すき焼きの特徴。

シャブスキーは、肉を短時間で湯通しする「しゃぶしゃぶ」と、肉や野菜を煮込まずにさっぱりといただく「魯山人風すき焼き」の良いところのみを取り入れたニュータイプのすき焼きなのです。

ゆっくりとお肉の味を楽しみたい方へおすすめ

がっつりお肉をたくさん食べたいという方にとって、じっくりと時間をかけて食べる「シャブスキー」はあまりおすすめしない方法かもしれません。

どのご家庭も(たぶん)お肉が人気なので・・・お肉の減りが早いことでしょう。

野菜と比較してお肉は火の通りが早いため、お肉のなくなりはあっと言う間。

野菜を煮ている間、「お肉まだー!」になってしまうことも。(笑)

野菜や豆腐とバランスよく食べていかないと・・・お肉が先に空っぽになってしまい、最後は野菜だけに!ってことになりかねませんので、注意が必要です。

でも、お肉そのものの美味しさがそのまま味わえますので、レアの肉が大好物の方は是非味わっていただきたい!

※安全のため、免疫力の低いお子様や高齢の方が召し上がる際は、お肉が完全に火が通ってから召し上がるようにしてください。

体調面にご心配の方が生のお肉を召し上がる際は、医師と相談して自己責任の上で行ってください。

最後に・・・海原先生から

 ※出典:美味しんぼ 5巻 牛なべの味(雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画)

いつもは厳しいお言葉で話す海原先生。この回は、何だか少し穏やかな一面がありましたね。(笑)

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私はモモとロースを使用しましたが、比較的脂身が少ないものを選びました。

肉の量重視!の方は、外国産の赤身のお肉にしてコスパを抑えるといいかもしれません。

購入後、新鮮なうちにお肉を召し上がるようにしましょうね。

おまけ・・・

分かってはいたのですが、梅タレ作り過ぎてしまい余っちゃいました。

原作に合わせて、お酒1升使用しましたが・・・結構な分量です。

実際はその半分くらいの量で問題ありません。

残ったタレは再び温めて、お茶漬けにして食べました。

永谷園さんの「お茶づけ海苔」を使用。梅と酒の独特な風味が絶品で一味違います。〆にいかがでしょうか。

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