「もう、いつまでiPad見てるのよ!」
叱り声のBGMがますます大きくなっているのが、聞こえていないのか・・・
今日も、1台のiPadを子ども3人でキャーキャー取り合っています。
「次何を見るのか?」で争奪戦になるのは、嵐のよう。
その後、小さな液晶に3人で顔をくっつけあい丸く収まると、ほっとする私。
嵐の前の静けさではなく、「嵐の後の静けさ」なるものが、タブレット1枚のために繰り広げられます。
学習目的で使用していたiPadが、いつのまにか遊び目的へ。
「iPadを子どもに与えることをやめたい!」
と思い、考えた結果をまとめました。
子どもにiPadを持たせた理由は学習のためだった。
「勉強するの退屈だもん。ゲームは楽しいのに。」
じっとしていられず集中力が続かない子どもに、少しでも学習を。
そう思い、現在このような学習アプリをダウンロードしています。
- 小学3年生の長男へ漢字の書き取りや計算力トレーニング
- 幼稚園児の長女と2歳の次女へパズル系の知育アプリ
子どもがタブレットを使い始めたのはおよそ5年前。長男が幼稚園のときから。
その後生まれた長女、次女も、当たり前のようにタブレットのある生活に溶け込んでいます。
iPadなどのタブレット端末は、本来大人が扱う設定のものが多いです。
子どもが利用するリスクを抑えるためのルールとして、我が家では上記の条件と設定を行っています。
[aside type=”boader”]iPadを使って学習するメリット
- 音声と動画で頭に入りやすい
- たくさんのコンテンツが表示されるので飽きない
- 場所・時間・シチュエーションを選ばない
- 複数の教材や筆記具が必要なく、1台で持ち運べる [/aside]
机に向かって、姿勢を正して、じっと座って、黒一色の文字で書かれた、長い文章を読む・・・
大人の年齢になれば、いつのまにか、人並みにできるようになっていましたよね。
けれど、子どもにとっては、しんどいもの。
本を読んだり、文字を覚えるのが好きな子もいれば、そうでない子もいます。
興味を持たせるきっかけがないと、どうしても退屈に感じてしまうものです。
子どもがタブレットを見ると、子どもの教育がラクになる?
タブレットって、ホントにスゴイ!
ゲーム感覚で勉強が楽しめるし、音や映像で自然と頭に入りやすい。
紙の教材にないことができますよね。
初めて私がタブレットを触ったときのワクワク感を思い出したかのように、
じっと座って学習することを退屈がっていた子どもの心も、瞬時に動かしました。
「これは利用しないと!」
iPadを子どもに使い続けることで、良いこともたくさんありました。
が、それを覆すかのようにデメリットもありました。
学習目的のiPad使用が、いつのまにか遊び目的に。
「ママ、漢字の練習したい。」
iPadのパスワードを解除して、子どもにタブレットを与えることがありました。
「与えるって何よ?」
うん、世間様が気になります。
与えるのはカンタン。もちろん、言葉では言い表せないような罪悪感もあります。
「忙しい」とか、タイミングとか関係なく、子どもって無条件に話しかけるし、ハプニングを起こすものじゃないですか。
「何事もなく、家事や子育てをスムーズにしたい。」
と救いを求めた結果、最終的に行き着いたのがタブレットだったという方も多いはず。
「いい時代に生まれてよかったわー!なんて便利なんだろう、うふふ。」
と、iPadを子どもに与えることで、ママもゴキゲンで過ごすことが多かったです。(うん、これは大きいよね。)
今思うと反省してますが、この生活に慣れてしまったのがよくなかったです。
いつのまにか、子どもの居場所がリビングではなく、子ども部屋に。
「ピンポーン!」とか「ブー!」とかの学習アプリの電子音も一切聞こえなくなり、コソコソすることが多くなりました。
聞こえてくるのは、学習アプリではなくYouTubeの動画。
子どもがiPadを使う目的が、学習ではなく動画を見るために変わっていたのです。
なんとなく勉強している時と違った子どもの目の輝き、忘れられない・・・。
「あれ?さっき漢字の練習したいからって、言ってなかった?」
ママの頭からツノが生えて怒り新党に。あるあるですよね。
[voice icon=”https://homemade365.com/wp-content/uploads/2019/03/357C6C17-6992-4FF3-805D-14101DF8A672.png” name=”頑張りママ” type=”l”]子どもから目を離しちゃダメじゃないの?[/voice]
みなさん、しっかり子育てされてるから、そう言いたくなるでしょう。
そうです。子どもたちは、よいこです。
しかし、子どもを信じすぎてはいけません。
確かに、iPadで学習すると、知識が身につきます。
iPadを見るため、親のお許しをもらい、大好きなコンテンツをこっそりと見る知恵も、一緒に身につきます。
タブレットを使う際は、決して子どもから目を離してはいけないのです。
iPadを子どもが使った結果、ここは反省したと思う点
iPadを子どもに与えてこのようなことが起こりました。
- 学習コンテンツ以外の誘惑が多い
- 時間の使い方がダラダラに。
- 見たいコンテンツ選びで兄妹喧嘩に
- 親との会話が少なくなった
- 中毒性が増した。
- もちろん、健康面の心配も
学習コンテンツ以外に誘惑が多い
我が家で使用しているiPadは兼用。
パパやママが使うアプリと子どもが使うアプリが一緒に並んでいます。
当然、学習系のアプリだけでなく、ゲームや動画サイトなど楽しめる系のアプリも、アイコンとして見えるところにありますね。
フォルダの中に入れて見えなくしていましたが、スライドを繰り返すうちに、いつのまにか見破られていました。
親の指の動きや画面を見ている時の目線が丸見えだったよう・・・。
時間の使い方がダラダラに
学校から帰宅したら、ランドセルをポイッと放り投げて、キラキラした眼差しでiPadを私に見せる長男。
「パスワード解除して」
が、「ただいま」の挨拶なのか・・・。おい。
- 宿題を終わらせて遊ぶこと
- 10時までに寝ること
を我が家のルールにしているけれど、ダラダラと画面を見ている時は、時計を見るのを忘れてしまいがち。
「時間よー!やめなさい〜!」
というニンゲン目覚まし時計が何度も鳴り響きます。
見たいコンテンツ選びで兄妹ケンカに
タブレットを見ると静かになるのは一時的なもので、あくまで同じコンテンツを見て満足していた場合。
見たいアプリやコンテンツが分かれてしまうと、どっちを見るかで争いになってしまいます。
このブログを読んでるパパママ世代ですと、テレビのチャンネルとかスーファミで遊ぶゲームソフトとかで兄弟ケンカしませんでした?
令和を生きる子どもたちは、タブレットのコンテンツで兄弟ケンカをしています。(え、うちだけ?)
親との会話が減ってしまった
「ゲームや動画ばかり見てると、ママがあまり良い顔しない・・・」
と、子どもも分かっているんでしょう。
パスワード解除した途端、逃げるように子ども部屋に入っていきました。
ケンカした場合は、私のスマホを子どもに渡すという一時凌ぎまでも。
解決しているようにみえるけれど、ますます会話がなくなってしまいました・・・。
中毒性が増した
「中毒」というと、怖い言い方ですよね。
一度ハマってしまうと、なかなか画面から離れなくなりました。
もちろん、時間を制限していましたが、制限することで子どもがスネることが多くなりました。
「仕方なく・・・」ってなり、我が家のルールも曖昧になってしまい、諦めの気持ちの方が強くなりました。
もちろん、健康面の心配も。
身体による影響は、取り返しがつかないもの。
決して、外すわけにいきません。
タブレットに顔を近づけて見るんですもの。
視力だけでなく、猫背の姿勢になってしまいますよね。
公園行って遊ぶなど、外遊びをする機会もガクンと減りました。
子どもの友達がおうちに遊びにくると、ゲームの攻略をタブレットで検索することも。
タブレットを見続ける習慣が続くと、それが当たり前になってしまい、どうしても不安になってしまうものです。
iPadを子供と使うときの対処法
「所有権は、親である。」ということが大前提。
- 大人が使っているものを子どもが貸してもらっている。
- 子どもが使うときは、保護者同伴でなければならない。
当たり前のように聞こえるけれど、このルールを子どもに徹底的に伝えることにしました。
最初はブーイングの嵐でしたけど、次第に受け入れてもらうようになりました。
なぜ?
タブレットを通して、親子の会話を見直そうと思ったからです。
タブレットとタッチペンを利用して、漢字の書き取りをしたり。
算数の図形が苦手な長男に勉強を教えるとき、解説動画を一緒に見たり。
動きや空間を表現できる動画だったら、イメージが掴みやすいです。
たまに、学校で流行しているユーチューバーの動画やゲームアプリを教えてもらったり。
「勉強は親が教えて、流行を子どもから教えてもらう。」
というコミュニケーションの方法に変えました。
もしかしたら子どもは、iPadを使うのが好きで勉強嫌いなのではなく、
ただ、ママと話を共有したかっただけなのかもしれません。
そのきっかけをタブレットを探すことにしました。
「勉強や会話に支障が出るなら、子どもに一切使わせない!」
実は、考えたのだけど・・・、結局やめました。
大人である私たちも、面白い動画を楽しんで、何か情報を探して、息抜きにゲームだってする。
こうやって発信することも、ネットが普及し、タブレットが進化してきたからできること。
「きっと楽しいものなんだろうな。」
と、子どもが目をキラキラ輝かせているのに急に禁止にしてしまう・・・。
お互いにシコリが残ってしまうものじゃないですか。
今は画面を見て受け取る側であるけれど、何かのきっかけで人様に与える側になって役に立てるかもしれない。
そのとき、大人である私たちが子どもに何ができるのか?と考えた結果、
「親子の会話にタブレットを巻き込もう!」
と、いう結論に至ることになりました。
タブレットは使い方次第。親子の会話の手助けに。
今や、タブレットは、子どもの教育をするための手段のひとつ。
正しい使い方を教えるのは、我々大人の役割です。
大人である私たちがタブレットの良いところを知って、子どもたちにサポートすることが大切なのです。
鉛筆を使って、手を真っ黒けにしながら、ノートに書きまくっていたのに。
私の時代とは違った学習方法が新たに仲間入りし、定着しつつあります。
- 1人一台、タブレット端末が行き渡る環境
- タブレットで授業を受けることができる環境
- デジタル教科書の制度化
2020年の教育改革で、公立小・中学校の生徒全員にこのような教育環境を整えようと、国も動いています。
「えー!本当に大丈夫なの?」
と、最初は私も不安に思っていたのですが、その反面、正直うらやましくも感じています。
「時代の違い」という嫉妬もありました。
悪いことばかり目がいってしまい、ただ私が本質を知ろうとしなかっただけかもしれません。
「令和の時代に小学生やりたかったよー!」
なんて、ブーブー言いつつ・・・子どもたちの勉強、見守っています。(もちろん、ルールは必須。)
「(自称)笑顔で優しいRumiママ」でいられたのは、80%くらいiPadのタブレットのおかげだと思っておきます。
勉強のためにタブレット学習を始めようと考えているパパママへ。
こちらの体験談を読んだ方で、もしかしたら、
- 子どもがタブレット欲しがっているけど大丈夫なの?
- 一度与えてしまうと、やめられなくなるんでしょ?
- タブレットの使い方を知らないと、時代に乗り遅れちゃう・・・。
と、不安に感じてしまうかもしれません。
iPadやタブレット機器はもちろん、多種類のコンテンツやアプリ、動画だって、平成時代のIT技術に革命を起こした賜物。
機器やコンテンツそのものは、決して悪いものではありません。
実際にタブレットで教育したほうが、紙ベースのみで教育するよりも成績が向上したデータもあります。
使い方次第で、学習だけでなく私たちの生活に潤いを与えることだってできます。
ただ、間違った使い方をすると、私のように失敗することもあります。
子どもがタブレットを使う時の一番安全な方法は、
子ども専用の学習タブレットを持つこと。
「え、結局与えているじゃん!」
でも、便利なタブレットを今更手放すなんて、なかなか難しいですよね。
タブレットの良いところを取り入れながら、子どもに合わせた端末を使うことで、楽しくタブレットライフを過ごせるのではないでしょうか。
RISU算数のタブレットは、子どもの目に優しい環境設定。
1日15分から30分の勉強で、子どもの苦手なところがすぐに見つかります。
分からないところは、プロの先生が解説する「せんせい動画」が届いて、すばやく解説。
分からないところができるようになったら、保護者の方へメールで報告。
「図形があんなに苦手だったのに、できるようになってる!すごーい!」
と言葉が自然と出てきて、がんばる子どもを励ますことができます。
「RISU算数」は、算数に特化したタブレット端末。
算数のみのタブレットにしたのは、学校で学ぶ基本的なことだけでなく、
将来の受験や就職試験に対応できるチカラを身につけるため。
難しい問題に立ち向かうための思考力・判断力・表現力が必要なのです。
1日たったの8分、RISU算数のタブレット学習で、
- 四谷大塚の全国模試でトップ
- SAPIXの難関クラス選考テストで96点を獲得
という好成績を残したお友達も実際にいます。
なぜ、こんなに成績を伸ばすことができたのでしょうか。
詳細は、こちらの記事を読んでみてくださいね。
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