学習塾の四谷大塚が毎年主催している全国統一小学生テストを、2020年6月28日に小学4年生の長男と小学1年生の長女が受験しました。
緊急事態宣言の影響でおよそ1ヶ月延期になりましたが、無事受験し終えることができました。
テストを受けた全国の小学生のお子様とその保護者のみなさま、おつかれさまでした。
小3からテストを受けている長男は、今回で3回目。入学したばかりの長女は、今回初めて。毎年6月と11月に47都道府県の学習塾などを会場にし、年に2回行われます。
小学校1〜3年生は、算数・国語の2科目、4〜6年生は、理科・社会が加わった4科目受験。1年生の試験時間は、算数30分、国語30分です。
市販の問題集で文章を読んだり計算ができることを中心に勉強してきましたが、1年生のテストの問題の難易度にびっくり!
読み書きだけでなく、頭をフル稼働しないと解けない、思考力が問われる問題が登場していました。
※兄妹で受験しましたが、1年生の問題についてを中心にご紹介します。
全国統一小学生テストの1年生の問題って難しい?出題された内容をすこし公開
「入学したばかりの小学1年生に、テストで一体どんな問題を出すのかしら?」
入学すると、学校ではひらがなや数字を正しく読み書きすることを先に勉強しますよね。
大好きなすみっコぐらしのワークを使って、長女も文字の練習や計算をせっせと書いてがんばりました。
文字の書き順とか添削は、デジタルに頼ってます。
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全国の小学生が一斉にお勉強を競うんですもの。
頭がよいお友達は、たくさんいます。
「文字の読み書きや、たしざん、ひきざん。基本的なことができるからOK!」
と親バカ全開で挑んだところで勝てるほど、勝負の世界は甘くないです。
算数
算数は、全部で8ページ。大問1〜9に分けられて出題されていました。
写真の問題例は、一度通った○を通らず、1〜9の数字を小さい順に埋めて数を結びます。
異なる数字を一筆書きしながら線を結ぶという決まりがある問題です。
ルールや条件を元に、数の組み合わせを考えながら当てはめるといったことが求められました。
たし算やひき算を使った計算もありましたが、計算式が並んでいるのではなく、1問1問文章で問題が書かれていました。
ひと学年上の国語の教科書ぐらいのレベルの文章で、計算力だけでなく読解も必至。
正しいか、正しくないか?
算数の勉強で大切なことだけど、それ以前に・・・
「問題の文章が読めて、その意味を理解しているかどうかのほうが、むしろ重要なんじゃないだろうか。」
と思いました。
「えー!ちょっとレベル高くないかな?」と、ハイレベルな問題集を購入した夫に私は意見をしたんだけど、このレベルが本番で求められるとは。
ノンビリタイプの長女の理解度に合わせて、コツコツ進めていくことになりそうですが、次回のテストに向けて少しずつ慣らしていく必要がありました。
国語
続きまして、国語。全部で6ページで、大問1〜6に分けられて出題されました。
自分で文章を読んで理解する読解問題は、1年生の6月のテストから既にあります。
文字の読み書きだけでなく、国語の読解対策で問題集を用意して、文章に触れておくと良いでしょう。
ハイレベル過ぎず要点に重点を置かれた、ロジカル国語を兄妹で活用。
国語の文章を読むのが苦手な子も理解しやすくて、テストに向けてのトレーニングになりました。
テストで登場する漢字は・・・なんと、1年生で習う漢字だけではありません。
「ふりがながなければ、うちのムスメ読めんよ・・・。」
イラストが多く親しみを感じましたが、文字を使ってイラストを正しく言語化できるかどうかも求められました。
花や食べ物、動物、持ち物の名前に加えて、季節や1年の行事などの知識を問われる問題もありました。
問題集やタブレットの学習アプリだけでなく、親子の会話やワクワクした体験を通して知識を得ることも大切ですね。
[wp-svg-icons icon=”arrow-right-3″ wrap=”i”]iPadを子どもに与えて失敗。タブレット学習のルールを変えて親子の会話を見直したいと思うこと。
問題を解き終えた子どもの感想は?
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/10/F547BAE2-FA52-43E1-A91C-35CF49EF70B5.png” name=”長男” type=”l”]ふぅ〜・・・とりあえず全部埋めた〜!時間ギリギリ〜![/voice]
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2018/10/9172E30D-9F37-47F1-819A-D14B95E2720E.png” name=”長女” type=”l”]算数の最後の問題、時間切れで解けなかったよー![/voice]
問題用紙は、ホッチキスでパチンと留められた冊子で大ボリューム!
あまりの文章量で、息切れてしてしまいそう・・・!
ヘトヘトになっていると思いきや、テストのことを考えていたのは、ほんのつかの間。
「がんばったごほうび、ケーキだよね?、ねー!」
終わってしまえば、キレイさっぱりテストのことを忘れて、開放感でいっぱい。キラキラした表情してました。
試験終了後、およそ2週間後に結果が郵送されます。
問題用紙に答えを書き込んでおけば、自己採点しようかと思ったけれど・・・さすがに問題を解き終えることで精一杯。
長女の問題用紙、まっしろけ。あと2〜3年経てば、お兄ちゃんのように筆算の跡で埋め尽くされた真っ黒な答案用紙になるよ。うん。
ひとつひとつ答えを尋ねてみると、先生のように自信満々に解説してくれることもあれば、ひっかけ問題の落とし穴に見事ハマったものもありました。
実際どうなっているのかなんて、まだ分かりませんよ。
- きちんと解答欄に正しい文字や記号を書いたのか
- 記入漏れや記入場所を間違えていないか
- 解答用紙に名前を書いたのか
当然ながら、回収された解答用紙は親が直接見ることができないので、解答用紙の記入に関する指摘はできませーん。
試験を受ける経験が浅い子どもが、中学生や高校生と同じ形式で解答用紙の答案に記入するんだもの。
実力じゃないところで、減点されてしまうのではないのかと・・・本当ヒヤヒヤです。
勢いよく消しゴムで間違えた文字を消してしまい、隣の記入欄の答えの半分が消えてしまってバツになったとか・・・。怖い怖い。(経験者談)
それでも、学校じゃないお友達に囲まれて、小学生が試験を受けること自体がスゴイこと。臨場感、ハンパないでしょうね。
がんばって問題を解き終えたことをお祈りしながら、結果を待つことにしましょう。
全国統一小学生テストを1年生が受験するときの注意点
私の住んでいるところの場合の体験談ですが、参考まで。
- 低学年の受験会場が少ないので注意
- 1・2年生は午後からの受験
お近くの学習塾が試験会場になっていますが、すべての塾で全学年の試験を実施しているわけではありません
小学校低学年の会場は、中学年や高学年と比較して少なく、未実施の会場もあります。
受験日の3週間前に私は申し込みをしましたが、近くの会場では低学年の席がすでに満席。
長男は市内の会場で申し込みができましたが、長女は市外まで受けに行くことになりました。
お昼時に4科目受験した長男が終了。夫が会場まで迎えに行き、その間に私は長女と2歳の次女と一緒に電車に乗り、市外の受験会場へ。
入れ違いに試験があったため、終日試験を受けていたような感覚です。
時間帯はしかたがないとして、できるなら兄妹で近くの同じ会場で受験できたらと思ったけど、見積もりが甘く・・・反省。
兄妹で受験を考えてる方は、お早めに。
まだ入学したばかりだし。中学受験するか分からないし。塾に行こうかもまだ決めていない・・・。
ご家庭によって考え方はいろいろありますが、長男が1年生の時も、今の長女もこんな感じです。
全国統一小学生テストは、小学生であれば無料で受験することができます。
早めに自分のレベルを知っておくと、今後進路を選ぶ時の選択肢が広げやすいのではないでしょうか。