「こんなところに子ども連れてきて・・・」
令和になっても、子連れで外食することに、賛否両論があります。
たまには息抜きして、気分転換したい。それだけなのに。
子どもを連れて飲食店に行って、このような経験ありませんか。
キッズドリンク・キッズメニュー・キッズルームなど、子連れOKのお店が増えたけど、
「何事もなくスムーズに食事を終えられるのか?」となると、また別問題。
子連れが多いお店であっても、やっぱり周囲に気を遣ってしまうもの。
「結局、息抜きにならなかったー!」
と、疲れて帰ってこないように、子連れ外食の攻略方法をまとめました。
お役に立てると幸いです。
失敗しない!子連れで外食をするときの心得
お子様と一緒に外食する時、チェックしておくべきことをまとめました。
- 子連れの多いお店へ行く
- あらかじめ予約をしておく
- 混雑の時間を知っておく
- 個室や座敷席、広めの席を確保する
- 予約できない時の代替えを考える
- 待ち時間があることも意識する
子連れの多いお店へ行く
子連れで外食するとき、一番失敗しないカンタンな方法は、子連れが多く集まるお店に子連れの多い時間帯に来店すること。
「まわりを見渡すと、子ども連れのグループだらけ!」
となると、それが当たり前の雰囲気だと感じ、言葉にしなくても理解しようとします。
他の子連れのお客さんと席が近いと、孤立しにくくなるので、気負うことが少なくなります。
人の集団心理を利用して、周囲の空気に溶け込んでしまう方法です。
Rumi
子連れの客が集まると、お互い様の気持ちになるし。子連れだけで孤立しないことが大事です。
あらかじめ予約をしておく
可能であれば、予約をしておくと、スムーズです。
子どもの人数と年齢を伝え、子連れで来店OKかをお店の方に了承を得ておきます。
レストランスタッフ
何名様ですか?
Rumi
大人2人、小学生2人、幼児1人です。
人数を伝えるときは、大人と子どもの人数を分けて伝えた方が、お店の方もイメージがしやすくなります。
子ども人数を伝えるときは、小学生、幼児、赤ちゃん(乳児)と細かく伝えると分かりやすいです。
子連れをターゲットにしていないお店に来店してみたい場合、混雑しやすい人気のお店の場合、電話予約は有効な手段です。
混雑の時間を知っておく
混雑度が高まると、人はストレスを感じやすくなります。
とても残念な話、ストレスの高い環境にいると、立場の弱い子連れの方へ、攻撃的になるお客さんがいらっしゃるかもしれません。
混雑しやすいピーク時を避け、ストレスのたまりやすい場所へは近寄らないようにしましょう。
11時開店のお店なら、開店と同時、またはピークが過ぎた13時以降に来店するなど、マイルールを作っておきましょう。
個室や座敷席、広めの席を確保する
個室や座敷席など、広い席がないか、あらかじめチェックしておきましょう。
Rumi
時間あるときに、お店の前を素通りしたり、窓から席の様子を眺めたり(怪しい?)、雑誌やネットの情報を確認しておくとよいですよ。
予約をするとき、個室が使えるどうか、店員さんに訊いておくと、スムーズです。
個室がないお店のときは、比較的広めの席にしてもらうよう伝えておくとよいですね。
予約できない時の代替えを考える
すべてのお店が予約に対応できるとは限りません。
予約を受け付けないお店があったり、満席や貸し切りで希望の時間に予約ができないこともあります。
臨機応変に行動できるよう、第2、第3候補まで挙げて選択肢を増やしておきましょう。
もし、予約なしで来店した場合、予約のお客さんを優先されたり、希望の座席に座れないこともあります。
子連れで外食しにくい場所しか空いていない場合、引き返したほうが良いときもあります。
待ち時間があることも意識する
「ママ〜、ご飯まだー!」
外食すると、美味しいご飯が食べられるまで、2回待つことになります。
待ち時間が長いと、子どもが途中で飽きる可能性があります。
席が空くまで待つ場合、入り口が狭かったり、待合の椅子が少ないお店も多いため、店内で待ち続けることはあまりおすすめしません。
あまりに待ち時間が長くなりそうなときは、柔軟に対応しましょう。
待ち時間対策に、暇つぶしのおもちゃや絵本を用意したり、スマホの知育アプリなどを利用すると便利です。
子連れ外食は、ハプニングがつきもの。
どんなに子連れで外食する環境が整っていても、あらかじめ準備をしていても、
子どもの行動そのものは、予測不能・・・。
ハプニングは起こるものだと思っていたほうが、むしろ疲れないです。(笑)
- 上手にスプーンや箸、食器を使えない(子ども用の食器がないお店も)
- ポロポロと、テーブルや床に食べ物をこぼしてしまう
- エプロンすることを嫌がり、お洋服を汚す
- 手や足をバタバタしたり、大声をあげてしまう
- お店のコップやお皿を割ってしまう
そんな子どもの様子を、周囲の大人が見ると、とても目立ちますよね。
その子供の行動=保護者の行動扱いされてしまうし。
お子様歓迎のお店って・・・
「上手にご飯を食べることができる子どもが基準!」
あくまで私の見解なんですが、こう思いません?
というのは、以前、このようなできごとがあったから。
東京都内の子連れに人気カフェチェーン店に、当時6歳と2歳の子どもを連れて行ったときの話。
春休みの平日で、混雑のピークが過ぎた14時頃だったかな。
テラス席でスペースが広く、少し離れた席に子連れ客が複数いたにも関わらず、
「あの〜・・・静かにできますか?」
と隣のお客さんから言われたことがあります。
ウチの子たちが、何か特別騒いでいたわけではない。
パパやママ友と一緒の他の子連れ客とは違って、私は大人ひとり。
「あ〜、ウインナーこぼれるよー!ほら、口からケチャップ落ちる〜。」
とっさに声を上げてしまった、私のこの一言だろうか・・・。
カットされていないホットドッグのウインナーを、子どもがポロっと丸ごと落としてしまい、
ただ注意しただけなのに・・・うるさい扱いされてしまったのです。
まわりの子連れのお客さんたちは、和やかに談笑しながらも、きっと上手にご飯を食べていたのでしょう。
「ウチの子のシツケがなってないわー!きぃぃぃ!!」
と、内心悔しい思いをする一方、ワンオペママだから言いやすかったんだろうか・・・
なんて、穴があるなら入りたくなりましたよ。(苦笑)
子育てなんてうまくいかないことの連発なのに〜・・・残念ながら受け入れざるおえないと。
ひとり反省会でした。
「お母さん、ほら〜・・・ご飯いっぱいこぼして。お洋服汚してるよ。かわいそうねぇ〜!」
あるときは、お節介おばちゃん風の女性から、こんな一言も。
注意する親がうるさいって思う人もいれば、食べこぼす子どもが気になるって人にも会いました。
「ママと外食していいわね〜」の裏返しなのか?
それとも・・・
「ママの手料理を食べさせないでダメね。」
「上手に食事ができない子ども連れてくるな。」
なのか?
私たちに何か用事があるわけでもなく、どういう意図でどういう解釈で言ったのか。
顔の表情がほころんでいたので、おそらく前者であることに違いない。
子どもと食事を楽しむ目的で来たのに、なぜか、1秒でも早くこの場から去りたい・・・と気持ちになりました。
同じ食べこぼし事件でも、伝え方も捉え方は人それぞれ。
何か言いたくなる輩が、少なからずいる!
もちろん、こぼしたものは退店時にすべて片付けておきましたよ。ここ、重要。
Rumi
パパやママだけではなく、まわりの人も子どもの行動ってよく見ているんだなぁ・・・。
子連れで来店しない。交代でひとりで来店する方法も
「子連れで外食するのが大変!」
と思うなら、いっそのこと、子連れで外食しないでひとりで外食する方法もあります。
他の大人が子どもを見ながら待っておき、後でトレードするだけ。
子連れで外食するときの悩みって、子どもの行動だけではありません。
提供される料理にもあります。
Rumi
ピリ辛ラーメンが食べたいんだけど、子どもに取り分けることができない・・・!
こんな問題を回避すべく、別行動で外食することも、我が家ではよくありました。(単なるワガママ?)
混雑する前にテイクアウトを利用したり、フードコードで食べたり。
あらかじめ子どもだけ他のメニューを食べ終えておき、その後子どもを見合いながら大人1人で外食を楽しむのです。
- ひとりで外食が苦手な方
- 家族団欒が大切だと思う方
- 別行動がかわいそうだと思う方
- 子どもを見てもらえる人がいない方
にはオススメしませんが、我が家でこれを取り入れ始めて外食で消耗することがなくなりました。
お箸が使える年齢になると、パパが食べたいお店かママが食べたいお店か、子どもが自ら選ぶようになりどちらかについていくようになります。
子どもが小さいうちは、味つけや量、食べる時間などを考えなければならないし、大人も子どもも100%同じものを食べることができるお店となると、かなり限定されます。
この2点を目的にするなら、交代で来店して別々にメニューを食べることがベストな方法です。
レストラン内で食べることにこだわらない方法もある
「子連れで外食してトラブルおこしたら、どうしよう・・・」
不安なときは、あえて外食をあきらめてしまう方法もあります。
「外食をやめる」のではなく、わざわざレストラン内で食べない方法です。
テイクアウト(持ち帰り)で食べる
お店の料理を持ち帰って、自宅や飲食可能の屋外などで食べる方法です。
パン料理のような軽食、お惣菜、寿司などが多いですが、テレワークの普及によりテイクアウトができる料理が増えました。
持ち帰って家で食べたり、近くに公園や広場でピクニック気分を味合うなど工夫してみましょう。
お外で食べる時はレジャーシートお忘れなく。バッグにかさばらないものが◎
カラオケボックスで食べる
穴場ですが、カラオケボックスで食事ができます。
小さな子どもとカラオケに行くことも賛否両論ありますが、キッズルームなど子ども向けのサービスがあるところも最近増えています。
個室で防音のため、大声を出しても外に漏れないというのが最大のメリット。
割高になりやすいのがデメリットですが、食事しながら歌うことができてストレス発散になります。
デリバリーサービスで解決
デリバリーで配達できる料理は、ピザやお寿司、宅配弁当ばかり・・・と思っていませんか。
Uber Eats(ウーバーイーツ)は、レストランの料理をおうちに届けてくれるフードデリバリーサービスです。
全国チェーンのお店から、シェフのレストランまで、選べる料理が幅広く、おうちまで届けてくれます。
子連れ外食で得るものは大きい!学んで楽しんで来店しよう。
子連れで外食するのは、”娯楽”ではなく、保護者に与えられた”苦行”のように感じる・・・。
私の経験も踏まえて、記事を書かせていただきました。
子どもと関わると、本当にいろんな人と出会うし、残念ながらすべての人が優しい人とは限りません。
こんなこと言いたくはないけど、
自分にとって許せるってことが相手にとっては迷惑だってこともあります。
「だったら、外食しなければいい!」
ここまで書くと、そんな声も聞こえてきそうだけど・・・
外食しようと考えた人って、何か理由があるのではありませんか?
子育て中の人にも、外食しようと考える理由があります。
「お子様連れ歓迎」のお店が100%ウエルカムかどうか、悔しいんだけど保護者の心がけ次第。
お金を払って食べている以上、みんなが気持ちよく利用したいもの。
けど、無理のないように工夫して行動することは、できます。
「本当は、子育て中の人がこんなに神経を使わず、親も子どもも、周囲の人も、おおらかな気持ちで外食ができたらなぁ・・・。」
と思っています。けど、
「外でご飯を食べるのは周囲に気を配ることだということだ」
と、子どもに教えるきっかけになるのではないでしょうか。
子連れ外食の経験は、決してムダになっていないと思ってくださいね。