バタバタと会社や学校に行く準備をしながら、毎朝お弁当作るのってかなりハードな作業ですよね。
同じ具材に、同じ冷凍食品、いつも似たり寄ったりです。
前日炊いたご飯をあたためたり、冷凍食品をレンチンしたり、お弁当作りに欠かせない調理器具といえば、電子レンジではないでしょうか。
いつもお弁当作りでお世話になっている電子レンジなんですが、今日は冷凍食品を使わない方法でご紹介します。
パナソニックのオーブンレンジ「エレック」は、お肉のソテーや焼き魚、焼き野菜などの主菜や副菜を同時に焼き上げることができる「お弁当セット」機能を搭載。
パナソニック「エレック」の電子レンジをレビュー。15リットルの単身向けのオーブンレンジを5人家族が使うのは不便なのか?冷凍食品のおかずではなく、生のお肉やお魚、お野菜を使ってお弁当のおかずを作ります。
エレックの「お弁当セット」機能を使って、実際にお弁当のおかずを調理し、お弁当箱に詰めてみました。
もくじ
パナソニック「エレック」のお弁当セットとは?

パナソニックの「エレック」(品番:NE-T15A2)には、肉や魚を野菜と一緒に焼き上げて調理時間を短縮する「お弁当セット」という機能があります。

扉のところに、お弁当セットのボタンと内容の記載がされています。
お弁当セットで使用するメインの具材は、
- 14 さけ
- 15 チキン
- 16 ポーク
これらを野菜と合わせることで、主菜と副菜を一度で同時に焼き上げることができます。

さけの漬焼き・和風焼き野菜

鶏のから揚げ・三色ピーマンのソテー・きのこのソテー

黒こしょう風味のポークソテー・焼き野菜
3種類のお弁当のレシピが取り扱い説明書に載っています。
手順の内容に従い、電子レンジひとつで作っていきます。
忙しい朝のお弁当作りに重宝しそうだし、栄養バランスの良いお弁当に仕上がりそうですが、実際の使い心地はどうなのでしょうか。
今からレポートしていきます。
ちなみに、パナソニックの電子レンジ「エレック」のスペックは下記のとおり。
- 発売年:2018年
- 総庫内容量:15L
- 温度(オーブン・グリル) :100~230℃
- 加熱方式(オーブン・グリル): 遠赤ヒーター。1段料理/上下ヒーターオーブン
- 自動出力(レンジ) :950W。最大約1分30秒(500W)
- レシピ数/自動メニュー数: 28/19
- 解凍 :解凍(全解凍・半解凍)
- トースト(自動): 丸皿受け台(あみ)使用/1枚4分30秒
- 自動お手入れ :脱臭
- 付属品 :丸皿(耐熱性ガラス共用皿)1枚
※Amazonの購入画面より抜粋
一人暮らしの方や少人数の家族にぴったりの15Lの小型電子レンジですが、
- あたため(自動・手動)
- 解凍
- オーブン(手動)
- トースト機能
など、備わっています。
機能が最小限で、白を基調としたシンプルな見た目なのが購入の決め手です。
「お弁当セット」の機能を使って、3種類のメニューのお弁当を作っていきます。
さけの漬け焼き/和風焼き野菜(14 さけ)

お弁当の具材となるおかずは、こちら。
- 生鮭切り身:1切れ(100g)
- 長いも:30g
- さつまいも:30g
- オクラ:2本

下ごしらえ後がこちら。お皿とボウルに入っている具材を、お弁当用として使います。
残った鮭や野菜類は冷凍できます。(さつまいもやオクラは生の状態で冷凍できます。)
保存袋の空気をしっかりと抜いた状態で密閉冷凍し、次回のお弁当に回しましょう。
長いもを冷凍するときは、皮をむかずまるごとの状態でラップをしたほうが変色しにくいです。

アルミホイルを敷いて、円を描くように並べます。


自動メニューの14番に合わせて、スタートです。

出来上がりました〜!表面パリッと香ばしい感じに仕上がりました。

オクラとイモ類では、火の通り具合に差が出そうですが・・・・加熱ムラはなく、全体的にパリッとした仕上がり。
フードマンミニに盛り付けると、ひと部屋ですべての具材が収まりました。
残りの部屋を他の具材で補う必要があります。
焼白ネギ、卵焼き、ミニトマト、きのこのソテーで埋めました。

鮭は、皮がパリッとしてて味がしっかりと付いてて美味しい!お弁当屋さんの塩鮭の味がします。
お芋も表面パリッとしてて、中はふんわり〜としてました。
オクラは焼き過ぎじゃないかなと思ったけど、余計な水分が飛んでて、苦味や青臭さがなかったです。
鶏のから揚げ/3色ピーマンのソテー/きのこのソテー(15 チキン)

お弁当の具材となるおかずは、こちら。
- 鶏もも肉:125g
- 唐揚げ粉(裏面の記載に従う)
- ピーマン・パプリカ(赤・黄):あわせて30g
- しいたけ・エリンギ・しめじ:あわせて40g
下ごしらえ後の様子。ボウルの中のものが使用量です。
すべての具材が冷凍に適していますので、まとめて切って保存袋に入れて冷凍しておくといいですね。
パプリカとか・・・1個がめっちゃデカイから1回で使い切らないし、皮が厚いので切りにくいんですよね。
冷凍しておいて食べたいときにサッと取り出せると便利ですよ。
なんたって彩キレイですし、お弁当に大活躍してくれそう!

鶏肉は、火が通りやすいように厚みを揃えておきましょう。

クッキングシートを敷き、中央にきのこを置いて、肉野菜交互に並べます。


自動メニュー15番で。

きのこのいい香りがします〜!
鶏肉がきちんと中まで火が通るか心配でしたが、問題なし。

ちょっとしっとりした感じの唐揚げと、彩がキレイなピーマン、香り高いきのこのソテーが完成しました。

盛りつけ例。
赤・黄・緑の三色の野菜があると、バランスよく摂れたって気になりますよね。
フードマンミニに盛り付けると、ほぼ一部屋 唐揚げで埋め尽くすことができました。
油で揚げず電子レンジで作った唐揚げだから、ノンフライで食べられるのは嬉しい。
カロリーが気になるけど、唐揚げ食べたいってときに、オススメですよ。

炒り卵とブロッコリーは、自分で調理して追加しました。
ピーマンで十分カラフルだから、他の具材が足されると・・・さらにカラフルになりますよね。
黒こしょう風味のポークソテー/焼き野菜(16 ポーク)

お弁当の具材となるおかずは、こちら。
- 豚ロース肉:1枚(80g)
- かぼちゃ・たまねぎ・じゃがいも:あわせて40g
- アスパラガス:1本

下ごしらえ後の様子。ボウルの中のものが使用量です。
かぼちゃやジャガイモって固いし、下処理が面倒ですよね。
前もって切っておいて冷凍しておくと、安心です。
ジャガイモは、水気をよくきっておけば、生のまま冷凍保存が可能ですよ。

豚肉は筋切りをして、ところどころ穴を開けておきましょう。
黒こしょう(小さじ1/2)、砂糖(小さじ1/2)、カレー粉(少々)、塩(少々)で下味をつけます。

アルミホイルを敷いて、このように並べます。

自動メニュー16番で。


分厚い豚肉や固い根菜類も、しっかりと火が通っています。

厚切り豚肉の中の焼け具合もバッチリです。

フードマンミニではなく、800mlの大きいフードマンに盛り付けてみました。

アスパラの彩がキレイですね。

ホクホクとしたじゃがいもとカボチャ
卵焼きとミニトマト、きのこのソテーを足しました。
エレックの「お弁当セット」の機能を使ってみた感想
パナソニック「エレック」の電子レンジに搭載されている「お弁当セット」機能を使ってみて、3種類のおかずのお弁当を作ってみました。
それぞれ、デメリットとメリットをあげていきます。
デメリット
- 野菜を切ったり、お肉やお魚の下処理が必要
- 加熱時間が長い
- 出来上がる量が少ないので、別途埋め合わせのおかずが必要
メリット
- 主菜と副菜が同時に焼きあがる
- 彩を意識したバランスの良いおかずが出来上がる
- 食材にしっかりと火を通すことができる
- 余分な油や水分が流れる