植物にとってトラブルが多い梅雨の季節
長く続く強い雨とジメジメとした不快な熱気にミニトマトちゃんたちが負けていないか・・・
お部屋の中で雨宿りをしながら様子を見守っていましたが・・・残念なことに失敗。
突然、ミニトマトの葉が枯れてしまったのです。
欠かさず水やりをした、脇芽を取って、追肥もした・・・なぜだ?
栽培中の2ヶ月間を思い出してみて、原因を検証。
Rumi
「うまく育たないな・・・」と感じたら、こちらの記事を参考にしてみてください。
ミニトマトの葉が枯れてしまった原因。思い当たることは?
風通しが悪い
我が家のベランダをご覧ください。ドン!
背景が・・・壁、カベ。そう、壁のベランダなんです。
風通しの悪さが原因で、過去にミニトマト栽培でハダニが発生。
そして、向かいには室外機が設置してある。そんな悪循環・・・。
壁のベランダと向かい合っている室外機との相性は、最悪です。
エアコンを使うたび乾燥した空気をベランダに閉じ込めてしまい、ハダニにとって絶好のスポットと化してしまいました。
水はけが悪い
植物を育てていくためには、水は欠かせないですよね。
水やりをすることで、水分が染み込んだ土の栄養を根が吸い上げ、成長していきます。
水分を袋の外に出す穴の流れが不十分になると、袋の中に水が溜まった状態に!
水はけが悪くなり、根腐れの原因になります。
栽培袋の穴を確認してみると、穴は空いているけれど小さくみえる・・・。
「ん?水、出てる?、出てない?」
最初は穴を開けたつもりでいても、成長すると袋の中が根で埋め尽くされ、スペースが狭くなります。
それで、水の流れが悪くなっていたと考えられます。
Rumi
水やりのあと、水の流れ方をもう一度確認!
栽培袋の直置き
熱がこもりやすく、通気性がよくない
ベランダの地面がコンクリート構造。熱が地面を吸収するため、真夏になるともう蒸れ蒸れのサウナ状態です。
直置きすることで、熱が直接袋に伝わりやすく、土から根や茎、葉へとダメージを受けやすくなります。
Rumi
人間が耐えるのもキビシイのに・・・植物が耐えられるのか・・・?
水のやりすぎ
「水のやりすぎって悪いの?」
おひさまの光と水があれば、植物は成長するものと思っていましたが、すべての植物でそうとは限りません。
ミニトマトは、適度に乾燥した環境を好み、高温多湿が苦手です。
ベランダ内の乾燥が原因でハダニを発生させてしまったことがあるため乾燥しすぎはダメですが、湿度が高すぎもダメです。
枝葉が増えすぎてしまったことで、風通しが悪くなり、高温多湿の環境を作りやすくなります。
水やりは、ミニトマトの成長で大事なことですが、水のやりすぎでムダに枝葉を増やしてしまいます。
こうなると、枝や葉に栄養が回ってしまい、ミニトマトの実に栄養が回らない状態を作ってしまいます。
こあまちゃんのミニトマト栽培で今までわたしがしてきたこと
- 毎日朝と夕方に水をあげる
- 脇芽を取る
- 週に一度追肥をする
- 害虫対策
毎日欠かさず水やりをして、不要な脇芽を取って、マメに追肥をしていました。
ミニトマト栽培でハダニが発生した経験から、予防として市販の虫退治の薬剤をまきました。
- 植物が枯れやすい環境の中、水やりを繰り返したこと
- 栽培袋の外から流れる水を確認せず、植物が根腐れしてしまったこと
我が家のベランダは、壁のベランダで地面がコンクリート製。
「気温が上がると袋がメチャクチャ暑くなり、植物が枯れてしまうのではないか?」
そう、思っていました。
朝に水やりをして、昼間にはトマトの葉っぱがヘナヘナに萎れることが多かったので、夕方にも水やりをしていました。
Rumi
「お天気良いし、水やりしたし♪」
水をあげたあと、袋の底に流れていく水を見ていません。
たっぷりと水をあげて、葉っぱからキレイな雫が滴る元気なミニトマトを見て、満足していることが多かったですね。
栽培袋の中でぐんぐん成長している。
けど、土の中では、キツキツになってしまった根で埋め尽くしてしまっている状態・・・。
結果、水が外へ流れにくくなっていたことに、私は気づいていたのでしょうか。
おそらく・・・気づいていなかったのが、葉が枯れてしまった原因なんだと思われます。
ミニトマトの葉を枯らさないために改善すべきこと
- ミニトマトの枝が分かれすぎて、株全体に栄養が届かなかった
- 風通しや土の中の水の流れが悪く、ミニトマトの根や茎、葉に負担をかけてしまった
Rumi
悲しいですが、一度枯れてしまった葉は元に戻りません。
早めに摘み取ってしまいましょう。
早めに摘み取ってしまって、次のように改善していく必要があります。
- 枝葉を増やしすぎない
- 密集を避けスノコを敷いて風通しをよくする
- 水やりは土が乾いてから
枝葉を増やしすぎない
枝葉を増やすことで、ジャングルのように密集したミニトマトの株になってしまいます。
こうなると、栄養が分散しすぎてしまい、大事な実の部分に栄養が届かなかったり、風通しが悪くなる原因になります。
ミニトマトの実に栄養がいかなければ、ミニトマトは大きくなりません。
かわいそうなんだけど、葉っぱは食べないと割り切って切って行くことが重要です。勇気を出して芽かきをしましょう。
密集を避けスノコを敷いて風通しを良くする。
ミニトマトは、高温多湿の環境が大敵。
密集しすぎを避け、風通しを良くする必要があります。
Rumi
人間と同じ、ミニトマトも間隔を開ける必要があります。
熱気が直接当たる直置きを避け、スノコを敷くことで、底とコンクリートの間にスキマができます。
こうすることで、熱が伝わりにくくなり、袋の中の蒸れと水はけの悪化を防ぎます。
Rumi
スノコをすぐに用意できないときは、写真のように余ったプランターで代用。
株と株が密集しすぎないように、袋ごと載せると安定します。
水やりは土が乾いてから。涼しい時間帯に。
葉っぱが萎れてしまうと、「水が足りない!」と焦ってしまいがち。いったん落ち着きましょう。
葉っぱを見る前に、まずは土が乾いているかどうかを確認。
土の水はけが悪いから
いつまでも土が湿っている場合は要注意!
枯葉を取り除いた後、水やりを朝夕2回から朝1回に減らしてみるなど、少し様子を見てみます。
水やりの時間は、涼しい時間に。(マンションのベランダの向きによって日差しが当たる時間は変わります。)
日の当たる時間帯は、土が熱くなるため、植物にダメージを与えやすいからです。
Rumi
西日がベランダに当たる夕方に水やりをするのを、わたしはやめました。
土の中に根が増えると、栽培袋の水の流れを良くするために、穴を大きくしました。
風通しと水の流れをよくして、ミニトマトに栄養が届くようにしよう
以上のことを改善した結果、葉っぱが枯れてしまうことは少なくなりました。
実がついて少し色づき始めているので、全くミニトマトを収穫できないということからは免れました。
葉っぱの色が黄色くなり始めていたり、他の葉より明らかに元気がない状態になると、葉っぱが枯れ始めています。
こんなときは、風通しや水はけが悪くないかどうかを見直してみましょう。
Rumi
芽かきを怠ると、枝や葉がムダに増えてしまいます。
生い茂ったミニトマトの株を見ると、「順調に育っている」と、つい錯覚してしまうんですよね・・・。
ミニトマトの成長は、たくさんの実がなること。
トマトの実に栄養を届ける枝や茎、根の役割はとても大きいです。
- 脇芽や不要な枝葉を取り除き、風の流れをよくすること
- 土の中の水分や熱気で根にダメージを与えないこと
このポイントに注意して、たくさんの実がなりますように。 ほんの少しアドバイスさせていただきました。