「チャーハンをパラパラに作れる人ってカッコイイ〜!」
グルメ漫画などでチャーハンを作るシーンがキラキラして見えるのは・・・それほど高度なテクが求められるからなんだろうなと思っています。
「チャーハンをパラパラにするのって難しい!」
失敗を繰り返して、ごく稀に・・・成功してちょっとしたしあわせを手に入れている私です。(笑)
「チャーハンは火力が大事!」とよく言われるけど、家庭用のコンロの火力って限界があるんですよね。
今まで私が繰り返した失敗をもとに、これでパラパラになったというポイントをご紹介します。参考にしていただけると嬉しいです。
もくじ
とりあえずカニチャーハンを作りましょう
材料(2人分)

あたたかいご飯:300g ※固めに炊きます
カニかま:50g
卵:3個
青ねぎ:30g
しいたけ:2個
ごま油:適量
しょうゆ:大さじ1
酒:大さじ1
塩:適量
※直径26cmの中華鍋を使用した場合の分量です。ご飯や具材の量に好みがありますが分量を増やしすぎないように注意しましょう。
作り方

具材を細かく切りましょう。(水気が残っている場合はしっかりと切っておきます。)
カニかまは手で裂くことができます。トッピング用に少し残しておきましょう。

あたたかいご飯に卵をしっかりと混ぜて、卵かけご飯のようにします。
冷や飯で調理をすると卵と米がうまく混ざらないので、前もってあたたかくしておきましょう。

中華鍋を煙が出るほど熱します。鍋の底に油を溜めないように均一に馴染ませます。(鉄のフライパンの場合です)
※テフロンを使用される方は火力を上げ過ぎるとフッ素加工が取れてしまう場合があります。各メーカーの使用法にしたがって調理を行ってください。
※コンロのメーカーによってはセンサーが反応し火力が下がることもあります。可能でしたら解除しておきましょう。

卵の入ったご飯を一気に加えてフライパンをゆするように炒めます。
料理人のように思い切って振ってしまいがちですが、火から鍋が離れると温度が一気に下がりやすくなります。軽く前後に動かす感じです。

卵が固まったら、しいたけ→青ねぎの順で火を通していきます。
火力は強火をキープして、引き続きフライパンをゆすりながら混ぜていきます。

カニかまを加えて火を通し、その後鍋肌にそって酒としょうゆを加えます。
調味料を入れた後は急に焦付きやすくなりますので、ここは素早く行いましょう。
フライパンの火力はそのままで。

全体に調味料が混ざったらごま油を適量回しかけさっと混ぜて火を消します。塩を振って味を調えます。
(入れすぎるとベタっとなりますのでフライパン1周分さっと回す感じで)

器に盛り付けて、残しておいたカニかまをトッピングします。
チャーハンをパラパラにするために私が気をつけているポイント
1.火力は強ければいいのではなく維持すること
確かに強い火力でチャーハンを作ることは大切ですが、最も大事なのは同じ火力を維持できるかどうかです。
強火であっても、中華鍋全体に温度差があると、米が鉄板にくっ付いたり水分を上手く飛ばすことができずにベチャ付いてしまう原因になります。
フライパンをしっかりと温めて、痛めている途中で温度が下がらないように注意しましょう。
2.あたたかいご飯にあらかじめ卵を混ぜておく
あらかじめ固めに炊いたものを使用します。前日のご飯を使用する際は再加熱をしましょう。
あたたかいご飯を使用することで米粒の表面に卵の膜ができて卵が固まりやすくなります。それに油が加わることで米粒が離れてパラリと仕上がりやすくなります。卵液に水分を含みますので固めにご飯を炊いておきましょう。
3.水分が多いものは焦付きとベタ付きの原因に!
卵とご飯を最初に加えることで中華鍋に付着している油分が使用されるため、くっつきやすい状態になります。
水分が多いものが加わると中華鍋の表面がカラカラになり米のデンプンがベタッと付着しやすくなります。
具材の水気は切っておくことと、調味料を加えた後は炒めすぎないように注意することがくっつかないコツです。
4.米や具材の分量に注意!
人数が多いと一気にチャーハンを炒めたくなりますが、あまりおすすめしない方法です。
米や具材にも水分を含みます。量が増えるとその水分を飛ばすのに時間がかかってしまいますし・・・何よりも中華鍋が重たくなってしまいます。
中華鍋を動かすことは、短時間で素早く具材に火を通し焦付きを防ぐためにしています。フライパンの動きを悪くしてしまうことは非効率なことです。
5.フライパンのコンディションを見直そう
鉄のフライパンは熱伝導がよく高温調理に向いていますが焦げやすいのがデメリットです。表面が焦げた状態をほったらかしにし続けると、次第に使いにくくなることもあります。(私もよく怠ってしまいますので、なるべく時間を作ってフライパンの掃除をするようにしています。)
焦げが気になり始めたら、焦げを落としてその後、油をしっかりと馴染ませておきます。重く使いづらいところもありますが、傷つきにくくとても頑丈なので長く使うことができます。
フライパンを立派に育てるために必要なことはメンテナンスです。毎日となると・・・大変なのですが時々フライパンの状態を見直すようにしましょう。
好みがありますが・・・私の作り方はこんな人におすすめ!
- しっかりと炒めたものが好きな方
- あっさりした味が好きな方
- 短時間でさっと作ってさっと食べたい方
いろいろ試行錯誤してみましたが、最終的にこのような作り方で今に至ります。中華だしやオイスターソースなどを加えて味を濃くしたい方や卵がふんわりめが好きな方は、私のやり方では物足りなく感じてしまうかもしれません。
チャーハンの作り方って本当に人それぞれで奥が深いものですよね。
私の作り方が必ず正しいというわけではないのですが、少なくとも・・・子どもから辛口のコメントをもらわずに作ることに成功しました。家族に作った料理を失敗してしまうのは本当に凹みますよね。
中華鍋の温度と火力、具材の水分量に注意して、焦付きやベチャ付きを少なくすることが成功への近道です。参考にしてみて家庭でチャーハン職人を目指してみてくださいね。
ちなみにカニチャーハンといえば・・・
以前作りましたが、こちらの記事のカニチャーハンは本物のカニを使用してます。缶詰なので水分を多く含みしっかりと水分を切っておかないと焦付きやすいです。
味は本物のカニには敵いませんが、比較的カニかまのほうが楽に作れたのが私の感想です。