朝食を毎日摂ることが大切なことだ
なんて分かっているのに・・・毎朝時間との戦いです。
それよりもたくさん寝たい!
なんて思っているのは、私だけでしょうか。
本やネット記事を参考にすると、おしゃれで凝ったお料理が並んでいるから、とてもプレッシャーに感じてしまうんです。
栄養士さんだから、健康的な朝ごはん作ってるんでしょ?
そんなことありません、毎日作れるなんて憧れます。
朝食の本来の目的は何でしょうか?
「1日のはじまりに必要な栄養を摂る!そしてそれを毎日続けることができる!」
これで十分と思っています。
朝食をしっかり食べることから、少し頭から離れてみましょう。
もくじ
簡単に作れるもので済ますことが継続の近道
脳を活性化させ、体内のエネルギーになりやすいものがおすすめです。
血糖値の上昇を促す目的として、ブドウ糖や果糖が豊富なものです。
タンパク質にビタミンにと・・・栄養バランスにこだわってしまいがちですが、忙しい時間帯に栄養を意識しすぎると継続しにくくなります。
個人差がありますが、朝食を食べ過ぎてしまうと、胃が重たくなって仕事のパフォーマンスを落とす方も多いようです。
まずは、とりあえず何かを口にすることから。朝食を食べる習慣を身につけることから始めてみましょう。
- 簡単に作れて食べやすい
- 片付けが楽!
- いつでも食べられる
を意識しています。この3拍子がそろったものをいくつか挙げてみました。
おにぎり
ラップで握ったものをお皿に置いて提供することで食器を汚さないで済みます。
昼食のお弁当作っている場合、ご飯を多めに炊いて朝食用で同時進行で作れます。
鮭や梅、昆布、じゃこなどの具を混ぜると、バリエーションが増え、栄養バランスがよくなります。
すぐに食べれないときは持参もできます。
夏のおにぎりの持ち歩きは、黄色ブドウ球菌の食中毒が起こりやすいため、注意してくださいね。
ロールサンド
ラップの上に置いたサンドイッチ用食パンにハムやチーズ、ジャムなどのお好みの具を入れてぐるぐると巻いて包みます。
包丁を使わないでできる方法ですし、おにぎり同様持参可能です。
余裕があればレタスをちぎって入れるなど、野菜をプラスしてみるのもよいですね。
果物
バナナやキウイ、みかんなど、切る作業と盛り付けをあまり必要としないものがおすすめです。
キウイは半分に切ってスプーンですくって食べます。
バナナやみかんは包丁不要で手で剥くことができるから、持ち運びができます。
シリアルやグラノーラ
持参ができず食器を使用しますが、冷蔵保存を必要とせず賞味期限が長いのがメリットです。
量を自分で決めやすく、食べたい分だけ用意できます。
牛乳やヨーグルトと併用して食べるとさらに栄養価も上がります。
お弁当の具の残りもの
お弁当の具を少し余らせて食べたい人だけどうぞという感じで、家族に言います。
余らないように作りすぎずに、さりげなく出すことがコツです。
おにぎりやサンドイッチと併用すると栄養バランスがよくなります。
しっかりと決まった時間に摂ることにこだわらない
健康な朝食として、ご飯、味噌汁、焼き魚というような定食というのをイメージする方もいらっしゃると思います。
今やレンジで温めるだけのものやお湯を入れるものなど簡単で便利になりました。
睡眠時間をしっかり確保して、調理から片付け、自分や家族の身支度などが何事もなく終わらせることができればこれらを利用するとよいかもしれません。
しかし、家族全員分の準備となるとかなりの時間を使います。
食べた後の食器洗い・・・ネックですね。
継続してできるかというと難しいものです。
食べれるものの選択肢を増やして、何かを口にすることが出来ればOK!
そう思った方が気が楽になりませんか。
朝起きて出発前に家族と一緒に朝食を摂ることが理想なのかもしれませんが、実際朝食を摂る時刻に決まりはありません。
自分が食べることができる時間に摂っても大丈夫です。
おにぎりやパンは、仮にいま食べられなくても時間をずらしたら食べることが可能です。
すぐには食べれないという場合は、持参して電車の待ち時間を利用したり、会社や学校に着いて食べるという方法もあります。
空いた時間に余裕があるときに朝食を摂るということが継続への近道です。
持参する際はマナーを守り、お早めに食べきるようにしましょうね。
時には市販のものに頼ってもよい
起きてすぐに家を出ないといけないときなど本当にバタバタしてしまうときは、家で食べることすら厳しいと思います。
最終手段として、時には市販のものに頼ってしまうというのもありだと私は考えます。
市販のパンやおにぎり、小包装になっているバランス栄養食などです。
捨てる場所を考えなければなりませんが、持ち運びが可能です。
お財布に余裕があるのでしたら、モーニングセットを外で注文するというのもよいでしょう。
ただし、市販のものや外食は糖分や脂肪が多いものがたくさんあります。
摂りすぎないよう他の食事で調整する必要があります。その日は甘いものや脂の多いものは控えるなど工夫をするとよいですね。
朝食を食べない理由はそれぞれ
実際、我が家でも朝食を食べる日食べない日がありますが、家族にはできるだけ食べるよう勧めています。
夫は夕食の時間が遅くて食べられない、子どもは朝からいきなり物を口に入れることができないと、食べられない理由があります。
ママたちも、それぞれ都合がありますし毎朝忙しいことでしょう。
しかし、大切なことは朝食を食べようという環境作りではないでしょうか。
ちょっと見えるところに何かを置いておく、そして手を伸ばしてくれたらラッキー!という気持ちで朝食を出せる、その日は食べてもらえなくても朝食の大切さを伝えることができるはずです