と、平日の昼下がりに、夫からいきなりLINEがきました。
「な、なによー!いきなり。手が離せないときに何言ってるんだ、このオッs・・・」
と、心底思いたくなる嫁ですが、ここは堪えて。
「パンケーキなんて、若い女子が好きなものなんじゃない?!」
なんて、ディスっちゃいけませんよ。(若いという言葉にグサッとくる今日この頃。)
誰もが本当は食べたいんじゃありません?ね、そうでしょ?ねー?!(しつこいw)
男だから?オッサンだから?ビジュアルがちょっと・・・。いえいえいえいえ・・・
「パンケーキ食べたい。」って言って良いんですよ。
それでも、恥ずかしければ、作ればいい!
と思い、実際におうちで作ってみることにしました。
リコッタパンケーキの「リコッタ」とは、リコッタチーズのこと
リコッタ(伊: Ricotta 羅: recocta)は、南イタリアで作られる乳清チーズである。
再び(ri)煮た(cotta)という意味のとおり、チーズ生成過程で生じたホエーを煮詰めて作ったものである。
※Wikipediaより抜粋
そもそもリコッタチーズとは、煮詰めたホエー(乳清)に含まれるタンパク質を凝固させて作るチーズのこと。
牛乳とレモンで加熱と分離をして作られる「カッテージチーズ」と製法が似ていますが、リコッタチーズは分離で残ったホエーを加熱してさらに抽出させたものを言います。
ホエー(乳清)とは、ヨーグルトやチーズを作るときに固形物と分離される液体のこと。
ヨーグルトを混ぜないで置いたままにしておくと、表面に水っぽいものが浮いてませんか。アレです。
リコッタチーズは、乳糖(ラクトース)が多く脂肪分が少ないのが特徴です。
というのも、分離するときに脂肪分が取り除かれ、作られたホエーの中に乳糖やタンパク質(ラクトアルブミン)がたくさん残っているから。
ほんのりミルクっぽい甘さと裏ごしした豆腐のような柔らかく口当たりがよく、あっさりとした食感なのです。
「ホエ〜・・・、ただの残り汁じゃないんだね。」
と、ここで涼しくなってきたところで(笑)、リコッタパンケーキの話題に戻るとして。
リコッタパンケーキ然り、パンケーキのお店へ食べに行くとなると、実際はこんな光景。
うわぁ!これは、キラキラした光景で眩しいわ!同性の私から見てもそう思う・・・。
本当は子どもが学校に行っている合間を狙って、夫とお店へ飛び込みたいところ。
ですが・・・
オッサン・オバサン2人で恥ずかしい云々よりも、このご時世、混雑を避けたい!
・・・というのは建前なのか。
ということですので、おうちで作って、女子な気分を夫に味わせることにします!!
リコッタチーズの代わりに水切りヨーグルトで代用して作ってみた。
リコッタチーズはホエーがたくさんあれば自分で作ることができますが・・・
もっと簡易的にできないかと思い、水切りヨーグルトで代用しました。
実際リコッタチーズを通販で購入することができますが、なかなか良いお値段。
水切りヨーグルトは、ヨーグルトのホエーなどの水分を除いたもの。
ザルで濾したまま2時間冷蔵庫に放置すると、ヨーグルトの固形分とホエーに分かれます。
このホエーからリコッタチーズを作ることができますが・・・
手間暇かかりそうなので(おい)、今回はヨーグルトの部分を使いましょう。
ヨーグルトですが、見た目チーズっぽいでしょ?これを使います。
うん、そういうこと。パンケーキとホットケーキの区別がつかないオバちゃん女子の私も使いますよー。
手抜き料理に見せずオシャレに映える、万能食材じゃないですかー!
いざ、ホットケーキミックス降臨〜♪
成城石井のシリーズを私は使ってます。パンケーキを味わいたいなら、パンケーキミックスも販売中。
ホットケーキミックスと卵と水切りヨーグルト(牛乳は気持ち少量程度)を入れて、混ぜます。
こちらの生地で約6枚分作ることができます。
150度に熱したホットプレートに油をなじませ、生地を焼いていきます。
1分30秒ほど経過したら、生地の端から丸みが付き、このように穴が空いてきます。
全体的に穴が空き始めたら、返してOKのサインです。
ひっくり返すと、こんな感じ。普通にホットケーキを焼くより、淡白な色になりました。
少し焼きムラ・・・できてますが、焼きムラもオシャレのひとつだと思っていただきたい。(笑)
さらに、裏面を1分30秒焼いて、お皿に移し10分ほど冷ましておきます。
人肌くらいの温度になったところで、トッピングをしましょう。
大槻が食べたのは、アイスクリームといちごソースでデコレーションされたパンケーキかな。
いちごソースだなんて、なんとゼイタクな。
私がトッピングで使用したのは、ハチミツと冷凍フルーツ。
白いクリームは、ホイップクリームではなくヨーグルト。すべて手持ちの材料です。
沼川が食べてるヨーグルトソースをイメージしてみた、ということにしておきます。
行列ができるパンケーキ屋さんのように、フワッフワ感が欲しいところですが・・・。
あらら、ペタンコな仕上がりになりました。改良の余地あり。
味は、まさに・・・! 甘くなくて、うまい!大槻の感想、そのままだ。
ホットケーキよりも生地っぽさが控えめで、あっさりとした口当たりです。
ほんのりと酸味があり、甘酸っぱいフルーツやヨーグルトともうまく馴染んでいました。
チョコバナナと粉砂糖でトッピングしたバージョンも作りました。
マンガでは登場してない?と思われますが、家族ウケしたのはこっち。
夫
オレの中の女子は満たせたぞ。
Rumi
そうか、それはよかったね。(お察し)
パンケーキは、性別や年齢関係なく食べたら幸せな気分になる食べ物です。
お店の雰囲気といい、食べる方々といい、パンケーキの盛り付けといい、
なんでこう、オシャレでキラキラしてるでしょうね。
オシャレとは無縁のオバちゃんも、パンケーキから学ぶことが多いです。
実際に作るとなると・・・アハハ、これが現実ですよ。
並ぶのもそうだけど、作るのも、なかなかハードルが高いもの。
・・・不器用さんなものでして。
こんなオバちゃんがパンケーキ作ってブログで書いて公開していること、
どうかみなさま、お察しください・・・。
不器用であれ・・・自由にトッピングできるというのが、おうちでパンケーキを作る醍醐味ですよ。
パンケーキが、食べる人を選んでいるわけではないんですからね。
すべての人が心置きなくお店でパンケーキを食べて至福のひと時を過ごせる日を、陰ながら願っております。
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ハンチョウでチーズというと、ミッシュマッシュもブルガリアのチーズを使った料理ですよね。
ブルガリアのチーズ、シレネチーズの代用でフェタチーズを使って再現しています。