「料理をするのがつらい!」をどう乗り越える?キッチンは腹を満たすための作業場ではない!




「料理を作るのが嫌だ。つらい。」

料理をすることが好き嫌い関係なく、持っている感情だと思っています。お料理ブロガーをやってる人間でさえ、少なくとも・・・月に2回ほど(いやそれ以上かも?)訪れます。

料理を担当される方はそれぞれのご家庭で異なると思います。もしも家族の誰かがこの一言を言ったら、受け入れることができますか?

もしかしたら・・・単に甘えでしかないと思うかもしれません。一時的なことなのかもしれません。

しかし、毎日当たり前にしていることが「つらい!」と感じてしまうのは、やはり自分自身に理由があるもの。早めに対処しておく必要があります。

1.「料理をするのがつらい!」と感じる理由を考える

1.今までの経験を振り返ってみると・・・

  • 何かに追われている時
  • 疲れているとき(体調がすぐれないとき)
  • 美味しくないと言われたとき(料理の味や腕に自信をなくした時)
  • 冷蔵庫に食材が溜まっているとき
  • 台所まわりが散らかっているとき
  • 料理をすることに対してプレッシャーを感じているとき

このような場合に「つらい!」と感じることが多いです。

仕事も家事も子育ても共通して言えることなのですが、「忙しい!」と一体どこから手をつければいいのか分からなくなることがよくあります。

その場合は、自分の精神状態を第一と考えるようにしています。

忙しい→疲れた→料理したくない・・・→あ〜・・・冷蔵庫の中の食材どうしよう。子どもがお腹すかせて可哀想。私ってダメな奴だ・・・。と負のスパイラルに陥ってしまう。

することがたくさんあるにもかかわらず、忙しいから目先のことに集中してしまうと、かえって疲れが生じてしまい悪循環です。

2.こんなときは 日頃の料理の仕方を見直したがいい!

「生きていくために健康的な食事が欠かせない」

正しい食べ方をすれば、長生きできるかもしれない。間違った食べ方をすれば寿命を縮めるかもしれない。

「愛情こもった料理を作るのが大切」

そもそもお母さんは料理上手であるべきか?不味い料理は子どもの成長を妨げるのか・・・?

「食べることは、一種のコミュニケーション。家族団欒が大切」

美味しいものをシェアすることは、人との距離を縮めて一緒に幸せな気分になれる。そのために料理は美味しいものでないといけない。

「ネットや雑誌、インスタには、すっきりとした素敵なキッチンに、おしゃれなキッチン雑貨」

私の家のキッチンはどうだろうか?・・・ヤバい!人をお招きできないほど生活感溢れている・・・。

そんな気持ちがぐるぐると・・・頭の中に過っては、モヤモヤ!イライラ!と様々な種類の感情が生まれ、最終的にブルーな感情が生まれる。

「こんな本末転倒なことは、一体誰を幸せにすることができるのか?!」

毎日の生活の中で、自分の居場所のひとつであるキッチンが、まるでドロドロとした戦場のようになるのは絶対に避けたいものです。

2.1回の食事を完了させること自体かなりの時間を使うもの

1.料理の流れを大まかにまとめると

  • 食べるものを考える(肉or魚?和食or洋食?調理法は?など)
  • 家族の食べたいものを知っておく(体調・嗜好・出先で食べたものなどを把握)
  • 買い物をして食材を調達する
  • 料理をするための道具や環境を整える
  • 家の在庫の食材を管理する
  • 調理をする
  • 食器や調理道具を洗う
  • キッチン台や調理家電、テーブルなどを掃除する
  • 残った料理のその後をどうするのかを考える

時短料理や便利なキッチン用品、外食などのアウトソーシングが溢れている中、「え?!」と思われがちです。食べる側に回っている方にとっては理解しがたいというのがネックですよね。

自炊するしない関係なく、腹を満たすことには変わりない。食べる目的は同じであっても、作る側にとっては、食事のことで1日の何十%もの時間を費やしていることを、食べる側の方は忘れないでいただきたい。

出来上がっている料理を眺めて食べ終わるまでの間は、せいぜい30分程度。なんと儚く短いものなのか・・・。その後待っているのが食器洗い・・・。本当にため息でちゃう。

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2.料理は全身を使い、その上選択肢の連続である

料理をすること自体、手を抜こうと思えば抜くことができるもの。

しかし、「食べるものを決めて食べ物を入手し口の中に含ませること」これらをすべて完了させるために、数多くの選択肢が問われているのです。

それに、料理は主に手を使う。職人のように”技術的なもの”とされやすいですが、段取りや食材の組み合わせ、コスト面などを考えるのに頭を使い、スーパーに行って重たい食材を運ぶにしろキッチンで作業をするのにしろ2本の足で立っている。

全身をフルに使う作業です。これが云々と続くとなると、疲れてしまうのも当然ですよね。(苦笑)

3.料理をしたくない人のための解決策はあります

1.やりたいときにやればいい!それだけです

「そんな単純なことなのか?」と思ってしまいますが、それが一番シンプルな方法です。

料理は作って→食べて→片付けて終わり。一話完結のストーリーのように思えますが、この繰り返しが毎日となると、ただの義務的な作業になってしまい、苦痛に感じてしまうものです。

「今日はしんどい・・・」と思った場合は、お惣菜でカバーをしたり、レトルトやインスタント食品で補っても問題ありません。外食を利用したり、調理法を最小限にするなどの工夫をしてもよいでしょう。

お買い物は、ネットスーパーで賢く利用。単身の方や働いている方が使っている印象がありますが、使って良い人悪い人なんて誰に決まりはありません。

せっかく便利なものが豊富にあるんですもの。使わないと損です。そして、これらを使うことは決して”手抜き”ではなく、効率的に料理をする手段として捉えることが大切です。罪悪感を抱く必要は全くありません。

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凝った料理は、時間が空いているときや気分が優れているときなど、いつでも作ることができるチャンスがあります。そのときを狙って作るようにしましょう。

2.料理の品数や調理をする時間帯に決まりはありません

暇な時、時間に余裕がある時、体調が優れている時など。作りたい時に何品でも作っていいのです。朝昼夜と1日3食食べることが一般的なため食べる直前に調理をしてしまいがちです。

「朝に朝ご飯を作る」「昼に昼ご飯を作る」「夕方に夜ご飯を作る」この時間の縛りに囚われないことが重要です。

午前中のうちに3日分の料理を作って保存容器に入れて作り置き。午後からは子どもと遊ぶ時間にまわしたり、趣味の時間に使ったり。作り終えることができなければ、野菜をカットしておくだけでOK。

たくさん野菜が残っていれば、まとめてカットしてジップロックに入れて冷凍しておくだけでも全然違います。

いかに次に楽をするのかを考えるように・・・下ごしらえをコツコツと進めていきましょう。

3.調理の前にキッチン掃除を徹底しよう

「そもそも食材を扱う気になれない・・・」

そんなときは、キッチン周りを見渡してみましょう。もしかしたら料理をする環境としては不十分なこともあります。

キッチン周りに今から調理するものと関係ないものが置かれていると、作業をしているときに気が散ってしまい作業効率を悪くしてしまいます。

調理をするということを一切考えずに、キッチン掃除から始めてみます。キッチン台やガス台、シンク周りを拭いたり、家電にこびりついた汚れやフライパンや鍋の焦げを落としたり。使っていないキッチンツールや調味料なども整理します。

調理をしたものが口の中に入り腹を満たしそこで、”食べる”が成立します。掃除なんて関係なさそうに思われがちですが、その工程をスムーズに行かせるためには、キッチンの環境を整えることに意味があります。

「その後、調理するなんて逆にきついでしょ?」

と、どうしてもしんどい場合は、もちろんその日の食事を外食やお惣菜で済ましても構いません。これは、掃除をした人じゃないと実感できないことですので、とにかく騙されたと思って掃除に没頭してみましょう。

4.冷蔵庫の在庫をチェックし すっきりしておこう

食べたいと思うものはその日によって異なりますが嗜好を優先してしまうとあっという間に食材が溜まっていき、食材管理を複雑にしてしまいます。

料理に対するモチベーションを下げてしまう原因にもなりかねません。必ず冷蔵庫内のものを先に使うことを優先するようにしましょう。

品質の劣化が早い生鮮食品や賞味期限が近いものはないか?あらかじめチェックしておきます。週に1度か2度、棚卸しの日を決めておくといいですね。

5.栄養バランスは彩(いろどり)でカバー

在庫ものだけに頼るのは、栄養バランスに偏りが出てくる場合があります。栄養バランスを意識する簡単な方法は、”彩”です。栄養バランスを整えるカギと言っても過言ではありません。

食材の色は主に、赤・黄・緑・白・茶(黒)の5色に分類されます。

例えば、ご飯(白)・紅鮭(赤)・卵焼き(黄)・ほうれん草のおひたし(緑)きのこと海藻が入った味噌汁(茶)。在り来たりの献立なのですが、すべての色が揃っていますよね。

こんな感じで十分です。この5つの色の食材をゲーム感覚で集めていくのです。調理法は焼くだけ茹でるだけのような簡単なもので問題ありません。

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もちろん、お惣菜など出来合いの物で補うことも賢い手段です。積極的に活用しましょう。

4.調理することに囚われ過ぎないこと

長い記事でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。先ほど申したことをおさらいしますと、

  • 気分が優れているうちに冷蔵庫を眺めて、調理できるものは調理しておく
  • 作ったものは必ず食べること前提であること (無駄にしないこと)
  • 作る時間に縛られないこと
  • 決して無理をしないこと
  • ”手抜き”は効率的に料理をする手段であると考えること

が重要なことです。

真面目な方に限って、手作りを重要視し凝った料理にこだわりがちです。しかし、満足できる料理を作っていくための一番の基礎となるのは、料理をしている人の健康です。体力的なこともですが、精神状態も含めてです。

食事は生きていくために欠かせません。どんなに健康的な食事でも、「ただ腹を満たせばいい」と作っている食事と、「楽しい!」と思って作った食事では、食事に対する幸福度が大きく異なります。

いくら頑張って一生懸命作っても、食べる人はもちろん作る人が不幸になってしまう料理を、私は作りたくない。楽することを覚えることが料理を楽しく続けられるためのコツです。

ABOUTこの記事をかいた人

30代前半。2児の母で管理栄養士の資格を持つ専業主婦。料理は得意でないが料理を作らずにはいられない。食べ物を粗末にすることが大嫌いな私が、毎日食べ物で遊びまくっているブログでございます。食生活が多様化している中、”食”を通して自分や家族がプラスに過ごせるためのシンプルな方法を発信していきます。