「投資はリスクがつきもの。」
という言葉をよく聞きますよね。こんなこと言われると、
「投資をすると損してしまう!」
というように、とらえる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも、投資の「リスク」とは、どんなことを意味しているのでしょうか?
投資のリスクの意味を知っておかないと、「投資を始めよう!」という行動にすら至りませんよね?
もくじ
投資のリスクとは、予想と異なる結果が起こること。

最初に伝えておくべきことは、これ。
投資のリスクとは、予想と異なる結果が起こることです。
しかし、決して誤解してはいけないのが、
お金が減って損してしまうことが「リスク」であるというわけではありません。
なぜ、投資で損することが予想と異なる結果なのか?
投資をすることで、お金や資産が減ってしまうことは、普通に予測ができて起こりうることだからです。
投資のリスクとは、「危険」を意味しているのではない

「リスク」という言葉を聞くと、あまり良いイメージしないですよね。 悪い方向へと進んでしまうといったネガティブな考え方になりますよね。 もう一度言います。投資でリスクというのは、予想と異なる結果のこと。 例えば、こんな例。 日本のA社の株を買いました。 「業績が良くないし、株価も下がり気味だし、これから上がることはないでしょう・・・」 という判断で売却をしてしまいました。 しかし、A社の株価は下落することなく上昇をし続けました。 「お、この企業の株めちゃくちゃ安い。きっとこれから伸びるでしょう。」 持ち直すと判断して、B社の株を購入しました。 しかし、持ち直すどころか株価がずるずると下落を続けています。 例1も例2も、株という資産を運用するために投資をした時に起こった「リスク」です。 予測できないことに対して予想と異なる結果をもたらしてしまったことを意味しているのです。 投資をすることでもたらす危険は、悪い結果が起こる可能性のこと。 「道を歩いていたら、突然、頭の上から大きな岩が落ちてきた。」 と、言ったような突発性が高いことが起こったらどうでしょう? 岩場が多い場所で、「落石注意」という看板があれば、 「岩が落ちてくることがあるかも」という恐れを持つことができると、危険だとわかりますよね。 言い換えると、 投資をすることによって、リスクを招くことはゼロではありません。 しかし、「危険」という言葉で片付けることはできないのです。 覚えてますか? 投資の基本は、長期・分散・積立。 投資において、危険である結果は、だいたい予測がつくものがほとんどです。 危険なことには、きちんと説明できる理由があります。 株には値動きがありますし、債券には格付がありますよね。 危険を回避する方法は、ただひとつ。ハイリスクな投資をしないことです。 ハイリスクな投資はギャンブル性が高く、時には「投機」になってしまう恐れがあります。 投資を始めることで、儲かることもあれば損することもあります。 資産運用で投資を行う時に推奨している結果は、ローリスクローリターンであることです。 「資産運用せずに、現金持っているほうが安全じゃん!」 と、リスクの低い現金の価値は、確かに安定しています。 しかし、明日も1年後も金額に変化はありませんし、インフレが起こる可能性だってあります。 株や債券を持つ資産運用は、経済の状況によって変化するし、元本割れが起こるリスクもあります。 しかし、リスクがあってこそ、変動が回復し資産が元本を超える可能性だって持っているのです。 リスクを恐れてばかりでは何も始まりません。 経験を積めば、投資は決して怖いものではなく、将来のために潤いを与えてくれるものに変わるのです。 例1 株価がダウン。上昇しないと予測して売却した。
例2 これから伸びると思い安い株を購入したが、下落してしまった。
そもそも、投資の”危険”というのは何だろう?
投資のリスクを恐れてはいけない。回避するためにはまず知識。