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ミニトマトのベランダ栽培で支柱の立て方とタイミングとは?仕立ての方法のメリットと生育の影響についてを比較検証。

ミニトマトは、家庭菜園の中でも人気のお野菜で、たくさんの情報に恵まれていますが、疑問に思ったことがひとつ。

「支柱の立て方って、これでいいのだろうか?」

ただ棒を刺すだけでカンタン。

と、思っていたのですが、試行錯誤していくうちに注意点があり、支柱を刺すことがいかに重要なことかを痛感。

もしかしたら、今後の生育に影響するのではないかと思い、いろんな刺し方で実験。

その結果を記事にまとめてみようと思います。

いままで、ミニトマトを長さ90cmの1本仕立てで育てていた

「1本仕立て」とは、苗ひとつに対して支柱1本を立てる方法。

苗から10cmほど離し、倒れないようにしっかりと支柱を刺します。

メリットは、

  • 刺すだけなので簡単であること
  • 支柱の数が1本で済むこと

もちろん、ミニトマトの栽培で、1本仕立てで支柱を立てても正解です。

地植えのミニトマトでは、縦に高く伸びていくことを見越して、160〜180cmの支柱を使ったほうが理想とされています。

けど、プランター鉢袋となると、支柱の重みでミニトマトの木が倒れてしまうことも。

それに、成長度や収穫できるミニトマトの数は、地植えに敵いません。

無理して長い支柱を用意しようとせず、短めの支柱を使っても問題ないかと思います。

手持ちの支柱は、90cm。・・・って短っ!

90cmの1本仕立てで2年間ミニトマトを育てた結果、

  • ミニトマトの木が支柱の長さを上回った
  • ミニトマトの木が横に広がりすぎた

ということがありました。

ミニトマトの成長はとても喜ばしいんですけど、1本仕立てにすると、最終的にミニトマトの成長に追いつけなくなることがあります。

短い支柱を使っている場合、支柱の立て方を少し工夫したほうがいいかもしれません。(ということで、後ほどご紹介。)

ミニトマトの支柱を立てるタイミングは?

2020年に育てているミニトマト。(両端2本がこあまちゃんオレンジ 中央2本があまたん)

なんと!

支柱を立てるのは、苗を植え付けてすぐに!」が正解です。

忘れている方は、早めに立てておきましょう。

そんな私はというと・・・立ててないですね・・・。(おい)

支柱を早めに立てたほうがいい理由は

ミニトマトの苗はとても折れやすいから。

苗が小さい時に強風が吹いたら、ポキンと苗が折れてしまうことがよくあるんだそうです。

写真のは、植え付けて2週間後なのに、もう主茎が曲がりそうなくらい成長してる

少しでも支柱を刺すのが遅れてしまうと、茎が折れてしまうのではないかとヒヤヒヤです。

私の経験ですけど、ミニトマトの成長ってメチャクチャ早いですよ・・・。

6月頃から気温がさらに上昇し、分岐がさらに激しくなるから、芽かきが大事。

怠ってしまうと、分岐した枝が重くなって、主茎が枝を支えることができなくなり、折れてしまうことがあります。

ミニトマトは育てやすい野菜ですけれど、簡単に折れます。

  • 支柱を早めに立てること
  • 芽かきをマメにしておく

ポイントを押さえておきましょう。

支柱の立て方を「あんどん仕立て」と「3本仕立て」にチェンジ。

1本仕立ての支柱の立て方以外に、このような支柱の立て方もあります。

写真右側のリングが付いているのが、「あんどん仕立て」。

左側のピラミットのように、3本支柱が立っているのが「3本仕立て」です。

あんどん仕立て

支柱を3〜4本刺して、20〜30cm感覚でリングを立てる支柱の立て方です。

あんどん仕立ては、まさに、アサガオが代表例ですよね。

あんどん仕立てにすることで、横に広がりがちなミニトマトの木をリングで抑えてくれます。

支柱をたくさん持っていたため、追加でリングのみを購入しましたが、ちょっと不安定な仕上がりになってしまい後悔・・・。

リング支柱をセットで購入したほうが失敗が少ないかと思います。

三本仕立て

支柱を3本ナナメに立てて、上の先端をひとつに束ねる支柱の立て方です。

ピラミットのような形をしてバランスよくしているため、1本の支柱にかかる負担が少なくなります。

麻紐で私は先端を束ねていますが、結束バンドのほうがよりガッチリと固定するんじゃないかと思われます。

1本仕立てより支柱が必要になりますが、リングと支柱の装着に時間を使うあんどん仕立てよりカンタンで実行しやすい方法です。

ミニトマトをしっかりと守るために誘引も忘れずにしておこう

支柱を立てて、「大きくなりますように!」とお祈りする前に、

同時に、誘引も忘れずにしておきましょう。

「誘引」とは、支柱と茎や枝をつなぎ合わせて固定をさせること。

このようにすることで、より一層茎や枝が折れにくくなり、ミニトマトの木の強度が増します。

昨年は結束バンドを使って固定をしましたが、今回は麻紐を使って誘引しました。

衣類でもよく使われる麻素材は、水に触れると強度と柔らかさが増して風合いがよくなります。

強い強度で、茎や枝を傷つけずに固定をすることができます。

誘引をする方法は、きっちりと縛りすぎず、少しユルめの状態で8の字に縛ります。

成長とともに、紐がキツく感じることがあるかと思いますが、様子を見ながら調整していくとよいでしょう。

まだまだ成長の途中で、ミニトマト栽培3年めとエラそーに言いながらも、私も勉強中の身です。

経過とともに、都度写真を増やしながら、更新していきますね。

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