2020年2月28日に日本で販売開始、「ルンバs9+」を購入しました。
我が家で購入を決めた理由は、前モデルのルンバi7+を家電レンタルサービス で利用して、その性能に感動したから。
「次のモデルが出てたら、お掃除担当になってもらおう!」
家族で遊びに行くのを少しガマンして、貯金をしながら夫婦で決めていました。
発売しておよそ1週間後、我が家に新しい家族が登場。
そもそも新型モデル「ルンバs9+」と前モデル「ルンバi7+」との違いは?
「前のモデルが発売してそこまで時間が経っていないのに、どう変わったの?」
と気になる方も多いかと思います。
前モデルと比較して、新型モデルがどのように改良されたのか、比較表を作ってみました。
ルンバs9+ | ルンバi7+ | |
販売開始日 | 2020年2月28日 | 2019年3月8日 |
形 | D型 | 丸型 |
吸引力(ルンバ600シリーズと比較) | 40倍 | 10倍 |
最大自動稼働時間 | 120分 | 75分 |
コーナーブラシの数 | 5本 | 3本 |
吸引ローラー(エクストラクター) |
ゴム製デュアルアクションブラシ(30%幅増) | ゴム製デュアルアクションブラシ |
共通点 |
|
表だけで見ても、う〜ん・・・あまりピンときませんよね。
新型モデル「ルンバs9+」と前モデル「ルンバi7+」の実物を裏返して比較してみましょう。
史上初、ホームベースを丸っこくしたかのようなD型。
緑と黄緑の吸引ローラーで塵を吸い込んでくれる「エクストラクター」です。
隅から隅まで一直線上に伸びています。
写真左上にあるのがコーナーブラシ。筆のようなものが5本集まっています。
拡大するとこんな感じ。
前モデルの「ルンバi7+」と比較してみましょう。
「ルンバi7+」は、初代からおなじみ丸型の掃除機。
エクストラクターは、中心に集中していてタイヤのところまで伸びています。
コーナーブラシの数は、3本です。
機能的にi7+で十分満足できますが、s9+になると吸引力がさらにアップ。
i7+をレンタルしたときには新型のs9+がすでに海外で発売されていたため、日本に上陸するまで購入を待っていました。
中身を開けて、詳しく見ていきましょう。
史上初。D型の形に変化した「ルンバs9+」の実物はこれだ。
どん!我が家の6人目の家族。ルンバちゃんがおうちにやってまいりました。
s9+になって大きく変化した仕様のひとつ。D型の本体。表からみるとこのような感じです。
まるっこい本体の中に1箇所だけ直線状の辺があります。
壁に沿ってぴったりとハマり細かい汚れを吸い取ってくれそうです。
クリーンベースは、ただプラグを差し込むだけ。ゴミが溜まってない限り、設定や操作をするとかはありません。
念のため、少し隙間を開けて設置をしていますが、どっしりとした感じはせず、他の家具とうまくマッチしています。
不要なコードは、ぐるぐる巻きに巻き取るスペースが裏面にあります。
クリーンベースにセットして充電することができるのは、i7+と同じ。
使い始めるまで1時間ほど充電しておきました。
細かい設定は、スマホアプリ「iRobot」を使います。
スマホからボタンを押すとルンバが起動する遠隔操作も健在。
アプリのロボット追加画面を見ると、sシリーズのみメニューが独立していました。
s9+を使用。吸引力の強さが音の大きさに現れていると感じたこと
こちらは、ルンバs9+の電源ボタンを押して、起動させた時の動画です。
「ブォォォォ〜!」
勢いよく吸引音を出しながらガタガタガタと大きな音を出しながら、素早く動いていきます。
「お、大きい・・・音、大きいよ。」
と感じたのが、最初の感想です。
狭いところになると大きく感じるものでしょうか。
ルンバちゃん、音が大きいとですよ。
こたつの下のラグを掃除しています。
使用しているラグは薄手のペラペラしたものなのか・・・ルンバの吸引力に見事負けてしまいました。
ラグの上で直接ルンバをかけるとなると、ラグを吸い込んでシワが入ってしまい、ルンバの通行を悪くしてしまいました。
その結果・・・エラー多発。
赤く点滅しクリーンボタンを押すと、このようにエラーをお知らせしてくれます。
使用しているラグとの相性が悪かったんでしょうね。3パターンくらいエラーメッセージが出ました・・・。(苦笑)
ルンバi7+と同様、ルンバs9+もできること。
ルンバi7+で備わっている機能の中で、ルンバs9+になっても使えるものをあげてみました。
- クリーンベース(自動ゴミ収集機)
- Imprintスマートマッピング
- 洗えるダスト容器
クリーンベース(自動ゴミ収集機)
クリーンベースは、ルンバが吸い取ったゴミをキャッチしひとまとめにするところ。
掃除機本体とは別に密封されたパックが入ってて、ルンバが掃除し終えた時にダスト容器にキャッチしたゴミを収納することができます。
「掃除機の吸い込みが悪いな・・・」
と感じたら、掃除機のダスト容器を開けて、ゴミが溜まっていないかをチェックしますよね。
クリーンベースで収納できるゴミの量はダスト容器30杯分。毎日掃除となると、1ヶ月に1回程度ですね。
掃除を繰り返すたびに、ダスト容器を開けて、ゴミ箱に捨てる手間がなくなります。
掃除したい時にスマホでボタンを押せば、時間や場所を選ばず自動的に掃除を開始することができます。
「なにか・・・汚れているな。」
と感知したら、サーっと掃除をする自動再開機能を搭載。
ふりかけやゴマのような細々したものを、子どもが食事中にこぼしてしまった時とかよく反応してくれて、テーブルの下へ素早く潜り込んでくれました。
掃除を終えたら、元の場所に戻って次のお掃除のためにひとやすみ・・・自動充電機能付き。
いつでも掃除開始できるよう、汚れをお部屋の中でじっとチェックしながら、常にスタンバイしています。
Imprintスマートマッピング
よく見たら、ルンバにカメラが付いているのお分かりですか?
ここです、ここですよ。
こちらは、Imprintスマートマッピングの機能で、部屋の状況に合わせて最適なパターンで掃除をしてくれます。
ルンバを数回走らせることによって、本体に内蔵されているカメラから部屋の間取りをインプット。
機械が間取りを正確に認知するために、床にモノを置かないようにしておくのがコツ。
同時に、自然とお片づけの習慣が付くというちょっぴり嬉しいオマケ付きです。
ルンバが進入して欲しくない場所は、「進入禁止エリア機能」の設定をします。
「あぶない!、お風呂場にルンバちゃん、進入してる!」
i7+をレンタルしたとき、こんなハプニングが発生したという反省もあり・・・(幸い濡れておらず)、湿気が多い浴室を進入禁止エリアに設定しています。
段差がないフラットな浴室の場合、ドアを開けっ放しにすると容易にルンバが進入してしまい、故障の原因になります。ご注意を。
より一層床をキレイにしたいときは、「ブラーバジェットm6」と連携できることも。
フローリングが多いおうちで小さな子どもを育てているご家庭に、オススメです。(欲しい)
なんたって、子どもは汚すことの天才。
3人の子育てをしていると、食べこぼしや消しゴムのカス、ナゾの物体しかり・・・あっという間に床が黒ずんできます。
写真はレンタルした時のもので、購入していませんが・・・(お値段、76,860円也。 泣)
いつかs9+との連携プレーを見せる日が来たら、レポートしようと思います。(更新日未定ですw)
洗えるダスト容器
ダスト容器とは、掃除機で吸い込んだゴミを集めておく場所。
カンタンに取り外しができて、フィルターを外せば水洗いすることが可能です。
掃除を終えて、クリーンベースに流れていくまで、吸い取ったゴミはダスト容器に入っています。
繰り返し使用していくうちに、クリーンベースに流れず残ってしまった小さなホコリが、ダスト容器にこびりついていきます。
ダスト容器の中のフィルターは2ヶ月に一度交換を推奨。交換をめどに、マメに洗浄すると良いでしょう。
(まだ私も使い始めたばかりなので、容器の洗浄するときに写真を追記します。)
もしも購入するなら、新型「ルンバs9+」の方がいいの?
結論から言うと、68平米の賃貸マンションに住んでいる我が家では「ルンバi7+」で十分、事足りました。
というのも、s9+は、i7+に搭載している機能に高い吸引力が加わりパワーアップしたものだから。
高い吸引力を求めているなら、断然「ルンバs9+」がオススメ。
吸引力に関しては、i7+の10倍も、s9+の40倍も強いんだと思うんですけど、これ以上のものってあるんだろうか・・・
9+は、ラグまで吸い込むほどの強さでした。
新型「ルンバs9+」と、ルンバi7+の大きな違いをおさらいすると
[aside type=”boader”]
- 形がD型
- エクストラクターが長い
- コーナーブラシの数が多い
- 吸引力がさらにUP! [/aside]
どちらも吸引力に関しては、本当に素晴らしいものです。
小さなことかもしれないけど、s9+でD型の形することで、より細やかなところまで気にかけるようになったのではないかと思います。
ふすまの溝のところとか・・・掃除機が入りにくく手抜きがちだったけど(笑)、ルンバが吸い込んでくれるおかげでピカピカ。
「ホコリが溜まっている・・・」というストレスから解放されました。
気になる価格ですが・・・
- ルンバs9+:186,780円
- ルンバi7+:142,860円
※ヨドバシ.comより(2020年3月20日現在)
どちらも決して安くありませんよね。
でも、一度ロボット掃除機を使い始めると、人をダメにするんじゃないかと言いたくなるほど、元の掃除機の生活に戻れなくなります。
s9+とi7+の価格差は、およそ43,000円。
吸引力と便利な機能をバランス良く使いたい時は「ルンバi7+」を選び、残った43,000円を節約すると良いでしょう。
吸引力の強さが必要かどうかで、「ルンバs9+」を購入するかどうか、決めるといいですね。
ルンバs9+を使う時の注意点
吸引力抜群で、使う人の負担をかけず、カンタン操作で使うことができるルンバs9+.
・・・ですが、吸引力が大きいことから生じるデメリットがありました。
- 音が大きい
- 薄いラグなどを掃除しにくい
音が大きい
音が大きいことに関しては、集合住宅の場合、特に気をつかいますよね。
「外まで音が漏れないだろうか・・・」
起動中に玄関を出て、近隣に音が漏れてないか・・・
昼と夜両方とも、マンションの1階から最上階までぐるぐる歩き回ってチェックしました。
玄関先の扉を開けると大きな音がして少し気になりましたが、閉め切った状態からだと外から全く音が聞こえませんでした。
(2020年3月20日現在、騒音に関するトラブルは起こっていません。)
ただ、マンションの構造によって異なりますので、100%大丈夫だとは一概に言えません。
集合住宅で使用する場合、
- 不在になりやすい平日の昼間に起動する
- 短時間で終わる設定で起動する
- 戸や窓をすべて閉め切った状態で起動する
など工夫したほうがいいでしょう。
掃除機をかけているときにホコリが舞うなど、換気の面で気になる場合、空気清浄機と併用すると多少改善されるかと思います。
ダイキンの加湿ストリーマ空気清浄機を我が家では使っています。
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薄いラグなどを掃除しにくい
我が家で使っているラグですが・・・薄手のもので、その下にホットカーペットのじゅうたんを敷いています。
薄いラグの上を走らせると、ルンバの強い吸引力でラグを吸い込んでしまいエラーメッセージが出てしまいました。
i7+ではエラーが生じなかったのですが、s9+では残念なことに・・・!(もちろん、良い意味での残念ですよ。)
ラグやじゅうたんは厚手で丈夫なものを使ったほうがいいですね。
薄いラグを使っている場合は、(ちょっと面倒だけど・・・)はがしてルンバに当たらないようにするなど、一手間必要です。
おかげで、いつも隠してしまいがちなラグの下のゴミを一掃することができたので、むしろ良かったじゃん!と思っています。(笑)
こんな感じで。ラグをめくらなければ・・・なかなか掃除しないところですよね。(え?ズボラな私だけか?)
ルンバの購入を決める前に。月額1200円からのサブスクでおためしを。
「ルンバを買いたいけど・・・家の間取りに合うかどうか、心配・・・。」
ルンバは、お仕事や子育てが忙しく掃除まで手が回らないご家庭にとって、とても便利なロボット掃除機です。
しかし、いきなり高額なお金を投資して購入することは、あまりオススメできません。
おうちの間取りや家具の配置、置かれているモノの量などは、各ご家庭によって異なるからです。
我が家の場合、リビングのラグとの相性が悪かった・・・。
というように、「こんなんじゃなかった〜!」という失敗は、実際に使ってみないと分からないものですよね。
購入する前に、期間限定でルンバをおためし利用することをオススメします。
ルンバなどアイロボット製品は、家電レンタルサービス「Rentio(レンティオ) 」と提携してサブスクプランを実施しています。
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